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初詣は一年で一番初めの神様へのご挨拶。せっかくだからきちんとした作法でお参りしたいけれど…

拍手は何回? 礼が先だったっけ? 鈴はいつ鳴らすの?

…なかなかわからないのが神社の参拝作法ですよね?
初詣に行く前にここでしっかりとポイントを押さえておきましょう。

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初詣のお参りの仕方はこれでばっちり!

鳥居のくぐり方

実は神社の参拝は鳥居をくぐるところから始まっています。

神社には必ずある「鳥居」ですが、その門のような形から「神社の入り口」というイメージが強いですが、この鳥居は神様の世界と私たち人間の世界を隔てる境界とされています。

 
鳥居をくぐることで神様の領域に入ることになりますので、帽子などをとり、軽く一礼をしてから鳥居をくぐるのが「礼儀」とされています。

人の家に上がるときでも、玄関では帽子をとり頭を下げますよね?そう考えたら、神様の住まう神社に入るときに素通りというのは確かに失礼ですよね^^;

 
また「鳥居の真ん中は神様の通り道」という話を聞いたことはありませんか?

鳥居の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれる神様の通り道。ここを避けて鳥居の左右の端を通るようにしましょう。

手水の作法

手水

鳥居をくぐり、参道を歩いていくと「手水舎(てみずや)」と呼ばれる、手や口を清めるための水場があります。

これはお参りをする前に、ここで手や口を洗い体を清めるためのもの。
お参りの前に多くの人がつまづくのがここでの作法ではないでしょうか?

私も、きちんと作法通りにできるようになったのは、恥ずかしながらごく最近です…^^:

 

  • 手水の手順
  1. 手水舎に一礼する
  2. 右手でひしゃくを取り、手水をすくう
  3. その手水で最初に左手を清める
  4. ひしゃくを左手に持ち替え、右手を清める
  5. もう一度右手にひしゃくを持ち替え、左の手のひらに手水を溜めて口に含む(柄杓の椀に直接口をつけない!)
  6. 音を立てずに口をゆすいで清め、左手で口元を隠してそっと吐き出す
  7. 左手をもう一度清める
  8. 最後に柄杓の柄を両手で持ち、残った水で柄に手水をしたたらせて洗い流す
  9. ひしゃくを元の位置に静かに戻し、一礼する

 

…文字だけで見るといまいちピンときませんので、一連の流れが動画になったものを見ていただくと分かりやすいと思います。

 
右からか左からかわからなくなりそうですが、右利きの人は身体の動くままにやれば自然と右手でひしゃくをまず掴み、左手から洗い始めると思います。

その流れで交互にひしゃくを持ち替えていけば意外とスムーズに作法通りに出来ますよ。

拝礼の作法

身体を清めたら、いよいよ拝礼です。

  1. 神前に進み、姿勢を正す
  2. お賽銭を賽銭箱に入れる
  3. 鈴を朗らかに、神様に聞こえるように鳴らす
  4. もう一度姿勢を正す
  5. ニ礼・二拍手・一礼で拝礼
  6. 礼をするときは、90度の礼で深々と頭を下げる
  7. 拍手は胸の前で二回ゆっくりとたたき、お祈りをする
  8. お祈りが終わったら、静かに手をおろし90度の礼をする

 
簡単にまとめると…

お賽銭 → 鈴 → 二礼・二拍手・お祈り・一礼 

どうですか!?
私はいつも「二礼・二拍手・一礼」でひとつの動作だと思っていたので、一例をした後にまた手を合わせてお祈りやお願い事をしていたんです^^;

二拍手の後にお祈りをし、お願い事がある場合にはこのタイミングで神様に報告してくださいね!

 
初詣の拝礼では、参拝者で境内が人だらけだと思いますのでゆっくりと参拝する時間はないかと思いますが、せっかくの新年の参拝。

人込みをかきわけ、しっかりと神様にお礼とお祈りを届けましょう!

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初詣のお賽銭の金額はいくらがいいの?

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お賽銭で「ご縁がありますように」と5円を入れるという話は有名ですが、初詣のお賽銭はいったいいくらがいいのでしょうか?

5円でお願い事を聞いてもらおうなんて虫が良すぎるんじゃない?今年一年の無事をお願いするのだからケチケチせずにどどーんとお賽銭を入れなくちゃ!

なんて思ったことはありませんか?
でも、ちょっとまってください!

お賽銭は高ければいいというものではないんです。

まず、お賽銭というのはお願い事を聞いてもらうためのお供え物ではなく、神様からいただいた幸福に感謝をして奉納するお供えものだということ。

高いお賽銭を入れたからお願い事を聞いてもらえるかも!?…というものではないんですね。

お賽銭の金額の意味

「ご縁がありますように」という意味で5円をお賽銭に入れるというのは確かに縁起がいいこと。

しかも5円玉の枚数でその縁起のよさが倍増するって知っていますか!?

1枚 5円:ご縁がありますように
2枚 10円:重ね重ねご縁がありますように
3枚 15円:十分ご縁がありますように
4枚 20円:良いご縁がありますように
5枚 25円:二重にご縁がありますように

 
語呂合わせですが、確かに縁起がいいですよね!!
初詣に行く時は5円玉をたくさん準備しておきましょう♪

縁起の悪いお賽銭

反対にその語呂合わせの悪さから「縁起が悪い」とされているお金もあります。

10円玉:「縁が遠(とお)のく」
500円玉:効果の中では一番大きな事から、「これ以上大きな硬貨(効果)はない」

お賽銭を入れるときは10円と500円は入れないように気を付けたいですね!

初詣の願い事の仕方は?

最後に、初詣で一番大切な「お願い事」の仕方についてお話します。

お賽銭が「お願い事を聞いてもらうためのお供え物」ではなく「日ごろの感謝の気持ち」だったように、神社は本来お願い事を叶えてもらうための場所ではありません。

神様はいつも私たちの生活に寄り添って、守ってくださっているとされています。

参拝の時はお願い事だけをするのではなく、まず初めに「いつもありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えることからはじめましょう。

お願い事はその後です。ここで初めてお願い事を伝えましょう。

「今年も一年家族みんなが幸せに暮らせま…」

 

ちょっと待ったーーーーーーー!!!!

 

実は、お願い事を言う前に必ずしなければいけないことがまだ、後一つだけあります!^^;

お願い事をする前に必ず「自分の名前と住んでいる住所」を伝えましょう!!!

神様は「私たちの生活に寄り添って守ってくださる」んでしたよね?
あなたの願いを叶えてあげたくても、どこの誰だかわからないと叶えようがないんです…。

なんだか日本の神様って意外と庶民的で、本当に私たちの身近な存在のように思えてきますよね^^♪

初めてお会いする神様で、まだ自分の名前を名乗っていないときは忘れずに「名前と住所」を伝えるようにしてくださいね。

そしてその願い事がかなったなら、神社へお礼にいくのも忘れないようにしましょう。

神様との「ご縁」を大切にするのも、大切な礼儀作法です。

まとめ

一見難しそうですが、こうやってみてみるとそんなにややこしいものでもないですよね?

大切なのは神様に「ありがとうございます」という感謝を伝える心です。

初詣は年の初めに神様にお会いできる絶好のチャンス。

気持ちのこもった作法でお参りすることで、今年一年もきっと無事に幸せな年になるはずです!

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