太宰府 梅
福岡で一番早く春を感じられる場所といえば太宰府天満宮。

太宰府といえば梅、梅といえば太宰府というくらい有名ですよね。

「そろそろ大宰府の梅が咲くころじゃない?」と気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、2017年の梅の開花予想や、大宰府の梅観光をより楽しむための飛梅伝説。

大宰府に行くなら食べておきたい…いや、食べておくべきおすすめの梅ヶ枝餅の人気のお店についてご紹介します。

スポンサードリンク
  

太宰府天満宮の梅の見頃はいつ?

太宰府天満宮は、学問の神様「菅原道真公」が祀られる神社として受験祈願や合格祈願で有名ですが、梅の名所としても日本でも有数の場所。

 
約200種類の梅の木が6000本も植えられていて、春になると赤や白、ピンクの色とりどりの梅の花で境内が彩られます。

 
せっかく梅の花を見に行くなら、満開の時期に見に行きたいですよね。
春の訪れをいち早く知らせてくれる、2017年の太宰府天満宮の梅の見頃はいつ頃なんでしょう?

2017年の太宰府天満宮の梅の見頃

太宰府天満宮の境内には開花時期の違う梅の花が植えられていて、ざっくりとですが「早咲きの梅」と「遅咲きの梅」に分けられます。
 

太宰府の梅の開花は例年では、早咲きの梅が2月上旬あたりからぽつぽつと咲きはじめ、中旬で5割ほど、2月下旬にはほぼ満開を迎えます。

 
次に咲くのが遅咲きの梅。2月下旬から花が目立ち始め、こちらが満開を迎えるのが3月の2週目あたりになります。2月下旬~3月の1週目あたりが、早咲き遅咲きどちらの梅も見られるおすすめの見頃の時期なんですね。

 
ただ、梅の花は気温によって開花の時期が大きく左右される花で、特に1月の気温による影響を大きく受けます。1月の気温が例年よりも低い日が続くと例年よりも見頃は遅れますし、逆に暖かい日が続くと見ごろも早くなるんです。

 
2016年12月に発表された、気象庁の1か月予報によると、1月の西日本の平均気温はほぼ平年並みとなっています。

この予報を元にすると開花も例年通りと予想されますが…

 
ただ、ここで気になるのが、太宰府の梅の中でも特に早咲きの「飛梅」の開花状況です。
例年だと1月中旬に花を咲かせる飛梅ですが、今年は12月31日に第1輪が咲いたんです!

12月に飛梅が開花するのはなんと20年ぶりだそうで、12月の気温が例年よりも高かったことが影響しているみたいなんですね。
 

それを踏まえると…

2017年の太宰府の梅の開花は、例年と大きく変わらないか若干早いと予想するのがベストだと考えます。

 
…ということで。

2017年の大宰府の梅の見頃は・・・

2月の第3週 ~ 3月の第1週にかけて

福岡をこよなく愛する地元民の私は、福岡県民のプライドにかけてこう予想したいと思います!

※3月5日追記

大宰府観光協会によると、3/5現在では、本殿向かって右手にある飛梅はほとんど散ってしまいましたが、左手の紅梅は満開との事です。

3月8日
早咲きの梅は終了。現在は遅咲きの梅が楽しめるそうです゚゚+(‘v`*)+.゚

太宰府の飛梅伝説とは?

飛梅

太宰府の梅を見に行くのなら、ぜひとも見ていただきたいのが「飛梅」です。

先ほども少し触れましたが、飛梅は数多くある梅の中でも一番に花を咲かせる早咲きの梅。

ですが、飛ぶように早く咲くから「飛梅」と呼ばれているわけではなく、そこには太宰府に祀られている、菅原道真公にまつわる伝説があるんです。

 

時は平安時代。

当時、右大臣だった菅原道真は政権争いの末に都を追い出され、遠く九州は太宰府の地へと左遷されることになりました。

 
道真が暮らしていた屋敷には、特に愛情をかけて愛でていた梅の木があったのですが、道真は都を離れる前にその梅の木を思って歌を詠みます。
 

「東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」

(春の東風が吹くころには、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私がいなくても、春を忘れず花を咲かせておくれ)

 
道真の歌を聞いた梅の花は、道真を慕って一夜のうちに太宰府の地へと飛来しました。

主を追いかけて、遠い福岡の地まで飛んできた飛梅。
なんともいじらしく、心が温かくなる伝説ですよね。

 
この飛梅は、1月中旬から3月上旬までの間、太宰府天満宮本殿に向かって右側で白い花を咲かせます。

太宰府に梅を見に行かれたら、ぜひ飛梅伝説を思いながら飛梅を見てみてくださいね。

スポンサードリンク

太宰府天満宮の梅ヶ枝餅の人気のお店は?

梅が枝餅

 
太宰府に来たなら食べておきたいのが梅が枝餅です。

太宰府へ左遷された菅原道真が罪人のような粗末な扱いをされているのを憐れんだ地元の老婆が、梅の枝に焼餅をつけて差し入れたという伝説のある食べ物という事で、大宰府の名物として不動の人気と知名度を誇っています。

 
あんこを薄い餅で包んで焼き上げただけの、なんともシンプルな和菓子ですが、熱々の焼きたては皮がパリッとしていて何とも言えない香ばしさと食感が楽しめます。

天満宮へと続く参道には、多くの梅ヶ枝餅のお店が立ち並び、道行く人の手には必ずといっていいほど梅が枝餅があるんです。

 
でも、どこの梅ヶ枝餅も同じというわけではありません。

お店によって独自のこだわりを持って梅ヶ枝餅を作っていますので、その味にも違いがあるんです。

素敵なお店はいくつもあるのですが、今回はその中でも私がどうしてもおすすめしたい、特に美味しい梅ヶ枝餅のお店をご紹介させて頂きます。

太宰府の人気の梅ヶ枝餅の名店

きくち

太宰府天満宮の参道に3つ並ぶ、大きな鳥居の2つ目をくぐって少し行くと、右手に見えるのが「きくち」です。

きくちさんのこだわりは北海道産の小豆を使用した自家製のあんこ。

あんこは粒あんですが量が絶妙で甘すぎず、甘いものが苦手な方におすすめのお店です。

 
太宰府天満宮参道 茶房きくち

092-923-3792
店休日:毎週木曜日
毎月1日・25日が木曜日の場合はその前日の水曜日が店休日

かさの家

二つ目の鳥居を過ぎると参道右手にひときわ大きな行列が出来ているのが「かさの家」。

参道で一番長い行列を目指すと、自然とかさの家さんにたどり着くのですぐにわかります。

数ある大宰府の梅ヶ枝餅店でも断トツで一番人気のお店です。

 
かさの家さんのこだわりは「焼き」。
お持ち帰りも出来ますが、そのパリッとした特徴のある焼き加減を味合うためにも、ぜひ現地で焼きたてを食べる事をおすすめします!

 
お食事処 かさの家

092-922-1010
営業時間:9:00~18:00
店休日:なし(年中無休)

 

甘い梅が枝餅は、正直そう沢山食べられるものではありませんので、選りすぐりの2店をご紹介させていただきました。

どちらも行列ができる人気のお店ですが、回転率はとても速いので、そう長い間待つこともありませんよ。

特別な日だけのレアな梅ヶ枝餅

実は梅が枝餅には、いつもとはちょっと違うレアな梅ヶ枝餅を食べることが出来る日があるんです。

  • 古代米入り紫の梅が枝餅

 
毎月17日に登場するのが、高貴な色とされる紫が美しい、古代米入りの梅ヶ枝餅。

九州国立博物館10周年を記念して作られた、期間限定の梅が枝餅だったのですが、あまりの人気に月に一度のレア梅が枝餅として帰ってきました。

福岡県産の黒米を使用した皮は薄く紫がかっていて、こちらもパリパリとした食感が特徴です。
 

  • よもぎ入り梅が枝餅

 

菅原道真の誕生日6月25日と命日である3月25日という25日にかけて、太宰府では毎月25日を「天神さまの日」と設定しています。

この日には、よもぎ入り梅ヶ枝餅が限定でお店に登場し、色鮮やかな薄緑色の梅が枝餅が楽しめます。

 

曜日での限定ではなく、日にちでのレア梅ヶ枝餅というのが面白いですよね。
休みの日と販売日が重ならず、なかなかレア梅ヶ枝餅を食べられないという人も多いようです。

 
梅の見頃でレア梅が枝餅が食べられそうなのは、2月17日と2月25日の二日間。
25日は土曜日ですのでチャンス大ですね!行かれた方はぜひGETしてくださいね。

太宰府天満宮の梅の見ごろのまとめ

2017年の大宰府の梅の見頃は2月第3週~3月第1週

本堂右手の飛梅も忘れずにチェック

梅が枝餅は「きくち」ち「かさの家」がおすすめ

毎月17日と25日はレア梅が枝餅の日

 
以上、太宰府天満宮の梅の見頃と楽しみ方についてご紹介しました。

また、大宰府に行くのならお参りもしっかりバッチリしておきましょう♪

⇒ 正しい神社のお参りの仕方とお願い事の願い方

 
素敵な春のお出かけの参考にしていただければ嬉しいです。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

スポンサードリンク