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冷えない体をつくるための基本はなんといっても食事です。
体の中で効果的に熱エネルギーを作り出すために必要な栄養素を積極的に摂ることで「冷えないからだ」を作ることができます。

また、冷え性改善になによりも大切なのが「朝食」。
今回は冷えに効果的な栄養素と朝食のおすすめメニューについてご紹介します。

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冷え改善に効果的な栄養素

以前「体温をあげる仕組み」についてお話しましたが、体の中で熱を作る燃料となるのが「食事」です。

⇒ 女性の冷えはなぜ起こる?体温を上げる仕組みとダイエットや食事を見直そう!
 

食事をすることで体内に熱が生み出される…と聞いたら「カロリーのあるものを食べれば沢山熱がつくられるんじゃないの?」と思ってしまうかもしれませんが、ただやみくもに高カロリーのものを食べればいいというわけではありません。

効率よく熱を作り出すために必要な栄養素というのがあるんです。

熱の素の栄養素と熱に変える栄養素

私たちの身体は「三大栄養素」と言われる、タンパク質・脂質・炭水化物がベースとなっています。そして、この三大栄養素が肝臓で分解されるときに、体の中に熱が生まれます。

しかしこの三大栄養素、単独では分解されないので「分解役」の栄養素が別に必要になってくるんです。

それが、ミネラル・ビタミン・酵素なんですね。

つまり、三大栄養素とミネラル・ビタミン・酵素の栄養素をバランスよくとることが「効率よく熱を生み出す体=冷えない体」の必須条件というわけです。

冷え性改善の食事で気を付けること

三大栄養素と「分解役」のミネラル・ビタミン・酵素をバランスよく摂る…ということはわかりましたが、細かく一つ一つの食材について考えるのは難しいし、面倒ですよね?

そこで、食事をとるときのおおきな目安についてご紹介します。
家でご飯を作ったり、外食をするときなどにちょっとこれを意識するだけで「冷えない体のための食事のとり方」ができます。

 

  • タンパク質を積極的に摂る
  • 食品:牛・豚・鶏肉、赤身の魚、たまご、大豆、乳製品

    三大栄養素の一つである「タンパク質」は筋肉をつくるので冷えない体づくりには欠かせません。
     

  • 発酵食品を食べる
  • 食品:キムチ、納豆、みそ、しょうゆ、ヨーグルト

    キムチや納豆などの発酵食品は「分解役」の酵素が豊富な食品。腸内環境を整える乳酸菌も豊富ですので胃腸での消化吸収がきちんと行われ、肝臓での分解作業もスムーズに行われることで効率よく熱を生み出すことができます。

     

  • 少量の刺激物を摂る
  •  食品:しょうが、ねぎ、わさび、唐辛子、胡椒、パクチー、しそ 

    刺激物を食べると体がカッカと熱くなりますよね? スパイスには代謝を上げて血の巡りを良くする効果があり、また独特な香りが自律神経に働きかけて食欲を増進してくれます。

    摂りすぎるとかえって胃を炒めることになりますので注意してください。

     

  • 1日2リットルほどの水分を摂る
  • スープや味噌汁などの汁ものの水分や、お茶、紅茶などの飲み物も併せて1日に約2Lほどの水分を取ると体の代謝がアップし、冷え性対策になります。

    しかし、冷たい飲み物は逆効果です。飲むときはお湯か白湯、常温のものを摂るようにしましょう。

    また、食事の前に水分を摂ると胃の消化液が薄まってしまい消化能力が落ちてしまいますので食事前には大量の水分を摂らないようにしましょう。
     

  • 東洋医学の「陽」の食べ物を摂る
  • 東洋医学では食べ物は「陰と陽」に分類され、体を冷やす食べ物は「陰の食べ物」、体を温める食べ物は「陽の食べ物」と考えられています。

    わかりやすい「陽の食べ物」の見分け方は「秋冬が旬の食べ物」「根菜類」「ネギ類」「寒い地方で収穫されるもの」です。

ざっくりとですが、食事のメニューを決めるときにこれらをちょっと意識するだけで「冷えないからだづくり」ができます。

一つ一つの食材の栄養素や効果について細かく調べようと思うとなかなか気が乗りませんが、大きな目安としてこういった食事のとり方をする事は今すぐにでもできそうですよね。

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冷え改善のためのおすすめ朝食メニュー

冷えない体づくりにとって、一番大切なのが「朝食」です。
朝食の重要性については冷え性に限らずいろいろと言われていますので、しっかりと朝食を摂っている方も多いと思います。

 
しかし、何かと忙しい朝…。時間に追われてついつい朝食を抜いてしまったり、時間をかけずに食べられるからと食パンやシリアルに牛乳やコーヒーだけなんてこともあるのではないでしょうか?

 
でも、これではミネラルやビタミンが不足していますし「冷えない体づくりのための朝食」とは言えません。

朝食では、次に燃料補給をする昼ごはんまでの十分なエネルギーを摂る必要があります。

食パンやシリアルをミネラルが豊富な「玄米」が含まれたものに変え、たまごやチーズを使ったおかずを食べるようにすることでタンパク質が補給できます。

 
女性の場合は特に「朝はフルーツやヨーグルトだけ」…なんていう人もいるかもしれません。

これらの食品には「分解役」の酵素がたくさん含まれていますので本当は冷えない体にはいい食材なのですが、これだけしか食べないのでは量が足りず意味がなく、むしろ体を冷やすことになってしまいます。

朝はしっかりとエネルギー源となるものをバランスよくとることを心がけましょう。

冷え性改善のための和食の朝食

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主食:玄米ご飯・・・ミネラル
   うめぼし、漬け物・・・スパイス

おかず:たまご、鮭、あじ、納豆・・・発酵食品、タンパク質

味噌汁:みそ、根菜、ねぎ・・・陽の食べ物

よくある「日本の朝ご飯」ですが、見事に「冷えないための食事のとり方」に当てはまっていますよね?

玄米ご飯が簡単に用意できない場合や苦手な人は、ご飯に押麦やビタヴァレーなどの栄養補助食品を混ぜて炊くと効果的にビタミンを摂ることができます。
「米麦」などは食感も自然ですので苦手な方でも食べやすくておすすめですよ。

冷え性改善のための洋食の朝食

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主食:全粒粉パン・・・ビタミン

おかず:チーズ入りスクランブルエッグ、ハムエッグ、ベーコン・・・タンパク質
スープ:ニンジンや玉ねぎのスープ:根菜、スパイス

パンは食パンではなく、全粒粉や麦パンなどの「色のついたパン」を選ぶようにしましょう。
タンパク質が簡単に取れるハムエッグや、チーズ入りスクランブルエッグは調理時間も短いので忙しい朝にもぴったりです。

まとめ

冷え性を改善するためには食生活を見直すことが第一です。
毎回の献立やメニューを選ぶ際に「冷えないための食事のとり方」をちょっと意識するだけで自然と「冷えない体」に近づきます。

 
また、どんなに忙しくても朝ご飯をしっかりと摂ることも大切。
いつもより15分早起きして朝ご飯を食べることで、冷えない体とスムーズな1日のスタートが切れるようになりますよ♪

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