年に一度の大掃除、普段なかなか手を付けられない部分の掃除もしっかりとやっておきたいですよね。
特に気になるのがお風呂場のカビ!
掃除をしても気付くといつの間にかカビが生えていて、しかもゴムパッキンなんかは洗剤を使っても取れなかったりしませんか?
普段はなかなか掃除しない天井もカビの温床。気付くと黒いカビがポツポツはえていたりしますよね。
そこでここでは…
- 浴室のパッキンはなぜすぐにカビが生えるの?掃除方法は?
- お風呂場のタイルの隙間のカビが取れない!
- 浴室の天井のカビ取りってどうやってる?
…こんな「浴室の部分的なカビ取り方法」のあれこれについてご紹介します。
もくじ
風呂のカビ掃除 パッキンにカビが増えるのはあれが原因だった!
カビ取りと聞いてどんな掃除方法が思い浮かびますか?
一般的な掃除方法といえば…
- カビにカビ落としの洗剤をかけてしばらく放置
- 歯ブラシやたわしなどでカビをゴシゴシこする
- キレイに洗い流す
このような方法ではないでしょうか?
カビ取り用の洗剤にはいろいろな種類が各社から販売されていますが、正直、どれも塗布しただけではカビは落ちないですよね。
そこで、しばらく洗剤をつけ置きして力技でこすり落とすという方法が一般的だと思います。
けれど実はこの方法…大間違いなんですって!
これだとカビを除去するどころか、逆に繁殖させてしまいます。
本来ゴムパッキンの表面はつるつるしているので、カビ胞子がついても簡単に洗い流せるようになっています。
それを歯ブラシやたわしでごしごし擦る事で、ゴムパッキンにミクロの傷がたくさんつきます。
たしかに表面上は白くなり、除去できたかのように見えますが、これは一時的なもの…。
傷にカビの胞子がすっぽりと入り込み、カビの成長に欠かせない水分も溜まるので、カビはすくすくとゴムパッキンの奥深くまで根を生やしていくのです。
その為、表面のカビは取れてもすぐにまたカビが生えてくるという悪循環に陥ってしまいます。
ゴムパッキンのカビ取り方法
そこで、ここでは擦らずにゴムパッキンのカビを落とす方法をご紹介します。
用意するもの
- 市販のカビ取り剤
- キッチンペーパーやティッシュ
- サランラップ
- ゴム手袋
- マスク
カビ取り剤を使用するので換気には十分注意してくださいね。
また、薬剤が手につかないようゴム手袋などを使う、また薬剤が体に付着した際はすぐに水で洗うなどの処置を刷るようにしましょう。
- カビ部分を乾燥させる
- パッキンのカビ部分に薬剤を吹きかける
- 1時間ほど放置した後、紙を取り外して水で流す
カビ取り剤は吹きかける場所が濡れていては薬剤の濃度が薄まり効果が少なくなるので、まずはカビ部分を乾燥させることがポイントです。
薬剤がカビに接触している時間が長くなるように工夫しましょう。
まず、ゴムパッキンの上にカビ取り剤を吹きかけます。
次に、準備したキッチンペーパーやティッシュペーパーをパッキンの幅に短冊状に切り、カビ取り剤を吹きかけたパッキンの上に載せます。
さらにその上から薬剤を吹きかけましょう。
このように、紙を使ってシップのように薬剤をとどめることで効果がアップします。
1度ではきれいにカビを除去できなくても、これを数回繰り返すことでカビが薄くなっていきます。
市販のカビ取り剤には、カビ部分にとどまりやすいようなジェル状の薬剤も販売されています。
このような薬剤を使う場合は、紙を使わずに、カビの上にカビ取り剤を塗布した後、ラップで覆って1時間ほど置いたのちにすすぐようにすると効果的ですよ♪
カビ取り剤を使う際の注意点
と、カビ取り剤はとっても便利なんですけど、プラスティック製のユニットバス、特にパッキンの部分等は変質させてしまう事があります。
また、はじめのうちは大丈夫でも、何度も繰り返し使うとパッキン自体が硬くなってしまい、亀裂が入ったり切れてしまう事もあるんですよね…。
それに、カビ取り剤を使用した後もよく流さないと洗剤が残ってまたカビが繁殖しやすくなる…ということも!
そうならないためにも、一番大切なのは「カビが発生しないような環境を調える」事と「カビが定着しないうちに除去してしまう」ことです。
ちょっとした日々のひと手間で、綺麗な浴室は保てます!
後で苦労しないためにも、毎日コツコツ手入れをするのが長期的にみて一番楽なカビ取りの方法なんですね(`・ω・´)
風呂のタイルのカビをきれいに落とす方法
タイルの目地は最初からデコボコしてるものが多いですし、ゴムパッキンとは違い多少こすったくらいでは傷はあまりつかないないんですよね。
でも、カビの黒ずみは木の根っこのように奥深く染み込んでますので、こする位ではなかなか取れませんよね。
基本的にはゴムパッキンと同じように、カビ取り剤をカビにしっかりと浸透させることが重要になります。
ですが、それでもなかなかおちないタイル目のカビ…。
なぜなんでしょう!!??゚《(;´Д`)》
実はその大きな原因が「古いカビ取り洗剤を使っている事」なんですって!
カビ取り剤は年月が経つにつれて、成分がだんだんと薄まり効果が弱くなってくるそう。
頻繁にカビ掃除をしない場合は、1~2年も同じカビ取り剤を使うこともあるかもしれませんが、古いカビ取り剤は効果がなくなっていますのでなるべく新しいものを使うようする事が必要なんですね!
また、どうしても市販のカビ取り剤では落ちない!という場合に試していただきたいのが「キッチンハイター」です。
本来、このキッチンハイターはまな板の漂白や殺菌などに使われるものなのですが、実は成分はカビキラーなどのカビ取り剤とほぼ同じ。でも、その濃度が違うんです。
カビキラーなどのカビ取り剤はそのまま使うように作られていますが、キッチンハイターは薄めて使うことが前提となっているのでその濃度はカビキラーよりも濃くなっています。
そこで、このキッチンハイターを高濃度で使用することで市販のカビ取り剤では落ちない頑固なカビも落とすことができます。
キッチンハイターでのカビ落とし
- ティッシュやキッチンペーパーを目地の幅に合わせて切り、市販のキッチンハイター(塩素系)を充分染み込ませ目地にそって押さえながら貼り付ける。
- 30分くらい放置して剥がし、水ですすぐ
この方法を使うとカビによる黒ずみがかなり薄くなります。
も換気と手荒れには注意してがんばってくださいねヾ(●´∀`●)
キッチンハイターを使う際は…
- 必ず窓を全開にするなどの処置をしてくださいね!
- 長時間の作業はしない
- 数分作業をしたら、新鮮な空気を吸いに室外に出る
といった事に気をつけてくださいね!
また、キッチンハイターはタンパク質を溶かしますので、手についた場合はすぐに洗い流すこと、また、絶対にその手で目をこすらないなどの注意も必要です。
風呂の天井のカビ取りは浴室のカビ対策にとっても重要だった!
浴槽や床のタイル、シャワー周り等は毎日の風呂掃除でも掃除しますが、天井の掃除ってなかなかやりませんよね?
実は浴室の天井はとてもカビが繁殖しやすい場所。
浴室内のカビをキレイに掃除しても、天井にカビが残っていたらカビの胞子が天井から降ってきて、せっかくきれいにした浴室にまたカビが生えてしまい意味がありません。
なかなか掃除しずらい天井ですが、年に一度の大掃除くらいはここもきれいにしておきたいですね!
でも、天井ってどうやって掃除するんでしょう?
浴槽の縁に登って掃除をするのは、足を滑らせて怪我をする危険があって危ないし…。
はしごを使うのもいいけれど、なかなかお家にはしごって無かったりしますよね。
なによりやっかいなのが、天井にカビ取り洗剤を吹き付けても、ポタポタと落ちてきてしまうこと。
混ぜるな危険!とよく書いてありますが、カビ取り洗剤は混ぜなくてもそれだけで十分危険なものです。
天井に吹き付けた洗剤が身体に付着したり、目に入ったりしたら大変ですもんね(;’∀’)
そこでおすすめのお掃除方法がこちらです。
天井のカビ取りで用意するもの
- 市販のカビ取り剤
- クイックルワイパーの棒
- ゴム手袋
- マスク
- 100均などの安いレインコート
浴室の天井のカビの掃除方法
- カビ取りをする前から窓を開けておき、天井を乾燥させておく
- 柄の長いワイパー(クイックルワイパーみたいなの)に、薬剤をつけた雑巾等で天井に塗る
- しばらく放置して水で洗い流す
この時の注意点は、他の場所のおそうじの時と同じように「カビ取り剤を抜ってすぐにこすらない」こと。
下に垂れてこない程度に塗り広げながらも、カビに薬剤が浸透するように意識することが綺麗にカビを落とすコツです。
また、薬剤から身を守るために頭にタオルを巻いたり、レインコートなどを着用するのもおすすめです。
天井のカビ掃除は特にめんどくさいところですが、ここをしっかりきれいにしておかないと、天井からカビの胞子が降ってきてしまいます。
せっかくのタイルやパッキンのカビ取りも意味がなくなってしまうので、面倒ですけど頑張りましょう!(`・ω´・)ノ”
風呂のカビ掃除!パッキンやタイルから天井まで部分別掃除方法!のまとめ
お風呂のカビは一度生えるとやっかい!まずは発生させない様にすることが第一ですね。
カビが発生しないように浴室をいつも乾燥させたり、カビの栄養となるようなシャンプーやせっけんのカスを残さないこと。
また、毎日のお風呂掃除のついでに週に1回はタイル目やパッキンを流すだけでも全然違います。
毎日ほんの2~3分、ちょっとだけ手間をかけるだけで半年後、1年後に全然違う浴室になると思います。
打倒カビルンルン!!きれいなお風呂を目指して、おそうじ頑張ってくださいねー!