年賀状は新年に届く楽しみの一つ♪
でも…
出してない人から年賀状が届いた時って、なんとも言えない気まずさがありますよね…。
- うわ!…この人久しぶりだ…!まさか年賀状が届くとは思ってなかった…。
- あれ?…そう言えば〇〇さんに年賀状出してなかったかも…?
パターンはいろいろとありますが、中でも一番悩むのが…
うわー…ヤバい…。
上司から届いてるけど出してない…。年賀状の返事ってなんて書けばいいんだろう…?
と、特に気を使うのが、職場の上司や目上の方から届いた年賀状。
今回はそんな、「年賀状を出し忘れた時や、出してない人から来た時の注意点や文例」をご紹介します。
もくじ
年賀状の出し忘れのマナー 上司や目上の方への注意点!
会社の上司や目上の方、先生や気を使う親戚から友達まで。
いろんなパターンでの「出し忘れの挨拶の書き方」をご紹介していきますが…その前に。
まずは、出してない人への返事の書き方のマナーについてご紹介します。
返事を出す時期や相手によってマナーがちょっと違います
年賀状を出してなかった相手への返信。
何事もなかったように「あけましておめでとうございます」なんて書きだしてもいいのか…。
それともやっぱり「ご挨拶が遅くなって申し訳ございません」と添えた方がいいのか…。
いや、そういえば「寒中見舞い」とかもあったよね?え?年賀状でいいの?
…なんて。
いろいろと悩むところ。
ですが、実は返事を書く時期によって、対応を変えた方がいい場合があります。
年賀状を出してない上司や目上の方への返信マナー
まず、一番悩む「目上の方」の場合。
実はこの「上司や目上の方への年賀状の出し忘れ」のマナーは様々で…
マナーブックやネットでは「上司へは謝罪の言葉を書くのは失礼にあたる」とか「お詫びの言葉も忘れず記入しましょう」とか。
相反する二つの情報があるんですよね。
要は…
- 本来、年賀状には「遅れた理由」などは書かない
- 5日くらいまでに届くものなら特に遅れたお詫びは必要ない
- むしろ「忘れていた感」を相手に感じさせるのでよろしくない
- 「遅れてすみません」の一言があるだけで印象が違う
- 年賀状のお礼や謝罪があると心のこもった手紙に感じる
・・・という事らしいのですが…。
え?!一体どっちなの!?
と迷ってしまいませんか?
謝るという事は「すみません!年賀状出すの忘れてました!」と、間接的に相手に伝える事になってしまいますよね?
うん…。やっぱり出来ればこれは避けたいです。
でも…かといってスルーするのもなんだか不誠実な気が…。
個人的にはやっぱり「一言謝りたい」ところですけど…。どうしよう?
いろいろと悩みますが、この場合は…
- 1月3日までに届きそうな時はあえて触れない
- 3が日を過ぎて相手に届く場合は、頂いた年賀状へのお礼を丁寧に。遅れた事へのお詫びはさらっと、「あなたの年賀状だけ遅れたわけではない」と受け取れる理由を書く
このパターンがいいと思うんです!
遅れて届いた年賀状への返信の失敗談
実は私。
若い頃に、年賀状を送るのが遅れたことを一切スルーして、しかも、さも「年末に出しました」感を装った年賀状を、職場の先輩(10コ上)に、1月2日に出したことがあります。
同じ県内なので明日には届くだろうと思っていたのですが、相手に届いたのは4日でした。
年明けに…
あれ。年明けに返事出したでしょ?笑
素直に「年賀状ありがとうございました。忙しくて年賀状を出すのが遅れた」って書いたほうがスマートだよー。
私はいいけど、嫌だと感じる人もいるからね。
…と、先輩に言われて知ったんです。笑
その方は、私の直属の先輩で、仕事だけではなくマナーなどの指導もしてくださっていた方。
上下関係が厳しい職場だったので、そうやっていろんな事を教えてくれていたんですね。
- 大事なのは「あなたに年賀状を出すのを忘れてました」と気付かせない事
- その為に、「自分が至らず、みんなに年賀状を書くのが遅れてしまった」と受け取れる理由にすると、遅れて届いたのは「自分だけじゃないんだ」と思ってもらえる
…と、出さなかった事を気づかせない気遣いも大切!…と教えていただきました。
結局、どうするか悩んだ事までばれてたみたいです。笑
翌年からは、遅れた場合は素直にお詫びの言葉を書くようにしました。
でも、その職場を辞めてから、
いや…うちの職場はそうだったけど、一般的にはどうなんだろう?
と、一応いろいろと「一般論」や「マナー」を調べてみたんです。
が!…こういう事って、なかなか有力な情報が掴めないんですよね…(・ω・;)
そこで、「わからないなら聞いちゃえ!」…と、職場の上司(40代~50代)や、先輩の気持ち(30代)。
友人たちの会社では一般的にどうなのか?をリサーチしてみました。
遅れて届く年賀状に対してみんなはどう感じているの?
すると…
- 1月3日くらいまでに届くものは、特に気にしない
- 年賀状の期間を過ぎて「寒中見舞い」の期間に届いた返事に、遅れた理由がないのはマナーがないように感じる
- 5日を過ぎて届くような「明らかに後から出した返事」について、何事もなかったかのような返事は白々しい
- でも、あまりにも長々「出し遅れた理由」が書いてあると逆に言い訳がましい
このような意見が多かったんです。
やはり、なるべく早い時期に年賀状が届くことを「相手への礼儀」と考えている方が多く、「後からの返事」に対して「失礼だ」と感じる方が多いようです。
一方、三が日中に届く年賀状に関しては、特に意識していない人も多いようでした。
上司や目上の方への出し忘れの年賀状…結局どうすりゃいいの!?
…という事で、会社の上司や目上の方、気を使う方への返信は、冒頭でもお話したように…
近場で3日までに届きそうな時はあえて触れない
それ以降に届いてしまうものは、頂いた年賀状へのお礼を丁寧に。遅れた事へのお詫びはさらっと書く
こんな感じで送るのがポイントかなという結論に至りました!
マナーを重んじる人においては、「目上の方に、年賀状へのお礼や遅れた事に対するお詫びを記すのはマナー違反」という考えも確かにあるようです。
なるべく3が日のうちに届くように、出し遅れた場合はすぐに「忘れてた感が伝わらない」ように返信。
間に合いそうにない場合は「きちんと謝る。だけど「あなたの年賀状だけ遅れたわけじゃない」というニュアンスで」がベターだと思います!
友人や親戚への場合は?
仲のいい相手や近しい相手ほど、「私は出したのに…忘れてたのかな…?」なんて、年賀状が届いた日にちを気にする場合が多いようです。
これからもいい関係を続けていきたい場合は、素直にお詫びを入れた方が印象が良いと思います。
そのあたりも踏まえつつ、『上司や目上の方編』と『あまり気を使わない友達や家族・親類編』で、例文をご紹介します。
年賀状を出してない人から来た時の文例集 上司や目上の方編
- 「あなたに年賀状を出すのを忘れていた」などの直接的な表現は避ける
- お詫びの言葉は長々書くと言い分けに聞こえるので簡潔に
- 「元旦」や「2018年1月1日」といった記載があるハガキは避ける
- 手書きで気持ちを伝える一言を添える
お心のこもった年賀状を頂き ありがとうございました
年末より実家の手伝いで帰省していたため
新年のご挨拶が遅れまして申し訳ございません
また昨年は大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願い致します
ご丁寧な年賀状を頂きながらご挨拶が遅れ 誠に申し訳ございません
昨年はいろいろとお世話になりありがとうございました
幸多き一年となりますよう 心よりお祈り申し上げます
今年もよろしくお願いいたします
早々に新年のご祝詞を頂きましてありがとうございました
年末の慌ただしさに追われ 新年のご挨拶が遅れ申し訳ありません
本年も変わらぬお付き合いの程 よろしくお願い申し上げます
まだまだ寒い日が続きますので どうかお体を大切になさってください
年賀状を出してない人からきた時の返信文例集 友人や気を使わない親戚の方編
新年早々心のこもった年賀状をありがとうございました
ご存じの通り 相変わらずの筆不精で… ご挨拶が遅れてしまってごめんなさい
ですが 本年も変わらぬお付き合いをしていただけると嬉しいです 笑
今年は寒さが厳しいようです。お体にはどうかご自愛下さい
ご丁寧な年賀状を頂き ありがとうございました
久しぶりの連絡で 本当にびっくりしました
皆様元気に新年を過ごされたようで 私もなんだかとても嬉しく そして懐かしい気持ちになりました
今年は久しぶりにお会いできるといいですね
再開できる日を楽しみにしています
気の置けない友人や、親しい親戚には、ちょっとくだけて、本音を正直に書くのも逆に好印象です。
年賀状を出してない人からきた時の返事の仕方のまとめ
出し遅れた年賀状や、出してない人から届いた年賀状って、正直ちょっと焦ってしまいます…。
これは本当にケースバイケースで、相手によって臨機応変に対応する必要はあるんですけど…
でも!
大切なのは「マナーがどうこう」というよりも「相手がどう感じるか…」ということだと思うんです。
もし、自分が相手の立場だったら。
この年賀状を受け取ったらどんな気持ちになるかなぁ?
…それを考えて書いたものなら、きっと相手に伝わると思います。
私も、その気持ちを込めて。
早速今から「出し遅れた年賀状」を書こうと思います。(^-^;