もうすぐバレンタイン。
いつもお世話になりっぱなしの職場の上司へ、
バレンタインになにかプレゼントを差し上げたいなと思っているのですが、その方は糖尿病なんです。
普段から食事には気を使っているみたいだし、やっぱりチョコとか甘いもの以外の贈り物がいいかなぁ…?
でも、本当は甘いものが大好きな方だし…
こんな時にみんなはどうしているんだろう?
…と、糖尿病の方へのバレンタインのプレゼントについて、いろいろと調べてみました。
もくじ
糖尿病の方へのバレンタインのプレゼントはチョコレートや甘いものはやっぱりダメ?
糖尿病と聞くと、「甘いものを食べてはダメ」と思ってしまいますが
実は、絶対に食べてはいけない!…というのではなく、食べる量や頻度(回数)が大切なんだそうです。
(病気の程度や症状の度合いにもよります。)
糖尿病とは…
糖尿病には1型と2型の2種類があり…
- 1型:自己免疫によるもの(生活習慣は関係ない)
- 2型:遺伝的な体質や食べ過ぎや運動不足、ストレスなどがきっかけ
と、それぞれ原因が異なります。
また、日本人の糖尿病のほとんどが、2型によるものだと言われています。
糖尿病は、インスリンというホルモンの不足や作用低下が原因で、血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が低下してしまうため、高血糖が慢性的に続く病気です。
このように、血糖値が上がったままの状態が続くことを「高血糖」と言い、その状態が続くことで、体に様々な合併症が現れます。
その合併症を防ぐために、食事療法や運動療法、薬物療法などで血糖値をコントロールしているそうなんですね。
職場のパートさんの旦那さんが、2型の糖尿病ということで少しお話を伺うと…
主人はもともと甘いものが好きだったから。
急に「甘いものは食べたらダメ!」なんて言われても、ストレスが溜まってしまうみたいでね。
お医者様と相談しながら、甘いものを食べたい時は少しならOKだって。
ただ、その分他の食事で調整しないといけないけれど。
…と、お話してくださいました。
透析をうけていたり、インスリンの注射を打っていたり。
人によって症状や程度も違うので、一概には言えないそうですが、ご主人の場合は「食べてはいけないもの」という物は無いようです。
ただ、急に血糖値を上げてしまうものや、カロリーの高い物。
また、せっかくの食事療法の努力を台無しにしてしまうもの。
このような物は避けた方がいいとのことでした。
甘いもの以外でもおせんべいには注意
また、甘い物が苦手な男性へのバレンタインギフトによく利用する「おせんべい」や「おかき」。
こちらも避けた方がいいそうです。
おせんべいやおかきの原料はお米なんですよね。
ご飯と同じように、血糖値が上がりやすいと言われています。
糖尿病の方におすすめのチョコレートや甘いものの選び方
甘いものを食べる時には、「血糖値を急に上げない物」が大切なんだとか。
どういった物を選べばいいのか、普段意識していることをお聞きしました。
低糖質や糖質オフのデザートやお菓子
血糖値の変化に大きく影響が出るのが、「炭水化物(糖質)」。
そこで、「糖質オフ」や「低糖質」のチョコレートやスイーツで、きちんと糖質が何gなのか表示されているもの。
低カロリーのゼリーなどを選ぶようにしているそうです。
また、「小分けして食べられる物」や「少しの量でも長い間楽しめる物」もいいとの事でした。
1回あたりの間食で摂取していいカロリーや糖質もあるのだそうです。
同じ糖質で同じカロリーの物なら、すぐに溶けてしまう生チョコレートよりも、口の中で少しずつ溶かして食べられる堅いチョコの方がご主人は好んでいらっしゃるそうです。
GI値の低い物
また、食べた後に食品が糖に変わり、血糖値の上昇を示す指標に「GI値」というのがあります。
このGI値が高ければ血糖値が上がりやすいので、なるべく低いものを選ぶこともポイントだそう。
チョコレートは本来、高GI食品。
ですが今は、薬局で購入できる「ドクターズチョコレート」という低GIで砂糖不使用のチョコレートもあります。
食べるタイミングや量を調整することで、おやつの選択肢もいろいろあるんですね。
低カロリーのお菓子
また、低カロリーゼリーやゼロカロリーの羊羹なども。
最近は味の種類も豊富になって、ゼロカロリーでも美味しいお菓子が増えているようです。
ただ、表示に「砂糖不使用」などと書かれていても、人工甘味料などを使用している場合もあるんですよね。
店頭で購入する場合はもちろんですが、ネット通販などでも成分表を確認して購入するように気をつけた方がいいとのことでした。
糖尿病の方へのバレンタインプレゼントはどう考えているかを聞いてみると…
バレンタインでの贈り物の事を相談してみると、親切に答えてくださいました。
難しいけれど、病気のことをみんなにも打ち明けていて、気を使われる事が嫌じゃない方だったら、甘いものでもいいと思う。
主人は会社での飲み会や人付き合いでも、「糖尿病だから」ってオープンにしてるから。
会社の方も、低糖質のサブレなんかを義理チョコでプレゼントしてくださるの。
でも、あまり親しくない間柄だと、難しいかも…。
やっぱりいい気持ちにはならない人もいるかもしれない。
確かに、どんな思いで食事制限をされているか。
どれくらいの程度の糖尿病なのか。
はっきりとわからない段階で、食べ物をプレゼントをするのは避けた方がいいのかなと、個人的にも感じました。
ですが、相手が父や義父、祖父などの親しい家族だったり。
病気のことについても、きちんと話を聞くことができる間柄の場合。
そんな関係だったら、心を込めて、体の事を考えて選んだお菓子だったらきっと喜んでくださるとも思ったんです。
お世話になっている上司の方とは、父のような師匠のような関係。
甘いものが大好きな上司へは、やっぱり低糖質の甘いお菓子をプレゼントしようと思います。
プレゼントと一緒に、「やっぱり好きなものをプレゼントしたかったので」と。
なぜこれを選んだのかも、きちんと伝えようと思いました。
低糖質スイーツのお取り寄せ 糖質制限中のプレゼントに人気なのは?
こちらでは通販で購入できる、低糖質なお菓子やチョコレートをまとめています。デパートなどはなかなか見つからない贈り物用を中心に集めてみました。
糖尿病の方へのバレンタイン チョコ以外のプレゼントのおすすめは?
最後に、チョコレート以外のギフトなら?…とお聞きしてみました。
お茶や紅茶 コーヒーなどの飲み物
緑茶や紅茶は、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐのにいい働きをしてくれるそう。
ちょっといいお茶や紅茶は、ギフトも豊富でプレゼントとしてもよく利用されます。
最近はこんな、「ありがとう」のメッセージ入りのティーバッグもありました。
これだと…
「いつもありがとうございます。バレンタインなので、ほんの気持ちです。」
…と、義理チョコの代わりとしても使いやすいですよね。
また、ギフト感のあるコーヒーで人気なのが、ROKUMEIの珈琲です。
check! 自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店 ロクメイコーヒー
シンプルだけど、おしゃれなパッケージ。
なによりも豆にこだわった美味しい珈琲は、多くの珈琲好きの方に喜ばれているプレゼントです。
価格帯も豊富なので、ちょっとした義理チョコ用のプレゼントから、三千円、五千円といった予算が高めのものまで。
いろいろな方に送れるギフトだと思います。
糖尿病の方へのバレンタイン チョコやプレゼントの選び方のまとめ
いろいろと悩むところはありますが…
- あまり親しくない相手へ義理チョコとして贈る場合には甘い物以外
- 気が置けない間柄の場合は、甘い物を贈る
お話を聞いて、個人的にはこんな結論にたどり着きました。
また、親しい間柄でも、食べ物についてよくわからない場合は、タオルなども喜ばれるようです。
糖尿病の方の中には、運動療法でウォーキングなどをされている方も多いそう。
スポーツタオルなども贈りやすいなぁと思いました。
これからもリサーチしながら、また何か素敵な贈りものがあったら、こちらに追記していこうと思います。