暑い夏は汗がダラダラ…。
それだけでも嫌なのに、服に着いた汗のニオイってなんであんなに臭いんでしょうね…。
しかも、洗濯しているはずなのに、なぜかすぐに臭くなる!…なんて、夏のあるあるだと思います。
(特にポリエステル素材とかめっちゃ臭い!)
そこで今回はそんな「洗濯しても臭くなる洗濯物の洗い方のコツ」をご紹介します!
洗ってもすぐに臭くなるよー!…なんて時は、お試しいただけたらです。
もくじ
洗濯物が洗っても汗臭くなるのはなんでなの?
洗ったはずなのに洋服がすぐに臭くなる!
こんな時は「服に付いた雑菌」が原因になっていることが多いです。
服が臭くなる原因は雑菌!?
私たちのお肌には無数の「常在菌」という物が存在しますが…
その数およそ「2000種類」とも言われています。
この菌たちは、私たちの体の皮脂や角質をご飯にして増えていきながら、体に害を及ぼす悪い菌を抑え込んでくれたり、肌にバリアを張ってくれたり。
私たちと「持ちつ持たれつ」の関係を保っているんですね。
一見「害を及ぼさない奴ら」にも見えるのですが・・・
実はこの菌たちは、その数が増えすぎてしまうと「ニオイを放つ」というなんとも迷惑な行動をしてくれるんです!
雑菌にとって居心地の良い環境が整っていると、わらわらと増殖して臭いを放つようになるのですが…
その「居心地のいい環境」と言うのがこちらが整っている状態!
- 温度があたたかい
- 一定の湿度
- 皮脂や角質などの栄養が豊富
この3つが整った環境はまさに雑菌のパラダイス!
・・・そうなんです。
夏の「汗をかいた洋服」はまさに雑菌天国なんですね!
その雑菌がTシャツや洋服の繊維の奥に入り込む・・・
そしてそこに汗がしみこむ事で、なんとも言えない臭さが放たれてしまうんです。
この繊維の奥に入り込んだ雑菌は普通に洗濯しただけじゃ落ちません。
そのため、「洗濯しても臭い!」という負のスパイラルが起こってしまうんですね。
服の汗の臭いを消すための洗濯方法
では、ニオイの素となる雑菌を消し、汗臭さを取る洗濯のポイントについてご紹介します。
粉末の酸素系漂白剤を使う
- 酸素系漂白剤を使う
- 約40度~45度のお湯を使って洗う
漂白剤は科学的にシミや汚れを分解する、お洗濯の強い味方!
大きくは「塩素系漂白剤(カビ取りやトイレ用の漂白剤)」と「酸素系漂白剤(ワイドハイターなどの衣類用の漂白剤)」に分かれるのですが…
強い汗のニオイを取りたい時には「粉末の酸素系漂白剤」を使います。
酸素系漂白剤には「液体」と「粉末」があるのですが…
ざっくりとこのような違いがあります。
日常遣いなら負担が少ない「液体タイプ」でいいのですが、今回のように「強い汗のニオイを消したい」時には、粉末タイプで一度しっかり除菌しておいた方がいいんですね。
※ですが、ウールなどの傷みやすい素材には「液体タイプ」を使いましょう!
また、この粉末の酸素系漂白剤は、40度以上のぬるま湯~お湯で使用することで効果を発揮します。
(水ではあまり効果がないそうです)
洗い方としては、まずは普通に洗濯機で洗濯物を洗い、その後40度以上のお湯を洗濯槽に溜める。
そこに酸素系漂白剤を溶かして20~30分ほどつけ置き後、しっかりと水ですすぐ…と言う感じです。
毎日やる必要はなく、一度これでしっかりと雑菌の素を落としておくだけで、しばらくは「汗をかいても臭くない!」という感じになりますよ♪
ただ、漂白力や殺菌力に優れているため、生地を傷めたり色落ちしてしまう危険性も持ち合わせています。
なので、大事な衣類や毎日の使用には注意が必要…と言った感じです。
ミョウバン水を使う
酸素系漂白剤を使うのが心配な時には、少し手間がかかってしまいますが「ミョウバン水」を使う方法がおすすめです。
薬局やドラッグストアにこんな「焼きミョウバン」が売られているのですが・・・
- ミョウバン:50g
- 1.5リットルの水
これを混ぜて数日間「液が透明になるまで」置いておき「ミョウバン水」を作ります。
急いでいる場合は、お湯に溶かすと1番ほどで大体溶けて透明になります。
これを30倍~50倍に薄めた物を臭いの強い場所に直接染み込ませて洗濯するか、50㏄程度の原液をすすぎの時に投入すると、臭いが取れやすくなります。
ミョウバンは水に溶かすと「酸性」になるのですが、酸性では雑菌が繁殖できにくくなるんです。
また、ミョウバンには殺菌効果も期待できるので、洗濯物の臭いを押さえるのに役立つんですね♪
ちなみにミョウバンはお肌の弱い赤ちゃんや敏感肌の方にもよく使われている素材です。
食品添加物なので、肌に触れても安心な成分でできているんです。
値段も安くたっぷり使う事ができるので、お手軽に安心して使いたい時には便利なアイテムですよ♪
また、ミョウバン水の原液を30倍ほどに薄めたものは、衣類に直接スプレーすることで臭い消しにもなります。
ファブリーズなどのような消臭スプレーの代わりに使えますので、外出先などでの応急的な臭い消しにも便利です♪
服が汗臭い!ポリエステルの洋服ってなんでこんなに匂うの?
最後に、夏場にサラッと着心地が良い「ポリエステル素材」について少しご紹介します。
汗がすぐに乾いてべたべたしない!と人気のポリエステル素材ですが…
汗をかいた後って体がめっちゃ臭くないですか??
特に「洗濯しても臭い!」の代表が「ポリエステルの洋服」だと思います。
わきがじゃないのに脇の臭いが臭かったりしますけど…
実はポリエステルって、速乾性がある分汗がしみこみにくくなっています。
なので、汗が体の表面に残ってしまい、雑菌が繁殖しやすくなり、身体が独特の臭いになってしまうんですね。
しかもポリエステル素材は洗濯中に一度落ちた汚れが再付着しやすい素材なんです。
なので、臭いを残さない為には…
- 臭いがキツイ時は、なるべく他のものと一緒に洗濯しない
- 漂白剤やお湯などを使って、雑菌の原因を徹底的に対策する
これが、普通の洗濯物以上に大事になってきます。
また、洗濯用の固形石鹸で脇の部分などの「臭いがキツイ」場所を手洗いしてから洗濯するのも効果的です。
私は「ケイ酸塩入り」の石鹸と粉末の酸素系漂白剤を一緒に使うのですが・・・
まずはこのせっけんで部分洗いして酸素系漂白剤を使うと、臭い落ちがびっくりするほど違いますよ♪
服の汗の臭いを消す洗濯方法!洗ってもニオイが取れない時のコツ!のまとめ
洗い方のまとめとしては・・・
- 服の汗臭さ・悪臭の原因は「雑菌」なので、染み付いた雑菌を殺菌することが大切
- 粉末の酸素系漂白剤とお湯を使って洗濯する
- 敏感肌の方には「ミョウバン水」もおすすめ
- ポリエステル素材は臭い移りがしやすいのでなるべく単独で洗うか、洗濯用せっけんで部分洗いして酸素系漂白剤を使う
このような感じです。
ちょっと手間がかかってしまいますが、一度やっておくだけで次に洋服を着る時の汗臭さがかなり違いますよ♪
ただ、夏の間に定期的にこれを続けるのってやっぱり大変なんですよね…。
そこで私は「洗濯した後の服にスプレーすると、汗をかいても汗臭くなくなるスプレー」というのを試してみました!
「重曹やミョウバン、クエン酸などでも臭いが落ちなかったものでも消える!」という口コミに「いやいやいやw言い過ぎですやろ!」と半信半疑で試してみたのですが…
いやー!なかなかに面白いびっくりなスプレーでした!
こちらでその時の事をまとめてますので、気になる方はどうぞですー。