手作り甘酒が作りたい!!(*≧д≦)!
飲む点滴ともいわれ、栄養補給や夏バテにもぴったりな滋養満点の米麹の甘酒。
お家で手軽に作れないかなー…っていろいろ調べてみました。
どうやら炊飯器やヨーグルティアっていう温度調節ができるタイプのヨーグルトメーカーがあれば簡単に作れるみたいですけど…
家にあるの温度調節が出来ない普通の、どノーマルなヨーグルトメーカーで出来ないかなー
-(・ε・`…?って。
2000円台で買えるこんなヨーグルトメーカーです。
ヨーグルティア高いし…。炊飯器は失敗したしなー…。
と、どうにか甘酒が作れないかと、いろいろ試してやってみたら…
出来ちゃいました!おいしい甘酒(。-∀-)♪
今回は…
- ご飯を使って大量生産甘酒の作り方!
- 米麹だけで濃厚もっちり甘酒の作り方!
- 手作り甘酒の保存方法や保存期限
お家で簡単に米麹の甘酒を手作りするあれこれについてお届けします。
もくじ
ヨーグルトメーカーでの甘酒の作り方
甘酒をおかゆと米麹で大量生産する方法
ひな祭りのパーティーや毎日飲むのでいっぱい甘酒を作りたい!と言う場合には、米麹にご飯を加えて甘酒を作る方法がおすすめです(‘∀`)
麹だけで作った甘酒より、風味や甘さは少し落ちちゃいますけど、それでも甘酒のおいしさは十分!水やご飯の量を調節すれば薄めずそのまま飲めるので、作ってすぐに飲んじゃう時にもおすすめです♪
- 米麹:100g
- ご飯:1合
- 水:おこのみで
- ヨーグルトメーカー
- 牛乳パック
麹とご飯を使った甘酒の作り方
今回使ったのはシンプルなこちらの生麹。
スーパーから消えたみやこ麹の代わりにとネットで注文しました!
甘酒には酒粕甘酒と米麹甘酒があるんですけど…飲む点滴と言われ、味も飲みやすさもいいのは米麹甘酒なんですよね。
酒粕はスーパーにいっぱいあるけど…という方は、すぐに発送してくれるところもあるので一度ネットをのぞいてみるといいですよー゚゚+(‘v`*)+.゚
- まずは炊いた1合のご飯でおかゆをつくります。
- 出来たおかゆをしばらく冷まし、60度くらいになったら麹を混ぜ込む
- 混ぜ込んだらきれいに洗った牛乳パックへGO!
- ヨーグルトメーカーへセットして15時間~20時間放置
私は冷ご飯を使ったのでコトコト煮込んで作りましたが、炊飯器のおかゆ機能で最初からおかゆを炊いたほうが断然楽だと思います。
おかゆの固さで甘酒のとろとろ具合も変わってきます。
いろいろ試した結果、私は炊きあがりのご飯1合に対して500ccのお水を加えたおかゆで作った甘酒が一番好きでした♪
後からお湯を入れても調節できるので、まずはおかゆの固さは全粥くらいの固めにしておくのがおすすめですよ(‘∀`)
麹は60度以上の温度で菌が死んでしまうと言われています!
出来立て熱々のおかゆに麹を入れてしまうと甘酒が出来なくなるので、60度以下までおかゆを冷ます!というのは忘れちゃいけません(`・ω´・)ノ”
温度計がない時は、とにかく放置。笑
私は極度のめんどくさがりなので、お風呂の温度を基準に「あー…熱めの45度の風呂よりちょっと熱いくらいかな?」と、かなり適当にやっていますが、それでも美味しく出来ています(*・∀-)b
時間が待てない時は、出来上がりのおかゆに冷たいお水を足すと早く温度が下がります。このためにわざと固めのおかゆにしとくのもおすすめですよ♪
牛乳パックはきれいに洗ったものをしっかりと熱湯で隅々まで殺菌してペーパータオルで拭き上げました。
雑菌が入ると、麹菌だけじゃなく雑菌も増えてしまいます!
出来上がりの甘酒がかなりヤバい匂いを発して、とてもじゃないけど飲めたものじゃありません(;´Д⊂)
発酵食品を手作りするときは、道具の殺菌はしっかりやりましょうねー♪
今回使ったヨーグルトメーカーはこちらの記事でご紹介した、普段R1ヨーグルトやLG21の量産に使っている『ヨーグルトファクトリー」です。
R-1ヨーグルトが高い?…だったらお家で作っちゃえばいいじゃない!(‘∀`)
ヨーグルトってインフルエンザ予防や花粉症対策に効果があるの!?だったらやっちゃう?菌活生活!…と自宅で手軽に量産するべく安いヨーグルトメーカーを買ってヨーグルト作り!
カスピ海ヨーグルト(25度設定)とプレーンヨーグルト(40度設定)しか作れない、どノーマルなヨーグルトメーカー。
普通、甘酒を作るときは60度の温度を保ったまま一定時間発酵させなくちゃいけないんですけど、40度しか設定できないんですよねー。
どうしたもんかと考えた結果・・・
時間を延ばせばなんとかなるんじゃなかろうかと!
(`・ω´・ ●)!!
なんでしょう。
ほら、よくある「低温でじっくり仕上げました」的な。
・・・低温熟成甘酒!そう!低温熟成甘酒です!!
※本来の低温熟成はきっと全然違う意味ですよー(ノ∀`)
そこで!
通常の60度を保てるマシンでは6~8時間程度でできちゃう甘酒ですが、40度のヨーグルトメーカーでの作成という事で、かなり長めの発酵時間をとってみました。
時間は使う米麹や最初のおかゆの温度によっても若干違いが出てきますが、おおむね…
8時間:麹がかなり原型をとどめていて、甘酒感30%
12時間:黄色が目立っていた麹がおかゆと段々一体化!麹の芯が残ってるけど甘酒っぽい! 甘酒感60%
20時間:芯がほんのちょっと残ってるがもはや完全な甘酒!うまし!! 甘酒感100%!
こんな感じです。
途中で めんどくさくなったので 寝たり、仕事に行ったりしたので思い切って12時間から一気に8時間放置の20時間の大台に乗ってみましたが、びっくりするほどいい感じに仕上がってました!(*≧∪≦)
甘酒の出来具合をチェックするときに甘酒を混ぜてやると、仕上がりの甘さが変わってきます!
混ぜないとちょっと酸味のある甘酒になりやすかったので、たまにくるくる撹拌するといいですよー。
20時間放置すると、こんな感じで表面はかなり水分が飛んでますが…「発酵した!」感じはひしひし伝わってきますよね。
約1日かけて作り上げた手作り甘酒・・・ようやく完成です!
甘酒を麹だけで手作りする方法
沢山はいらない(。-_-。 )ノ
量より質なの!美味しい甘酒がとにかく作りたいんです!
そんな時には、ご飯を使わず米麹だけで作る甘酒がおすすめです♪
ご飯でかさ増しした甘酒と比べると甘さと麹の風味が全然違うんです!!
量は少しですけど、一人暮らしなど毎日少しずつしか甘酒を飲まないという方にもおすすめです(‘∀`)
作り方はご飯を使ったVer.と大きく変わりませんのでさっくりご紹介しますね♪
- 米麹:100g
- 水:100cc
- 熱湯:100cc
- ヨーグルトメーカー
- 牛乳パック
※量を沢山作るときは「1:1:1」で単純に増やしてください。
米麹だけでの甘酒の作り方
- 牛乳パックに麹を入れて、熱湯と水を混ぜて約60度くらいになったお湯を加える
- きれいに洗った牛乳パックに、麹・60度くらいのお湯を注ぎヨーグルトメーカーへGO!
100ccの熱湯に100ccの水を加えても、すぐには60度以下にはなりません。
でも、ここも雰囲気で。笑
基本は「あー…お風呂より熱いね、うん熱い熱い」です(´ω`)
ボウルや耐熱容器などに入れたお湯を2~3分置いておくといい感じに冷めてきます。
おかゆで大量生産した時と同じように、きれいに洗った牛乳パックに材料を入れてヨーグルトメーカーへセットします。
量をあまり作らない時は500mlのミニサイズのパックでもOKです(*’v`)b
お好みで試してみてもいいかもしれません゚゚+(‘v`*)+.゚
発酵時間はやっぱり長めで12時間以上がおすすめです!
でも、麹だけだとご飯を入れた時よりも発酵時間が短くてOKなので、お出かけするときは気を付けてくださいねー。
20時間はちょっと置きすぎ、12~15時間くらいがベストでした♪
ちなみに、60度の温度が保てるヨーグルティアや炊飯器だと5~6時間でできちゃうんですけど、40度発酵だと6時間ではまだまだこんな感じ。
味は甘酒なんですけど甘みもまだまだ、麹の芯もかなり残ってるんです。
ちなみに時間経過はこんなところ。
6時間:麹がかなり原型をとどめていて、甘酒感15%
9時間:粒が目立っていた麹が段々液状化!麹の芯がかなり残ってるけど甘酒! 甘酒感45%
12時間:あと少し!あと少しなんですよ!甘酒感85%
15時間:芯がほんのちょっと残ってるがもはや完全な甘酒!激うまし!! 甘酒感100%!
やっぱり40度設定のヨーグルトメーカーは時間がかかる!早め早めに余裕を持って作っておくことがポイントですよー♪
出来上がりはかさ増しした甘酒とは一味違う濃厚な濃い味の甘酒!お湯で薄めたり豆乳で割ったり、味を調整して飲むと美味しくいただけちゃいますよ♪
手作り甘酒の保存方法と保存期限は?
…と、ご飯を使ったものも、麹だけで作った甘酒も。
普通に手作りした甘酒の麹菌はまだ生きている状態。作った後にすぐ飲んでしまうのが、甘酒の酵素を生きたまま体内に摂取できる一番いい飲み方です。
でも、どうしても飲み切れない時ってありますよね。
そんな時は冷蔵・冷凍保存することで美味しい「酵素の生きた甘酒」を楽しめます゚゚+(‘v`*)+.゚
- 冷蔵保存:3~5日
- 冷凍保存:1か月
冷蔵で10日はもつとか冷凍では3か月イケるとか。
いろいろ言われていますが、発酵食品という特性を考えるとなるべく早めに使いきった方が安心です(‘v`)
特に滅菌殺菌が完璧な工場で作ったような甘酒じゃなく、家の台所で作った甘酒はどんなに気を付けてても雑菌の心配は拭えないですよね。
なるべく早めに消費して、糸を引いたり怪しい匂いがしたり…少しでも「ヤバい!」と思った時は飲まないようにしましょうね。
冷凍するときはジップロックが便利♪
味の濃い麹だけで作った甘酒は製氷皿などに入れて凍らせると1杯分ずつ凍らせられてさらに便利ですよ(‘v`)
凍った甘酒を解凍するときはせっかくの生きた酵素を死なせないように、60度以上に加熱しない事がポイント!
直接火にかけたり、電子レンジで一気に加熱せず、自然解凍でじわじわゆっくり溶かしてくださいね。
手作り甘酒をさらに長持ちさせる方法は?
このように出来た甘酒をすぐに飲んじゃったり、保存してもいいんですけど、もうひと手間加えることでさらに美味しい手作り甘酒を楽しめます♪
なにより、ヨーグルトメーカーの低温で作ると、やっぱり最後の一押しの甘さ不足や麹の芯の残りが気になるんですよね…。
「火入れ」という作業をする事で、さらに甘みが増して麹の芯の残りも気にならなくなります(*・∀-)b
しかもこの「火入れ」。甘酒を長期保存するのには欠かせない工程なんです。
普通に作ったままの手作り甘酒だと麹菌はまだ生きている状態。放っておくとどんどん発酵をつづけちゃいます。発酵を続けた甘酒は酸味がどんどん増して酸っぱくなってしまうんです。
「火入れ」をして麹菌の発酵を止めることで美味しい甘酒を長期保存することが出来ますよ。
出来た甘酒をお鍋で軽くひと煮立ちさせます。
コポコポと10分くらい火を通して温めたら、出来上がりの時に気になった麹の芯やつぶつぶがかなりマイルドになって甘さも一段と増してるのにびっくりしますよ!
火入れをした甘酒の保存期間は…
- 冷蔵保存:約2週間
- 冷凍保存:3か月
私は2週間で飲み切っちゃったんでそれ以上は試してないんですけど、2週間は甘みも変わらず美味しく頂けました♪
発酵を止めることで、火入れをしないよりも長期保存が出来るので作りすぎた時は火入れをしてから保存したほうが美味しく楽しめますよ゚゚+(‘v`*)+.゚
ヨーグルトメーカー甘酒の牛乳パックでの簡単な作り方と保存方法!のまとめ
高級ヨーグルトメーカーじゃなくても、発酵時間を長く置くことで手作りの甘酒は作れちゃいます!
麹の種類や温度によって発酵時間が変わってくるので、定期的にチェックしながらお好みの時間を見つけてみてくださいね♪