まずはじめに。
申し訳ないんですけど…宴会の余興に使える鉄板ネタはここにはありません!w
ここでは「このネタがウケますよ(。-∀-)♪」というネタ紹介ではなく、ネットに数多く紹介されている鉄板ネタをさらに確実な笑いに変えるためのポイントや、数あるネタ紹介サイトの中からどうやってネタを選ぶかのコツ。
会社の宴会ではどんなネタがウケる傾向にあるのかといった「宴会芸の根っこの部分」をご紹介します。
もくじ
宴会の余興で面白いウケるネタとは?
いや、本当に。
宴会芸とか出し物って、人がやってるのを見るのはほんとに面白いんですけど、自分がやるとなると
「余興とかいらねーし!(-公- ;) 」ってなっちゃいますよね。
「新人だからなにかやらなきゃいけないかなー…」なんて薄々わかってる分にはまだ心の準備もできますけど、「じゃ!よろしく♪」なんて軽いノリで振ってくる人いるじゃないですか。
もうね、本当にやめてほしい。
私も、元居たところが自〇隊とがっつり体育会系だったので、宴会の余興ってのには本当に悩まされました。
入って2年目くらいまでの若手が余興をやるのが伝統だったので、最初のうちはしょうがないかって割り切れてたんですけどね。
6年目あたりのそこそこ威張れるレベルになってきたときに「久しぶりに余興やる?」って、押忍番長の「一本いっとくー?」みたいなノリで言われたときは、かなり本気で焦りました。
余興の何が困るって、台本も何もないとこなんですよね。
どんなネタが面白いのか、どんなギャグがウケるのか、テーマから台本まで全部考えなきゃいけないんです。
いろいろと無理じゃないですか、っていうかめんどくさいです。
だって素人ですもん。私たち。
でも、どんな宴会芸がウケるのかという方向性さえわかれば、ちょっとはネタも絞りやすくなるんじゃないかと思います。
そこで、まずはどんなネタをすれば飲み会でウケるのかという「鉄板の宴会ネタの傾向性」についてお話しますね。
そんな事いいから早くウケるネタ教えろよ!
なんて焦っちゃダメです。
ここをしっかり押さえておくかスルーするかで、宴会芸を成功させられるかどうかが大きく変わってきます。
…というか、冒頭でも言いましたけどこの記事には「このネタどうっすか?(。-∀-)♪」なんて内容は一切ありません。
面白いネタを「コレやってみよう!」と真似するだけじゃ笑いは取れない
これが私の宴会芸に対する持論です。(偉そうにごめんなさい)
鉄板ネタを外さないためにも押さえておきたいポイントや、ネタ選びのコツを押さえたうえでネタ探しをする事で、確実な笑いが取れると信じています!
ちょっと読んでみるかと、最後までお付き合いいただければ嬉しいっす。(。-∀-)♪
宴会のネタは何をしたらウケるのか?
まず、会社の宴会ではどんな余興ネタが面白いのか?という「面白い芸の方向性」についてお話します。
笑いを取るための絶対条件、ウケるネタの鉄則はこれですよね。
みんなが知っているネタをやる
今さらなことなのですが、ここを忘れると大変なことになります。
会社や職場で「みんなが知ってるネタ」としてものすごい力を発揮するのが
- 職場の身内ネタ
- 旬の芸人さんのネタの
パクリ真似
もうつくづくこれに尽きます。
職場の身内ネタ
結婚式など、違うコミュニティの人達が集まる場では使えない身内ネタも、会社や職場のような「同じコミュニティ」の中ではかなりの威力を発揮します。
みんなにいい意味でいじられる「いじられキャラ」の人や上司の物まねをしたり、日頃から思っていたことや言いたいことをネタっぽくいう事でみんなの共感が得られて、一体感のある笑いが生まれるんです。
お酒の席の無礼講をステキに昇華させた技ありな宴会芸です。笑わせた感も感じられるので私の一番大好きな分野です。
ただ、これはネタにする相手やネタのチョイスを間違えると、「みんなの前で笑いものにされた」と相手を傷つけたり怒らせてしまうことになるので、人選と台本にはかなりの注意が必要です!
しかし、日頃とっつきにくい人や怖がられている上司を思い切ってチョイスして「いじる人のプラスになるような愛のある笑い」のネタを作り上げることで周りからは勇者と称えられ、いじった相手からも一目置かれます。
ハードルは高いですけど、ネタ次第ではみんなが幸せになれる最高のテーマが「身内ネタ」と言えると思います。
旬の芸人さんのネタのパクリ
お笑いのことはお笑いのプロが一番わかってますもんね。
自分であれこれとネタや台本を考えるよりも、すでにあるネタをパクって使わせてもらう事で「これはウケるだろう!」という安心感が生まれ、心の不安がかなり解消されます。
この時の鉄則として…
みんなが知っているような旬の芸人さんのわかりやすいネタを使う
これは絶対にはずしちゃいけません。
2017年で言うと「にゃんこスター・みやぞん・あきら100%」的な感じです。
笑いのセンスや好みって人それぞれですけど、シュール系やじわじわくる系のネタは爆発力に欠けるので、自分が面白いと思っていても外しておきましょう。
…いや、欠けるどころかかなりのやっちまった感が生まれ、どうしようもない恥ずかしさと消えてしまいたい感に襲われます彡(-_-;)彡
全く罪のない、ネタ元の芸人さんを逆恨みしちゃって「あなたのせいで宴会芸ですべりました」と苦情の手紙を書きたくなるような衝動にかられますので、自分の笑いの好みを前面に出すのは控え、確実に誰が見ても面白いネタと芸人さんをチョイスしましょう。
このふたつのテーマに沿ったネタ選びをすると、ほぼ100%外しません。
職場の雰囲気によってどちらがより笑いが取れるかというのが違うと思うので、宴会に参加する人に合わせてどっちにするか決めちゃいます。
ネットには芸人さんのネタは言うまでもありませんが、自作のコントネタや台本などもかなり沢山あります。その台本をうまく身内ネタに絡めることで、ただネタをやるよりも深い笑いを狙えちゃえます。
宴会の余興ネタで簡単なおすすめは?
身内ネタか芸人さんネタか。
どっちがいいかと言われたら、簡単なのは断然芸人さんネタになります。
身内ネタは人選から台本のアレンジまで自分で考え、0から笑いを生み出さないといけません。
当たればでかいですけど、ハイリスクハイリターンな諸刃の剣。
自信がない場合は避けておいた方が無難です。
でも、みんなが知ってる確実にウケる面白いネタだからと、ただコピるだけじゃダメなんです。
- 自分のキャラを上手に生かせる
- キャラが薄い場合はギャップを利用する
これを押さえておかないと、どんなに秀逸なネタをチョイスしても思ったほど笑いは取れません。
自分のキャラを上手に生かす
一見コンプレックスにしか感じられない「不細工キャラ」などをポジティブな笑いに変えるパターン。
変顔やものまねでブレイクした横澤夏子さんとか、個性的なニッチェさん。
ブルゾンちえみさんとかって、笑われてるとか自虐ネタとかそんなレベルじゃなく、なにか突き抜けてて主導権を握って見る人を笑わせてますよね。
こんな特徴的なキャラに通じるものがある場合は、これを利用しない手はありません。
私もいとうあさこさんの「朝倉南!34歳!」には何度もお世話になりました。
もちろん見た目だけで笑わせてるんじゃなくて、もっと深い笑いのテクニックが絶対にあるんですけど、ネタだけじゃなく見た目まで完全にコピーできるキャラを持ってるなら、違うネタを選ぶよりも笑いのハードルはかなり下がります。
キャラが薄い場合はギャップを利用する
自分、全然個性ないっす。
こんな時は、ギャップ萌えならぬ「ギャップ笑」を利用します。
ネタをチョイスするときって、ついつい、良くも悪くも無難な自分の枠にはまったネタ選びをしちゃうんですよね。
でもこういう場合、ネタ自体はおもしろいんですけど、やってる人が普通なんでそこそこの笑いしか取れません。
だけどほら。
普段おとなしい人が全然違うキャラになることで取れる予想外な笑いってほんっとに半端ないじゃないですか。
普段の自分とは180度違うキャラの芸人さんをチョイスすることで個人的にも一皮むけますし、新しい自分になりたい人はぜひ試してみてください。
以上二つをベースにネタをチョイスしつつ、プラスαで
歌やBGM付のネタをチョイス
こちらもネタ選びの時にちょっと頭に置いておきます。
BGM付の方が断然盛り上がりますし、自分のテンションも上がっていろいろと「やりやすい」です。
宴会の余興で失敗した話
最後に、私が今まで余興や宴会芸をやってきて
「やっちまったな!(;´Д`)」と感じた体験をご紹介します。
TPOをわきまえたネタのチョイス
TPO。
これって、飲み会で余興や宴会芸をやるときに絶対に考えておかなくちゃいけない部分ですよね。
「とにかく笑わせよう!」「笑ってもらうためにはなんでもする!」
私は新人の時は特にそう思って、自虐ネタから下ネタまで、ここには書けないようないろんな事やってきました。
最初は恥ずかしかったのが、笑いが取れるようになると段々と快感になって、どんどん気持ちよくなっちゃうんですよね w
調子に乗っていろいろとエスカレートしちゃったときに、面と向かって「気分が悪い」と言われたことがあります。(;´д`)ゞ
それに、北斗の拳のケンシロウのコスプレをして
「お前はもう…死んでいる!」とヤクルトの上のアルミを「あたたたたた!」と、秘孔をつくように連続で破るネタをした事があるんですけど…。
ぶしゅーーー!!っと予想以上にヤクルトが飛び散って、宴会場だった焼肉屋さんの畳をべとべとにしちゃったことも。(-_-;)
すみません!と掃除して帰りましたが、流石にこの時ばかりは、ちょっと反省しました…。
職場の雰囲気やノリって違いますから、もちろん下ネタとかちょっとお下品なネタとかも…「全然OK!むしろウェルカム♪」なとこもあるとは思います。
でも、それを見て不快だと思う人が一人でもいるかもしれないなら、いくら笑いが取れるネタでも止めておいたほうがいいなって。
下ネタや下品なネタって、自分が思っている以上に不快に感じる人もいます。
笑いはいつだって人を幸せにするものじゃなきゃいけないって思うんです。(またまた偉そうに。ごめんなさい。)
でも自分も周りも。みんなが心から笑えるHAPPYな笑いを目指したいじゃないですか。
宴会の余興に面白いウケるネタって?簡単にできるおすすめや失敗談を紹介!のまとめ
長々と偉そうに「ウケるための宴会の余興ネタ」についてお話させていただきましたが
…いやー、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
書いていてかなり熱くなっちゃって、ついつい力入っちゃいました。
最後に一つだけ。
飲み会での余興って、たかが余興なんですよね。
でも、プロの芸人さんじゃない一般ピーポーの素人がやるからこその面白さってのがあるんですね。
研究すればするほど、やってる方も楽しくなってくるのが不思議ですw
ただネタをコピーするだけじゃなく、そこに
「みんなを笑わせるためにもっと出来ることってないかな!」
…というポジティブな考えをちょっとだけ加えた時に、初めて本当の鉄板ネタが生まれます。
余興ってほんとに奥が深いんです+.(*’v`*)+
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
余興・・・頑張ってくださいねーーー!!