『送別会を欠席したい。』
どうしようもない用事があったり、「気持ち的になんだか行く気になれない…」なんて時もありますよね。
でも、どんな理由で不参加にするといろいろと角が立たないんでしょう?
送別会の欠席っていろいろとマイナスに受け取られることもありますし…
今回はそんな、ちょっと悩んでしまう、送別会のうまい欠席理由や、行かない場合のポイントをまとめました。
もくじ
送別会を欠席するときに気を付ける事って?
会社や職場での送別会は、普通の飲み会とは違ってちょっと特別な物ですよね。
退職の場合はその方にとって社会人としての最後の締めくくりになりますし、転勤や異動の場合もその方との一つの区切り。
今までの感謝やお礼の気持ちを伝える場として、「他の宴会は欠席しても送別会は出る」という方も多いと思います。
そんな中で、いつもの飲み会のように「用事があるので参加できません」と断るのは、周囲にマイナスな印象を与えてしまう事も。
送り出される方も、なんだか切ない気持ちを感じてしまいます。
そこでお互いがギクシャクしない為の、いくつかのポイントをご紹介しますね。
欠席の理由はシンプルに伝える
送別会を欠席するほどの理由…。
時には、正直に伝えられない理由もあるのであれこれ悩むところですが、欠席の理由は「シンプル」がベターな様です。
- 家の事情で、その日はどうしても外せない用事がある
- 地元で結婚式があるので帰省する(送別会が週末の場合)
飲み会の欠席理由として冠婚葬祭がよく使われますが、べたなので周囲にばれやすい事も。
シンプルな理由の方が逆に「送別会を欠席するほどの、だけどはっきり言えない理由」と思われることも多いようです。
「参加したいけれどどうしても行けない」という気持ちを相手に直接伝える
仕事で直接関わりがある方や送別会の主役の方との親交が深い場合。
こんな時は、直接挨拶をしてお詫びの気持ちを伝えます。
事前に幹事に不参加を伝えるだけではなく、相手にも直接「参加できずに申し訳ありません」という気持ちとともに感謝を伝える。
こうすることで、相手もモヤっとした気持ちを感じる事が少なくなると思います。
記念品やプレゼントを贈る時は参加する
送別会で記念品として花束や贈り物が計画されている時は、感謝の気持ちを伝えるチャンス。
送別会の会費の中にプレゼント代も含まれていることもあるので、幹事の方に「贈り物だけでも参加させてほしい」と伝えてみるといいかもです。
幹事の方が「有志名簿」などのリストを相手の方に渡した場合は、相手に自分の気持ちも伝えられます。
また、プレゼントを通して、職場の周りの人たちにも「参加したかった」という最低限の自分の意思を表現できます。
相手や周囲をなるべく不快にさせないことがマナーなのかなと思います。
みんなが気持ちよく、そして自分もしこりを残さないためにも「相手を思いやった断り方やふるまい」を意識するといいようですね。
どうしても穏便に済ませたい時の断り方
これは、「本当に穏便に断りたい時」にしか使わない方法ですが…
- ぜひ参加したいのだけど、まだはっきり予定がわからないと幹事に伝える
- その際、最終的にいつまでに出欠の返事をすればいいか、予約や会費で迷惑が掛からないように細部を確認しておく
- 出欠の返事の締め切りの前日あたりに、やっぱり無理そうだという事を伝える
欠席理由としては…
『母の入院の予定がはっきりと決まらない』
など、家族の体調不良のような「それなら仕方ない」という理由を考えておきます。
嘘をつくのは心苦しいですが、相手との人間関係や職場での関係をどうしても荒立てたくない時。
そんな時には有効な方法だと思います。
嫌いな上司の送別会や先輩 部下の場合に気を付けるポイント
ただ、ちょっと難しいのが「嫌いな人の送別会の断り方」です。
用事はないけれど、自分の気持ちとしてはどうしても送別会に行きたくない…。
個人的にちょうどこの事で悩んで、いろいろと調べて考えるきっかけがあったのですが…
- 『嫌い』という理由で送別会を欠席すると、場合によってはマイナスなイメージを持たれることがある
- 周りの人ももやっとした気持ちにさせてしまうかも
- 最後なんだから、個人的な感情は出さずに割り切って送り出すのが大人では?
これについては、本当にいろいろな声や考え方がありました。
結果的に私は「参加する」方向で決めたのですが、でも、どうしても「笑って送り出す」という事が出来ない事もありますよね。
周囲を嫌な気持ちにさせない心遣い
こういう時は、せめて周りの人や本人をモヤっとさせない事が最低限の気遣いかなぁと思います。
自分の中で「やっぱり送別会には行かない」と決めたら…
- 「嫌いだから行かない」という態度を表に出さない
ここだけでも徹底するのが周囲にとっての気遣いではないかなぁと思いました。
そして、もしもできれば『一言相手に挨拶をする』事だと思います。
これは、今の私には到底無理な事なのですが…(^-^;
でも、以前勤めていた職場でちょっと心に残る出来事があったんです。
ある時、Aさんが定年退職する事になり、送別会が開かれることになりました。
当然職場のみんなは「Bさんは来ないよね」と思っていて、そしてやっぱりBさんは「不参加」の返事。
職場の中でなんとなく「流石にちょっと大人げないんじゃ?」なんて空気が流れていたのですが…。
なんと、Aさんの送別会当日。
Bさんが帰り際に「今日は用事があって参加できず申し訳ありません。では、失礼します」とAさんへ一言挨拶…。
それを聞いたAさんはぽかんとしていましたが、その後の送別会では、飲み会でいつも出るBさんへの愚痴が一切ありませんでした。
周りもなんだか安心して、一気に雰囲気が柔らかくなったんです。
Bさんがその一言を言うまでに、きっといろんな葛藤があったと思うのですが、「流石だな」と周囲の印象も一気に良くなりました。
今の私にはちょっと無理ですが、こういう一言も大切なんだなと思ったきっかけでした。
送別会の欠席の理由 失礼にならない言い訳の例文
では、最後に送別会の欠席の理由の例文をいくつかご紹介します。
申し訳ないのですが欠席させていただきます。
もしも記念品などをお贈りするのでしたら、せめてそちらだけでも参加させて頂きたいのですが…
〇〇さんには入社以来お世話になってばかりなのに、本当に申し訳ありません…。
今まで本当にありがとうございました。新しい勤務先でもお元気で!
あいにく、その日は家の事情で予定が入っており、残念なのですが参加することができません。
送別会という大切な会にお誘い頂いたのにも関わらず、本当に申し訳ございません。
〇〇さんには、私からも直接ご挨拶させていただきます。
取り急ぎ、お詫びとご連絡申し上げます。
送別会の欠席理由と失礼じゃない断り方【嫌いな人の場合の注意点も】のまとめ
送別会の欠席の返事をする際に、失礼にならないために気を付けたいポイントや理由、言い訳の一例をご紹介しました。
職場によっては「送別会は何をおいても参加するもの」という風潮が残っている会社も多いもの。
いろいろと気を遣う事もあると思います。
個人的には…
そうは言っても、どうしようもない時もあるんだもん!
というのが正直な気持ちです…(^-^;
でもせめて、相手や周囲の人が不快に感じないような。
そして、自分もマイナスな印象を持たれないような断り方がしたいですね。