毎年秋から冬にかけて猛威を振るうインフルエンザ。

最近ではあらかじめ流行りだす前に予防注射を打つ人も増えてきましたが、仕事が忙しくてなかなか病院に行けない…。
大丈夫!マスクや手洗いでしっかり予防しておけば自分はかからない!なんて注射を打たない方も多いと思います。

 
でも、そういうときに限って、ある日突然高熱がでて「あれ?これってもしかして・・。?」なんてことになってしまった経験ありませんか?

「仕事休めないのに!熱が下がったらもう出勤しても大丈夫だよね?」
「インフルエンザだったら…治るまでどれくらいかかるんだろう?」

なんて急に焦ったりして…。
私も経験がありますが、病院にかかって初めて「そういえば、そもそもインフルエンザってなんなんだろう?」なんて思うんですよね。

今回はそんな「インフルエンザって何?」についてお話します。

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インフルエンザと風邪の違いは何?

インフルエンザとは?

インフルエンザはインフルエンザウイルスにより発症する急性感染症です。

一般的なインフルエンザの症状として、まず突然38℃~39℃の高熱に襲われます。
その後、頭痛・腰痛・関節痛など全身の痛みや体のだるさを感じるようになり、一般的な風邪の症状である咳・鼻水・のどの痛みが現れます。
まず高熱と全身の痛みが現れるのがインフルエンザの特徴と言えるでしょう。

 
インフルエンザウイルスは潜伏から発症するまでの時間が短く、感染から16時間~72時間程度で発症するといわれています。
それから48時間程度で症状がピークを迎え、その後徐々に快方に向かいます。
短期間で発症し、また、短期間で回復する傾向が強いといえますね。

 
ですが「なんだ、すぐ治るんだ!」と安心してはいけません。
インフルエンザに罹った人のもともとの体の状態によってケースは異なりますので、日頃の栄養状態や免疫の状態が悪い場合や、高齢者の方などでもともと体力が落ちている方などは肺炎などの合併症によって死亡するリスクもあります。

 
このような面では、風邪症状に比べて一気に発熱、発症、重篤化に至るケースが多いようです。
一方、免疫が強い人は、薬を飲まなくとも発症から症状が治まるまで一昼夜程度という短時間で押さえ込めるケースもあります。

風邪って何?

風邪は通常、細菌感染やウイルス感染によって発症します。
ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスなど…聞くだけで「???」な名前のウイルスばかりですが、これらのさまざまな種類のウイルスが原因で引き起こされる症状を「風邪」とよんでいます。

 

  • 熱は出ないけど、鼻水が止まらない
  • 夏なのに熱や鼻水が出てお腹も下している
  • のどの痛みが特にひどい

 
このように、ひとくちに「風邪」と言っても、その症状にはいろいろな違いがありますよね。
実はこれは、感染しているウイルスの種類が違う為に、それによって現れる症状もちがうからなのです。
以前はインフルエンザも風邪の一種として扱われていましたが、その症状が特化しているため、今ではインフルエンザとして区別されるようになりました。

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インフルエンザは治るまで何日かかるの?

インフルエンザは大きく分けてA・B・Cと種類があります。
その中でも、毎年のように流行して私達を悩ませるのがインフルエンザA型と言われるものになります。病院で打つ予防接種もこのインフルエンザA型を想定したものです。

 
どのインフルエンザウイルスに感染したかで変わってきますが、最も流行するこのA型では潜伏期間は1~3日と言われています。
ウイルスに感染をして、早い人で16時間、遅くても5日以内には発熱の症状があらわれ発熱してから完治するまでは約5日と言われています。

 
ぐずぐずと症状が長引く風邪とは違い、短期間で発症し、短期間で完治するのもインフルエンザの特徴です。

また、インフルエンザウイルスの特徴としてもうひとつ、ウイルスがものすごい勢いで増殖するというものがあります。

その増殖スピードはすさまじく、1つのインフルエンザウイルスに感染すると8時間後には100個に増殖し、24時間後には百万個にまで増加すると言われています。

また、ウイルスは症状が現れて2〜3日後に増殖のピークを向かえます。ウイルスの増殖に伴い症状も深刻なものになりますので、なるべく早い段階でタミフルやリレンザ等の抗ウイルス薬を服用し、増殖を抑えることが早期治療の鍵です。

インフルエンザの感染力はどのくらい?ピークは?

インフルエンザの感染力は発症から3日後がピークだと言われています。
発症から3日ですと、大抵の場合まだ熱が出ている状態ですので、仕事等で外出する事はあまりないと思いますが、この時の咳やくしゃみ、鼻水には大量のウイルスが含まれていますので家庭内での感染には気をつけてください。

 
また、熱が下がったからと言って、完治したわけではなく、ウイルスはまだ体内に残っています。熱が下がっても2日ほどウイルスを排泄し続けますので熱がさがってもすぐに会社や、大勢の人と接触するような場所に行くのは控えたほうがいいでしょう。

 
ちなみに学校の場合、学校保健安全法で「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」が出席停止期間として定められています。

以前、ウイルスの増殖を防ぐ抗インフルエンザウイルス薬のおかげで、まだ体内にウイルスが残っているにもかかわらず熱が下がり、完治したと誤解して学校に行った結果、周りを感染させてしまうといったことが多発しました。

 
これにより、発症後5日を経過するとある程度感染力はおさまるという臨床実験の結果をもとにした「発症した後5日を経過」かつ「解熱した後2日を経過」の両方を満たす期間、登校する事は出来ない。という規則が定められたのです。

 
発症日は38度以上の熱が出るなどのインフルエンザの症状が現れた日となりますので、例えばたった1日で熱が下がってたとしても、熱が出た日から5日間は出席停止となるのです。

 
しかし大人の場合はこれといった法が無く、会社によって基準が定められているところもあれば、まったくないところもありますので、その場合はこの基準に則って行動するのがいいでしょう。

 
ですが、どうしても外にでなければいけない用事がある場合もあるかと思います。そのような時は咳や鼻水が出る間は感染するかもしれないと思って次の事に注意して行動するように心がけましょう。

 

  • マスクの着用
  • こまめな手洗い
  • 咳を抑えるためにも加湿などをしてのどをケアする、またしっかりと水分を取る

 
こうすることで、咳を沈めまた飛沫による感染を抑制することができます。

まとめ

初期のうちに病院に行っておかないと最悪の場合は脳炎や肺炎など重度の感染症を引き起こす場合がありますので、この時期、この手の症状が出たら休みの日でもすぐに、休日診療所などで診てもらいましょう。

また、インフルエンザは解熱後も注意が必要です。感染の拡大を防ぐためにも出来るだけ発症してから5日間、解熱後2日間は外出を控えるようにしましょう。

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