成人式といえば、袴や振袖、スーツを着て成人式に参加をする。
レンタルだったり、買ってもらったり、スタイルはいろいろとありますけど、
大抵は両親や、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしてもらうのが一般的…というイメージがありますよね。
成人式に参加しない場合は、お祝いにお金や物をプレゼントしてもらう事もありますが…
我が家では、成人式のお祝いは何もありませんでした。(笑)
口には出さなかったけれど、「私の事に興味ないのかなぁ…」と、ちょっぴり寂しかったのを覚えています。
二十歳をだいぶ過ぎた今。
今だからこそ聞ける、「成人式を迎える子供をもつ親の気持ち」を、両親や知り合いのおばちゃま達にリサーチして、まとめてみました。
もくじ
成人式に親が何もしてくれなかったという人は結構いる
そもそものきっかけは、今年成人を迎えた職場の女の子に…
先輩は成人式のお祝いってなにかしてもらいました?
私の家は、成人式の振袖のレンタルとかお祝いとか…。なにもなさそうなんですよね…。
と、質問されたのが始まりなんです。
そう言えば私も、当時は「他の家庭はどうなんだろう?」って気になっていたなぁと思い出しました。
正直、振袖とかお金とか、それはどうでもいいんですよね。
ただ、節目に何もしてもらえない、言ってもらえない事にたいして不安を感じていたんです。
成人式に親がお祝いをしないのって、もしかして普通なのかも…。
私が勝手に「私だけ」って思ってるだけ?
…と、「自分の家だけが特別なわけじゃない」という事がわかれば、ちょっと安心だったんです。(笑)
だって、周りの友人たちは…
- 親が振袖買ってくれるって言うけど振袖なんていらないし。代わりに家族みんなで美味しいご飯食べに行ったー♪
- スーツは自分で持ってたから、お祝いにって1万円もらったよ。
- レンタルで振袖借りて、写真撮ったよー♪
- 何かお祝いで欲しい物あるか?って親父に聞かれたけど、二十歳になって親にねだるのも恥ずいから断った
…なんて人が多くて。
いや、私も…
二十歳になって祝ってほしいなんて、何子供みたいな事言ってんの!?
つか、大人になったんだから逆に自分が親孝行するべきじゃない?
なんて思ってましたけど…。
それでもやっぱり一生に一度だしなー…って、心のどこかで思っちゃうんですよね。
でも、二十歳の成人のお祝いの仕方は、地域や家庭によっていろいろと違うようで。
二十歳をはるかに過ぎた今、東京でいろいろな人に話を聞くと、二十歳に両親からお祝いをしてもらっていない人は結構いました。
うちの地元じゃ成人式だからって親からお金を出してもらって振袖を着る子は少なかったよ。
私も友達も、振袖を着たかったからバイトしてお金を貯めてたもん。
お祝いも何もなかったけど…別に何も思わなかったな。
もう働いてたし、二十歳のお祝いは特になかったな。就職祝いにお祝いしてもらったし。
二十歳だからっていうより、社会的に自立した時にお祝いしてもらった方が嬉しくない?
私は成人式自体がどうでもよかったし。
逆に、お祝いして欲しいって意見が逆に新鮮だった!
…と、いろいろな意見が聞けました。
華やかな一面ばかりが報道されるのでなかなか気付きませんけど、実は「成人おめでとう!」と改めて両親にお祝いしてもらう事って、そう当たり前でもないんですね。
成人式の親の気持ちってどうなのか両親に聞いてみると…
でも、やっぱり「親がどう思っているか」は気になるもの。
こういうのを両親に聞くのはどうなのかなぁ?とは思いつつ、思い切って「成人式を迎える子を持つ親の気持ち」を両親に聞いてみました。
二十歳=成人という感覚が無い場合
すると…
子供が大人になるのは嬉しい物だよ。なんとも思っていない親御さんはいないと思うよ。
でも、あんたはもう18歳で家を出てたからねー…。
二十歳になった時より、親元を離れた時の方がいろいろと感じるものがあったかなぁ。
その後輩さんは、今はまだご両親と一緒に暮らしているんでしょう?
二十歳だから大人というより、結婚や就職で家を出て独り立ちするときに「大人になったなぁ」と感じる人も多いんじゃないかしら?
なるほどなー!と思いました!
職場の、大学生のお子さんたちを持つお姉さまたちにも聞いてみたんですけど…
二十歳=大人というより、独り立ち=大人と感じている方が多かったんです。
成人式にお祝いをする感覚がない場合
だからこそなのか、成人式にお祝いをするという感覚が無いお母さん達もいらっしゃいました。
「自分が成人式や「成人」という事に特に関心がなかったから、あらためてお祝いをするという感覚が無い」
…なんて話を聞いたのですが、改めて思い返すと、私も「友人たちがお祝いをしてもらっていた」から、それが当たり前だと思っていただけで、自分個人としては特に関心はなかったんです。
同じように、両親も「成人式をお祝いする事が当たり前じゃない」環境だと、その事に気付かない場合もあるんだと思います。
成人式にお祝いをしたいけれど出来ない親の気持ちも…
また、お祝いをしてあげたい気持ちはあるけれど、してあげられないという場合もありますよね。
経済的に苦しかったり、厳しかったり。
我が家がまさにそうだったんですけど、母が「今だからこそ言える」事を言ってくれたんです。
それにほら、うち貧乏じゃない?
してあげたかったんだけど、何もできない自分が嫌で、いろいろと考えてるうちに成人式が過ぎちゃったのよ。
あんた成人式とか興味なさそうにしてたし…。でも…ごめんね。
大人になるにつれて、いろんな話を本音で話せるようになってきたからこその、このタイミングでのこの話だったんですけど…。
正直、当時はちょっと拗ねてただけだったし、逆にそんな事言わせてごめんね!と、申し訳なくなっちゃいました…(;´Д`)
我が家は「楽しい貧乏」だったので、お金が無いという事をみんな悲観的には捉えていなかったのですが
やっぱり親としては、子供にきちんとお祝いをしてあげたいという気持ちはあるんですよね。
私も経験があるのですが、母や父の記念日になにかとっておきのお祝いをしたい!
…なんて気持ちはあっても、なかなかそうはいかない経済状況だった頃があって…(^-^;
中途半端な物を贈るのもなんか嫌だし、かといって「おめでとう」だけ伝えるのもなんだかなぁ…。
ずっと悶々と考えていると、気付くと何もしないまま終わってる…なんて事もしょっちゅうで。(;´・ω・)
それと同じなのかなぁって。
お互いが不器用だからこそ、すれ違ったり誤解を生んじゃう事もあるんだなと思いました。
成人式に親が何もしてくれない…でもお祝いをしたい気持ちはあるんだと思います
いろいろと話を聞いていくうちに、子供のイメージする成人式と、両親が考える成人式に、ちょっとしたズレがあるようにも感じました。
成人式に振袖を買ってもらったり、レンタルをしてもらったり。
これって本当に「家庭によって様々」ですし、「これが当たり前」なんて事もないのだと思います。
それに、子供が成長していく事は両親にとってはやっぱり嬉しい事なんですよね。
ただ、その「おめでとう」を表すのが成人の日じゃなかったり…
思いっきりお祝いしたいけれどいろいろな理由があって素直に伝えられなかったり…ですね。
私はまだ独身なので「親の気持ち」というのはわかりませんが、今回いろいろと話を聞いて、少し「親の気持ち」と言うのがわかった気がします。
逆に、成人式だからこそ、自分から両親へ「ありがとう」の気持ちを伝えるのもありだと思うんです。
今まで育ててくれてありがとう…って、大人になった印に感謝の気持ちを表現してみる。
これもまた「大人になった証」のような気がしますよね゚゚+(‘v`*)+.゚
せっかくいろいろとお話を聞けたのでまとめてみましたが、もしもなんかの理由でこのブログにたどり着いた方の参考になれば幸いです。