異動・転勤する上司へ、色紙にメッセージを寄せ書きしてプレゼント。
異動時期にはよくある光景ですが、メッセージの文章に何を書くか悩んじゃいますよね。
お世話になった上司へどう感謝をつたえるか、締めの言葉に「頑張ってください」は失礼なのかななんて言葉に気を使って、なかなかどう書いたらいいかわからなくなりませんか?
あまり接点のなかった親しくない上司の場合は何を書いたらいいかわからず、さらに困っちゃいますよね。
そこで、今回は・・
- 上司がもらって嬉しい送別のメッセージ
- 上司へのメッセージで失礼の無いおすすめの締めの言葉
- あまり親しくない上司への送別メッセージの書き方
こんな、異動や転勤する上司への寄せ書きメッセージの文例をご紹介します。
海外赴任、結婚・出産・病気による休職や退職、定年退職の場合など、パターン別での上司や先輩、後輩への送別のメッセージはこちらで別にまとめています。
もくじ
上司の異動の寄せ書き例でもらって嬉しいメッセージ
正直で真っすぐな感謝のメッセージ
上司に限らず、人が言われて嬉しい言葉と言うのは「嘘のない誠実な言葉」です。
上司は今まで沢山の部下や後輩を見てきています。
ゴマもすられていろんなお世辞も言われてきたでしょうし、うわべだけのありがとうも聞き飽きる程言われてきています。
メッセージに限らず、人がどういう気持ちでその言葉を言っているのかが薄々わかってるんですよね。
「失礼が無いように」「丁寧な言葉で」ときれいな言葉を上手に書くよりも、本当に自分が思っている感謝の気持ちを素直に文章で表現しましょう。
- まだまだ未熟な自分なのに、信頼して仕事を任せてくださってありがとうございました!一緒に仕事が出来て本当に楽しかったです。
- 正直、なんでいつも自分に厳しくするんだろうって思っていましたけど、〇〇さんが厳しく指導してくださったおかげでここまで成長できました。ありがとうございました。
- 入社した時は正直「怖そうな人だな…」と思っていましたが、いつも私のことを気にかけてくださって…今では本当に優しい方だなと感謝しかありません。怖いなんて思って申し訳ありませんでした。(笑)
少しくらい砕けた感じの方が、気持ちが伝わります。
堅苦しい言葉にはなかなかうまく気持ちを込められず、メッセージを後から読み返した時になんだか薄っぺらい印象になってしまいがち。
書いている内容が失礼じゃなければ、言葉の言い回しや表現には神経質にならない方がいいと思います。
また、感情表現のポイントは「楽しい」という言葉です。
「あなたといると楽しい」って言われると素直に嬉しいですよね。
それだけじゃなく、「楽しい」って人がなにかをする時のやる気の原動力になる感情ですよね。
仕事をするうえで「楽しい」と言う気持ちは「積極的に仕事に取り組む」という姿勢に繋がります。
「一緒に仕事が出来て嬉しかった・光栄でした・良かったです」
表現方法はいろいろありますけど、その中でも「一緒に仕事ができて楽しかった」という言葉には「部下をいかにやる気にさせるか」という上司の役目がきちんと果たせたんだなと、自分がやってきた成果を感じる事ができるそうなんです。
「毎日楽しかったです」なんて書くと、ただの日記みたいになっちゃいますけど。笑
「一緒に仕事が出来て楽しかったです」は、かなりおすすめな一言だと思いますよ。
上司との具体的なエピソードを盛り込んだメッセージ
仕事の事でも飲みに行った時のことでもなんでもいいので、上司との具体的な想い出のエピソードをメッセージに交えましょう。
注意したいのがこちらのメッセージ。
いろいろとお世話になりました
いつもご指導くださってありがとうございました
つい書きがちなメッセージですが、これって寄せ書きのメッセージでもらって一番嬉しくない言葉なんですよね。(;´・ω・)
書く事なかったんだろうな…って相手が思ってしまう典型的な文章なので「いろいろ」「いつも」はNGです!
その「いろいろ」や「いつも」をほんの少し具体的に表現するだけで、相手に与える印象が全然変わってきます。
- 〇〇の仕事の件では自分のミスをフォローしてくださってありがとうございました。
あれから、自分の中で仕事に対する考えが変わりました。 - 〇〇の仕事でミスをした時、落ち込んでいる自分を励ましてくださってありがとうございました。部長が「俺も昔同じ失敗したことんだよ。大丈夫、誰だってやってる事だから」って言ってくださったおかげで救われました。
上司から言われた言葉をメッセージに盛り込むと一層印象深いメッセージになります。
上司は部下に厳しくしてきたことを意外と気にしているものです。
心のどこかで「自分は部下から嫌われてるだろうな…でも、仕方ない」って思っている人も結構いるもの。
具体的なメッセージをもらうことで、自分の気持ちがきちんと部下に伝わってたんだなと嬉しくなるそうですよ。
上司の異動の寄せ書きメッセージの締めの言葉は?
感謝の気持ちや今までのエピソードを書いた後は、締めの言葉で気持ちよくメッセージを終わらせたいですよね。
でも、上司へのメッセージの締めくくりの言葉っていろいろ悩んじゃいませんか?
「お身体に気を付けて頑張ってください!」
締めくくりの言葉に「頑張ってください」ってつい書いちゃいたくなりませんか?
でも、目上の人への「頑張って」は上から目線で失礼だと感じる人もいるんです。
「頑張ってください」というのは言い方はソフトですけど、相手に対して「頑張れ!」と命令しているような印象を与えてしまいます。
よほど親しい間柄の上司であれば「頑張ってください!」という表現も問題ありませんが、やはり目上の人に対しては「頑張って」と使わないほうが無難です。
でも、私たちは日頃そんな気持ちで「頑張ってください」って使ってるわけじゃありませんよね。どちらかというと「頑張ってください!(応援してます!!)」なニュアンスが強くはないですか?
そこで、頑張っての代わりに目下の人が目上の人に使う言葉として一般的なのが…
- ご活躍をお祈り申し上げます
- 陰ながら応援しています
というもの。
「お祈りする」「応援する」という自分がどうするという表現を使うことで、相手に対して失礼な印象を与えません。
感謝の言葉や上司とのエピソードのメッセージの後に…
- 今まで本当にありがとうございました。新任地でのご活躍をお祈りしています。
- 新しい部署でもお忙しい日々が続くと思いますがお体を大切になさってください。更なるご活躍を陰ながら応援しています。
相手の健康を気遣うメッセージも締めの言葉にはぴったりです。
「祈念いたします」「ご自愛ください」もいいのですが、柔らかい印象を与える表現の方が気持ちが伝わりやすいですよね。
寄せ書きのメッセージでは短い言葉にいかに気持ちを込めるかがポイントですよ。
上司の異動のメッセージで親しくない場合の文例
寄せ書きのメッセージで困るのが、あまり親しくない上司へのメッセージ。
普段そんなに接点がないって自分も相手もわかっているので、どうしても定型なメッセージになりがちです。
一番悩むのが「お世話になりました」とすら書けないような相手の場合ですよね
(;´・ω・)
相手にも「お世話したっけな?」なんて思われそうで、なんて書くのがベストなのかわからなくなりませんか?
そんな時におすすめなのが、あまり親しくなかったという事を隠さず伝えるメッセージにする事です。
- 〇〇さんと一緒に仕事をする機会はあまりありませんでしたが、いつも同僚から話を聞いていて、いつか私も〇〇さんの元で仕事をしたいと思っていました。願いが叶わず残念ですが、その日が来ることを楽しみにしています!
- あまりお話する機会がないまま〇〇さんが異動されるのが本当に残念です。今度一緒にお仕事をさせていただく機会があれば、その時はどうかよろしくお願いします。
仮に自分が寄せ書きのメッセージをもらった時の事を考えても、「今までお世話になりました」「ありがとうございました」ととりあえず気持ちのこもってない文章を書かれるよりも、素直な気持ちが書いてあった方が印象が良くないですか?
親しくない上司へのメッセージで困ったときは、「今後の関係性を発展させたい」と感じられるようなメッセージがおすすめです。
上司の異動の寄せ書き例のまとめ
色紙の寄せ書きやメッセージってもらう側にとっては意外と嬉しくて、後々何度も読み返してしまうものです。
ほんの数行の言葉ですけど、そこに込められた想いや気持ちはいつまでたっても残るもの。
マナーや礼儀も大切ですが、それ以上に気持ちのこもった文章を書くことが相手にとって一番うれしい事だと思いますよ。
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送別の寄せ書きのメッセージの文例一言集【海外 結婚 病気 退職】
また、こちらでは海外赴任、結婚・出産・病気による休職や退職、定年退職の場合など、パターン別での上司や先輩、後輩への送別のメッセージをまとめています。こちらも参考にしていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。