厳しい冬の寒さ…。
冬の暖房費はびっくりするほど高くつきますし、できるだけ節約したいですよね。
冬に暖房器具を使わないなんて無理!!
と思うかもしれませんが、手間と工夫。
そしてちょっとした気合と努力があれば、暖房器具をほとんど使わずに冬を越すこともできます!
今回は、暖房器具を使わずに冬を過ごす一人暮らしの節約術その1!
「肩こりしないあったか重ね着術」についてご紹介します!
もくじ
冬の重ね着のコツ 温めるポイントを知って効果的な厚着を!
お金をかけない防寒対策の基本は自分自身が暖かい格好をすることですね♪
そんな当たり前のこととっくにやってるよー!
…なんて声が聞こえてきそうですが、その厚着…
もしかしたら間違った厚着の仕方かもしれません!
重ね着のポイント
服は着こめば着込んだだけ暖かくなるというものではありません。
極端な厚着は身体を締め付けることにつながり血行が悪くなります。
それによって毛細血管に血液が流れなくなり、手足の先が冷たくなって、結果的に体温が下がるという悪循環がうまれます。
また、血流が悪くなることにより肩こりや首のこりも起きてしまいます。
ただでさえ窮屈な重ね着は、重なる服の重さと動きづらさから、すぐに肩が凝ってしまいますよね。
寒いだけでも辛いのに、肩こりからくる頭痛やストレスで憂鬱な気持ちになんてなりたくない!
でも、何枚も重ね着するをせずに暖かくなるにはどうすればいいんでしょう?
…それはずばり!
体のどこを温めれば効率よく体が温まるのかという「温めポイント」を知ることです!
体温は暖かい血が体をめぐることで保たれます。
つまり、体中に暖かい血液を流すことが体を中から暖める一番手っ取り早い方法なんです。
温めポイント1:体の「首」とつく部分
手首・足首・首と体の「首」とつくところを温めると体感温度が5度上がる
首には大きな動脈が通っていますので、首が冷えることで体中にめぐる血液が冷えることになります。
冷たい血液が体中に運ばれるなんて、想像しただけで寒いですよね。
手首や足首は他の部分に比べて皮膚がとても薄いもの。
この部分を通る血液が外部から受ける影響も大きいものになります。
手首や足首を露出させないことで血液が冷えることを防ぎ、また、手首や足首を温めることで手足の先へ流れる血液が温まり、末端までぽかぽかすることができます。
温めポイント2:お腹と腰
多くの神経や経路が集まっている腰とお尻を温めることで血流が良くなり冷えが改善される
お腹にも大量の血液が通っています。
またお腹が冷えるということは内臓の温度が下がるということ。
その時に脳が「やばい!内臓を温めろ!」という指令を体に出すので、多くの血液が内臓を温めることに使われます。
その結果、手足にめぐる血液の量が減りますので手足が冷たく冷えてしまいます。
腰とお腹を温めるには腹巻がぴったりです。
また、腰の尾てい骨のあたりにホッカイロを1枚貼るのもおすすめです。
沢山カイロを使わなくても、腰の部分に1枚貼るだけで十分暖かくなりますよ♪
服と服との間に空気の層を作るような服を選ぶ
薄い布団を何枚も重ねて使うよりも、ふかふかの羽毛布団たった1枚のほうが暖かかったりしますよね?
これは羽毛の間の空気が体からでる熱を逃がさずに上手に保温してくれるからなんです。
それと同じように、洋服を重ね着するときも、服と服の間に空気が入る層を作ることが、薄着でも暖かく服を着るポイントになります。
一番下に着こむ肌着は、体にフィットした伸縮性のあるものを選ぶ
直接肌に触れて汗を吸収しますので、吸湿性と発熱性に優れたヒートテックのような素材の物をチョイスする事がベストです。
その上に「服と服の間に空気が入る余裕をつくる」ことを考えて、セーターやスウェット、ジャケットなどを重ね着することで少ない枚数でも暖かさを保てます。
ヒートテックの重ね着効果は?暖かい効果的な着方はコレ!
効果的な重ね着をするうえで、一番下に着こむ肌着はかなり重要になります。
冬の肌着と言えばやはり「ヒートテック」が有名ですよね。
電気毛布だけで毎年冬を越している私ですが、ヒートテックは一冬を共にする同志、いや、戦友といっても過言ではありません。笑
そんなヒートテッカーな私があるときたどり着いた素朴な疑問…。
ヒートテックを重ね着すれば暖かいんじゃない!?
ヒートテッカーならば一度は考えたことがあるだろうこの疑問、実際どうなのでしょう?
結論から言いますと…
ヒートテックの重ね着はびっくりするほど暖かくない!!Σ(-∀-;)
…ちゃんと考えればわかることだったのですが、効果的な重ね着の方法は「服と服との間に空気の層を作る」ことなんですよね。
自分でさんざん言っておきながら…体にピタッとフィットするヒートテックを2枚着ても暖かいわけないじゃないかと…。
ヒートテックの重ね着実験!
- ヒートテック1枚に薄手のウィンドブレーカー
- ヒートテック2枚重ね着にスウェットのパーカー
この状態で、家の周りのウォーキングコースを30分間歩いてみました。
ヒートテック重ね着にスウェット着ちゃったら実験にならなくない?
Tシャツにしとく?
…と思ったのですが、肌着感200%なヒートテックを露出させる勇気が湧かず、パーカーを羽織っての実験です。笑
ヒートテックを重ね着した結果…
2日間にわたっての実験だったので全く同じ条件とは言えませんけれど、それでももう二度とヒートテックの重ね着はしないだろうなと感じる位の違いは体感しました。
とりあえず、ヒートテックの重ね着はぴちぴち感が半端なく、体の動きに違和感を感じるのがストレスです。
確かに肌着2枚分の暖かさはありますが、ヒートテック1枚で感じられる暖かさ×2倍のような爆発的な暖かさはありません…。
むしろヒートテック1枚だけにウィンドブレーカーだけの方が途中からは熱く感じました。
ヒートテックに対して絶大な信頼を寄せていたからこそ感じる失望感かもしれませんね。^^;
なぜヒートテックを重ね着しても温かくないの?
ヒートテックは中が空洞になっている繊維で作られているらしく、繊維自体が空気をたくさん含んでいる状態になっています。
つまり、空気の断熱層を生地で作り上げている状態です。
そこに上から「空気の層ができるような服」を重ね着することで、ヒートテックと上着の間にさらに空気の層ができます。
これが寒冷地法で使われている二重窓構造のような役割を果たして、暖かさを逃さないわけなんですね。
…ということは、空気の層を効果的に作るためには、ヒートテックの上に着る服は、隙間ができる余裕があってしかも外からの風を通さない素材がベスト!ということになります。
今回、ヒートテック1枚の上にウィンドブレーカーを羽織っただけのものでも十分暖かかったのは、効果的に空気の層を服の中に作れたからだと思います。
ヒートテックだろうとなんだろうと、基本は「服と服の間に空気の層を作る!」なんですね。
暖房器具は使わない!肩こりしない冬の厚着のコツとヒートテックの効果的な着方のまとめ
お金をかけない防寒対策で一番のポイントは、まず自分自身ができるだけ温まるということです。
- 自分の体温を逃がさない
- 体温が上がるメカニズムを知って効率的に体温をあげる
暖房器具を使う前に、まずは自分でできる防寒対策は実はたくさんあります。
ちょっとしたことを意識するだけで、冬の寒さはぐっと変わります。
寒さに負けず一緒に頑張りましょう!!