「あれ?蚊になんて刺されたっけ?」
なんの前触れもなく、気付くと顔に突然現れている虫刺されのような赤い腫れ。
顔だけじゃなく、腕や足に出る事もありますが、痒い時もあれば全然痒くない時もあるこの赤い腫れっていったい何なんでしょう?
そこで、ここでは…
- 顔に突然出る蚊に刺されたニキビみたいな腫れはなに?
- 蚊に刺されたような湿疹の原因は?対処法はあるの?
こんな、体に出来る虫刺されみたいな赤みと腫れのあれこれについてご紹介します。
もくじ
顔に急に出る虫刺されのような腫れはなに?
顔に突然現れる虫刺されのような痕。
小さく赤く腫れたような痕で、突っ張ったような感じがして、まさに蚊に刺された跡のようですよね。
私も夏になると左右の頬骨のあたりがぷくっと突然腫れることが多いのですが、「顔、蚊に刺されてるよ」なんて言われて、恥ずかしくて困っています。
不思議なのが、これが現れるのが、仕事中のオフィスの中だったり、スーパーで買い物をしている時だったり。
蚊に刺されるような場所じゃないところで突然現れる事です。
長くても1~2時間ほどですぐに消えてしまうのですが、かゆみを伴うこともあれば指摘されるまで気付かない事もあります。
同じような症状で悩んでいる方は多く…
- 早い時は30分程で赤みが引く
- 痒みを伴うときと痒くない時がある
- いつもだいたい同じ場所に現れる
- 腕や足、お腹や背中に出る時もある
このような症状がみられています。
症状に若干の違いはありますが、調べてみると、「すぐに消えてしまう虫刺されのようなもの」の多くがアレルギー反応による一種の蕁麻疹の可能性が高いようです。
皮膚の血管の周りには「肥満細胞」と呼ばれる細胞があります。
この肥満細胞は、蕁麻疹の原因となる「物質」や「要因」が身体に現れると、細胞周辺に「ヒスタミン」という化学物質を出します。
このヒスタミンが血管に作用した結果、皮膚の一部が赤く盛り上がり、かゆみをひきおこすんですね。
また、この虫刺されのような腫れが出来る状況は本当にさまざま。
私の友人は風呂上がりに腫れる事が多いそうですが、先日病院へ行ったら温熱蕁麻疹と言われたそうです。
急に体が温まる事で刺激され、結果じんましんという形として表れるのだとか。
季節の変わり目や低気圧による雨の日、台風が近づいたときなども、突然蕁麻疹のような症状がでる人もいます。
蕁麻疹以外の可能性は?
ダニによるかゆみ
また、蚊とはちょっと違うけどぽこっとかゆみを伴う赤みの場合はダニに刺されて腫れた可能性も。
ダニは刺されてすぐに痒くならず、しばらく時間が経ってからかゆみが出るので「あれ?いつの間に?」と思う事もよくあります。
また、秋は夏以上にダニによるアレルギーが増えるとも言われています。
夏の間に増えたダニの糞や死骸がアレルゲンとなり、虫刺されのような蕁麻疹のような症状が出る人も多いようです。
直接ダニに刺されたわけじゃなくても、ダニが原因で症状が出る事もあるんですね。
ニキビに近い赤い腫れの場合
また、顔に赤い腫れが出来る症状に、「ぷくっと赤いニキビのような腫れ」が出る事もあります。
蚊に刺されたというよりもニキビに近く、中心が白く膿んだようになっているのが特徴です。
蕁麻疹とは違いすぐに消える事はなく、赤みやかゆみがひくまでに数日かかる事が多いのですが、このような場合は「毛嚢炎」の可能性も。
毛嚢炎は、毛穴に雑菌が入り込み、赤く腫れる炎症で、その多くがムダ毛処理やひげ剃りなどを行った後に発症します。
女性ではおでこや眉毛の周り、男性では口やあごの周りにできる事が多いようで、カミソリや毛抜きでムダ毛処理をした時に現れやすいと言われています。
蕁麻疹は皮膚科に行こうと思った時には消えている事が多いのですが、毛嚢炎の場合は1週間ほど治らなかったり、赤みや痛みがひどくなって皮膚科に行ってわかる事が多いようです。
顔に虫刺されのような腫れが突然できる原因は?
顔に出る蚊に刺されたような腫れ。
その多くがアレルギーによる蕁麻疹だという事ですが、その原因は人によって本当に様々です。
顔に虫刺されのような蕁麻疹が出る時は…
ストレス
疲れで身体が弱っている時
胃腸が弱っている時
カラーリングや白髪染めをした後
洗顔や化粧品、シャンプーなどを変えた
金属アレルギー
このような原因が考えられます。
特に夏場は・・・
- クーラーと外の暑さによる温度差
- 夏バテによる体と心の疲れ
- 紫外線による日焼け
- 熱帯夜による不眠症
このような要因が重なって、冬よりも顔に虫刺されのような腫れの蕁麻疹が起こる事が多いようです。
日焼け止めや、クールタイプの化粧水やボディソープなど、いつもと違う洗顔料や化粧品を使う事も原因の一つなんですね。
また、私は以前、いつもはすぐに消える「虫刺されのような赤い腫れ」がたまたま消えずに皮膚科に行ったのですが、その時は「金属アレルギー」じゃないかと言われました。
普段は金属アレルギーにはなった事もなかったのですが、ピアスが汗によってわずかに溶けたのか、それに反応していたようなんです。
嫌な人に会ってストレスを感じると、蕁麻疹が出る事もあると言いますし、蕁麻疹は本当にちょっとした事が引き金となって現れる厄介な病気なんですね。
蕁麻疹の原因がストレス疲れの時の対処法と改善までの体験談!
その後、なんだかんだとストレス性の蕁麻疹を発症…。(;´Д`)どうにか改善できたのですが、それまでの体験や対処法をまとめてみました。こんな例もあるんだと参考にしていただけたらなによりです。
顔に虫刺されのような腫れが出来ないようにするにはどうすればいいの?
顔に蚊に刺されたような腫れが起こるときはまず、このような「蕁麻疹が発生するような原因」がないかをチェックしてみるといいと思います。
その原因を特定し、原因であるアレルゲンを排除したり、体の疲れやストレスを取り除くことが、症状を繰り返さない近道です。
一番は、皮膚科に行って何のアレルギー症状が出ているのか、そもそもこの赤みの原因が何なのかを調べてもらう事が最善なのですが…
厄介な事に、ほとんどの場合が「皮膚科に行こうと思った時には治っている」んですよね…。
(;´・ω・)
特に、ストレス性の蕁麻疹はすぐに消えてしまうことが多いのが特徴です。
ですが、原因がわからない事には対処の使用がありませんので、まずは…
蕁麻疹が出た時の状況をよく観察する
次に症状が出た時に、その時の自分の状況や環境をチェックしておくと原因が掴みやすくなります。
- 顔に赤みが出る前に何を食べた?
- いつもと何か違う事をした?
- ストレスを感じるような事はあった?
このような事をチェックして…
「最近暑くて夜眠れてない」
「化粧品を変えた」
何かしら思い当たる節が出てきたら、まずは要因となりそうなアレルゲンを排除してみたり、生活環境を整えてみると症状が改善されることがあります。
また、自分では改善できない要因の時は、虫刺されのような腫れた痕を写メに取っておき、皮膚科に行って「こんな状況の時にいつも発症する」と状況を説明すると、原因がわかって治療のきっかけが見つかる事があるかもしれません。
顔に虫刺されのような腫れが突然できるのはなぜ?原因と対処法のまとめ
まずは「どんな時に顔に虫刺されのような腫れができるのか?」を突き止める事が、症状を繰り返さない為に大切な事だと思います。
何より、その顔の赤い腫れの原因が本当に蕁麻疹なのかも、一度調べておいた方が安心ですよね。
また、顔にこんな症状は心身の不調のサインでもあります。
忙しい生活で気付いてなかった「最近疲れてたんだな…。」と自分の体調を確認できるチャンスなのかもしれません。
これをきっかけに、少し体を休めてみたり、休日をストレス解消に使ってみたり。
食生活や生活環境の見直しも合わせてやってみて、顔が腫れるのを治すついでに心も身体も元気になりたいですね!