なぜ宴会などというものがこの世にあるのか?
宇宙の果てはどこなんだろう?
なんてノリと同じくらい哲学的なスケールで悩んでいた新人の頃。
私は本当に職場の飲み会が嫌いでした。笑
仕事以上に気を使う会社の飲み会・・・。
お酒の注ぎ方や上司、先輩への気配りなど、会社の宴会に慣れていない新入社員にとってはとても気を使う大仕事ですよね。
どうにかして行かないですむ方法はないものかと必死に考えたものです。
でも、飲み会が嫌いなのは、上手に宴会を立ち回れずに気疲れするから。
自然な気遣いができるようになれば、会社の飲み会なんて大したことないんです!
立ち回り方次第では自分の存在を上司や先輩にアピールできる絶好のチャンスにもなりますので、苦手はなるべく早く克服してしまいましょう。
そこで今回は、会社の宴会で失敗しないためのお酒の席のマナーから
「お!コイツ気が利くじゃん!」と思われるような気の使い方まで
宴会前に抑えておきたい「マナーブックには載ってない新入社員の飲み会での振る舞い方」を宴会開始から宴会後までのシミュレーション形式でご紹介します!
もくじ
新入社員の飲み会のマナーとは?
新入社員の飲み会の心得としてなによりも大切なことがあります。
- 会社の飲み会は仕事と割り切る
- いかに上司や先輩に気持ちよく酔ってもらうかを考える
私はこの2つを心に留めておくことで、自然と新入社員としての飲み会の立ち振る舞いができるようになりました!
これからさまざまな「新入社員の飲み会マナー」をご紹介させていただきますが、全てこの心得に基づいた行動になっています。
そのあたりも意識してチェックしていただけると+αの「オリジナルな心配り」が見つけていただけるかと思います。d(-∀-●)
それでは「おっ!コイツやるじゃん!」と思われるための新入社員の飲み会シミュレーション!…スタートです!
飲み会開始時刻の15分前には到着しておく
上司や先輩と一緒に会社から直接行く場合は別ですが、休みの日の宴会や出先から直接飲み会の会場へ行くような場合は、誰よりも先に宴会会場に到着する心構えが大切です。
歓送迎会・忘年会や新年会などの幹事がいるような大きな飲み会では…
何かお手伝いできることはありませんか?
と、幹事の人に手伝いをかってでるのがベスト!
気が利くポイントを1ポイントゲットできます。
会社の飲み会の席の上座と下座は?
気になるのが飲み会の席ですが、お店の作りや机の配置によってパターンはさまざま。
全てを覚えるのは一苦労です。
まずは入口から一番遠い席が上座、入り口に一番近い通路側の席が自分の席!とざっくり覚えておきましょう。
それでも迷ったときのポイントは…
自分が動きやすい場所はどこか?
上司が快適に飲める場所はどこか?
例え入口から一番遠い席が上座だったとしても、場所が狭い、隣のテーブルとの距離が近い、エアコンの真下で空調が直接当たる…など、上座が必ずいい席だとは限りません。
部長、そちらのお席は狭くないですか?
エアコンの風が直接当たりそうですが…
と、一言かけてみるのもいいかもしれません。
マナーだけにとらわれず、臨機応変に場の状況に応じた対応してみることがポイントです。
席についたら、コートや上着をかけるハンガーが用意されているような場所では、率先して「おかけします」と動きましょう。
メニューを差し出す
まずは飲み物のメニューを広げ、上司に向けて差し出し、飲み物の注文を確認します。
部長はビールはエビスでよろしかったですか?
この時にグッと高印象なのが、相手の好みを把握したうえで確認する事。
ビールの銘柄がいくつもあるようなところでは、「銘柄は…?」と聞かずにと先手を打つことがポイントです。
注文が終わったら、お箸やお通しなどを上司や先輩の序列順に配ります。
取り皿も配って構いませんが、鍋やサラダなどを注文した場合はどうせ後々自分が取り分ける事になります。
手元に残しておくと、後から動きやすいですよ(b’V`)
乾杯のマナー
お酒が全員にいきわたったらいよいよ乾杯!飲み会という大仕事の幕開けです!
乾杯の時は…
- 姿勢を正し、乾杯の音頭を取る人の方へ体を向ける
- ジョッキやグラスを右手に持ち、左手はグラスの底を軽く支える
- 乾杯の時は誰よりも低いポジションでグラスをぶつける
- 上司や先輩がグラスに口を付けたのを確認してから自分も飲む
最初のうちは面倒ですが、慣れると自然にできてきちゃいます。
また、瓶ビールでの乾杯の時はちょっと勝手が違います。
「それでは乾杯の準備を…」という空気になったら、すかさず瓶ビールを手にして上司にビールを注ぎましょう!
席順のバランスを考えて、前もって自分が誰にビールを注ぐか決めておくと出遅れることがありません(`・ω・´)
万が一出遅れて誰にもビールを注ぐ相手がいない場合は、とりあえずビール瓶を持って「注ごうとしましたアピール」だけは忘れないようにです。笑
なにもせずに注がれるのを待つのだけはやめておきましょう!
新入社員が飲み会で失敗しないための気配りポイント
飲み会での料理の取り分け方
料理が来たら飲み会スタート!
ここからいよいよ本格的な気配りが求められます。
ここでのポイントは…
上司に先に食べてもらう
サラダや鍋物などは率先して取り分ける
自分の空腹はひとまず我慢です。
まずは上司が一通りのメニューに口を付けるのを待ちましょう。
私は自分が早く食べられるようにと、とにかく上司に料理をすすめます。笑
サラダお取りしますね。何でも入れて大丈夫ですか?
鍋は何かお嫌いなものはありますか?
積極的に動きつつ、好き嫌いもチェックしながら料理をとりわけていると「お前も食べろよ」なんて言ってくれます。
こう言われたらしめたものです。
まだまだ続く戦いに備えて、言葉に甘えて腹ごしらえしちゃってください!
でも、この時に気を付けたいのが…
家で食べる時のように料理を食べない
美味しそうな料理がたくさんある飲み会。
思いっきり食べたいところですが、料理を食べる時もマナーには気をつけてくださいね。
気を付けるポイントはただ一つ!
選ばない!!
これだけです。
- 刺身や串ものは選ばず自分の一番近くに盛ってあるものを取る
- 注文した料理が沢山あっても、自分の手の届く範囲の近場のものを取る
隣の人の目の前に手や箸を伸ばして料理を取るのはやめておきましょう。
「恐れ入りますが…」と取ってもらうのも、新入社員のうちは頼みにくいですし、人によってはマイナスにとらえる人もいるんです。δ(´д`; )
今日は仕事だ!と割り切って、目の前にある料理を食べた方がいろんな意味で楽ですよ。笑
飲み会でお酒を注文するタイミング
料理やお酒を楽しみながらも全体をチェックすることは忘れちゃいけません。
- 空いたお皿やグラスは率先して片付ける
- 上司のお酒は足りているか?残り1/3くらいで「次は何になさいますか?」と声をかける
最重要ポイントは「上司のお酒の残り具合のチェック」です。
お酒を飲むための飲み会で、飲み物が無い状態なんてのは一番避けなくちゃいけない事。
周りのグラスのお酒の量にはとにかく目を光らせておきましょう!
話を聞きながらさりげなくグラスを確認し、切りのいい所で「次は何を…?」と切り出します。
グラスやジョッキの1/3程度に減ったあたりが目安です。
「まだ早いかな?」と思う位で声をかけないと、注文を取りに来るタイミングや飲み物が来るまでに時間がかかるとグラスが空になってしまいます。
飲み物の注文は早め早めに!を意識しましょう!
飲み会が終わったら
締めの乾杯が終わったら、いよいよ大仕事も終盤です。
さっとテーブルの上下を確認し、忘れ物や落とし物が無いかをチェックして、ハンガーにかかっているコートや上着を手渡しましょう。
歓送迎会や忘年会・新年会などの大きな宴会じゃない場合はお会計があると思います。
新入社員のうちはおそらく上司からおごってもらう事が多いと思いますが、たとえおごられる事がわかっていても財布を出すのは忘れずに。(おごられないかもしれないですしね。笑)
「いいからいいから♪」なんて上機嫌で言ってもらったら、ありがたく気持ちよくおごられちゃいましょう!
「ありがとうございます、ごちそうさまでした!」
会計の場でまずは1回。
お店の外でさらに1回がポイントです。
また、次の日の朝イチで上司のもとへ行き「昨夜はごちそうさまでした。ありがとうございました」と、再度お礼を伝える事が大切ですヾ(●´∀`●)
新入社員の飲み会のマナーのまとめ
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おつかれさまでした!!
こうして見てみると、新人さんにとっての職場の飲み会って本当に大変ですよね(;´・ω・)
気を配る事が多くて、正直「宴会なんて行きたくない」と思っちゃうかもしれません…。
でも、こんなめんどくさい会社の飲み会を通していろんな事が学べたんです。
日頃なかなか付き合いのない上司や先輩と話すきっかけになったり、仕事をするうえで必要な「目配り・気配り・心配り」を身につけることが出来ます。
そうして身についた処世術は、これからの社会人生活できっと役に立津と思いますよ!
大切なのは…
どうすればみんなが気持ちよく飲めるだろう?
と、ホストに徹すること。
このポイントさえしっかり考えて行動すれば「どうしたらいいんだろう?」と考えることは少なくなると思います。
周りの人達も、そうして頑張っているあなたの姿をきっと評価してくれると思います。頑張ってくださいね!
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新入社員として気を張る毎日で疲れていませんか?人間関係で悩んだ時に、ふっと気が楽になった時の話をご紹介させていただいています。くだらない話ですが、こんな考え方もあるんだと少しでも参考にしていただければ嬉しいです。