指定校推薦などですでに進学が決まった方はもちろん、これから試験を控え合格発表を待つ方も気になっているのが「部屋探し」ではないでしょうか?
3月は賃貸物件の争奪戦。
早くから部屋探しをしないといけない気がするけど、あまり早すぎてもどうかと思うし、後期合格発表後では遅すぎるかも…。
いったいいつから部屋探しをはじめればいいのかわからなくなってきますよね。
そこで、大学進学で一人暮らしをするための部屋探しにおすすめの時期や合格発表前にやっておくべき準備などをご紹介します。
もくじ
大学の一人暮らしの部屋探しをやる時期はいつ?
大学進学にあたって一人暮らしをする方も多いと思いますが、部屋探しって本当に難しいですよね。
大学の合格発表の時期によっていろいろな悩みや問題があると思います。
まずは合格パターン別の部屋探しの特徴や問題をみていきましょう。
- 指定校推薦やAO入試などで年内に合格が決まった場合の部屋探し
- 私立の一般入試や国公立大学を受験する場合の部屋探し
指定校推薦などで年内に合格が決まった場合は早くから部屋探しができるので、一般入試に比べると時間的に余裕があります。
しかし逆に早すぎるという問題があって、いつから部屋探しをすればいいのか、早くから物件を見つけても春の入居までキープできるのかといった疑問が浮かんできます。
- 私立大学合格発表:1月後半~3月前半
- 国立大学合格発表:前期合格 3月前半
後期合格 3月20日を過ぎてから
学校によって違いはありますが私立の場合は国公立大学よりも合格発表が早いので、まだ時間に余裕があります。
問題は国公立受験の場合。
前期の合格発表でも3月上旬。後期に至っては3月下旬と
「いつ部屋を探せばいいんだ!(゚Д゚;)」
と叫びたくなるほどの余裕のない日程。
合否次第で部屋の契約をキャンセルしなければいけないので、「早めに部屋探しをして契約する」なんてこともためらってしまいます。
どちらの場合も「いつから部屋を探す!?」というのが一番の疑問になるのですが
結論から言うと…
大学入学がいくら早く決まったとしても物件探しはすぐに動くこと!
みんなが動くのを待つ意味なし!!
大学の合格発表がいくら遅くても物件探しの準備は必ずやっておくこと!!
これに尽きます!
…というのも、あなたが「いつ部屋探しをしよう?」と悩んでいるように他の受験生や親御さんも「いつ部屋を探そう!?」と考えているんですね。
早い人では年内から部屋探しをして契約をしている人もいますし契約まではいかないにしろ、いつでも部屋探しができる準備を整えている人もいます。
賃貸契約は何か月前からできるの?
でも、年内から契約って…そんなことできるんでしょうか?
契約するともう家賃を払わないといけない気がしますけど、出来るなら早くから動くに越したことはありませんよね?
…まさか住んでもいないのに家賃を払って借りてる?
…みんなそれが普通なの?(゚Д゚;)!?
なんて、他の人がどうしているのかが気になるところですのでまずはそのあたりからチェックしていきましょう。
まず賃貸契約の実情からいうと
一般的な普通の不動産屋さんの場合はあまり早くから探しても実際に部屋を借りるのが何ヶ月も先ということでは契約してもらえません!!
※学生マンションなどのように学生対象の不動産あっせん業はのぞきます。
不動産の契約では「物件をおさえる=契約、契約日=家賃起算日」となってしまうことがほとんど。契約をしたら家賃は発生しますので、それがどうしても押さえたい物件なら、もう家賃を支払うしかないんです。
実際にこのように前倒しで早めに部屋を借りている人もいるようですが…でも、これってなかなか難しいですよね^^;
ただでさえお金がかかる大学進学、削れるお金は削りたいというのが正直なところです。
しかも、その時期に空いている部屋ということは借り手がないということ。
なんだか訳ありな臭いがプンプンしませんか?^^;
そういった理由から、多くの場合は年明けに動き出すのが一般的。
・・・・・なんですが!!
契約するしないは別として、まずは
合格がわかった段階、年が明ける前でも構いませんので大学のある町の不動産屋さんに連絡して状況を説明するのをおすすめします!
というのも、今は空いていない部屋でも春には空く予定という情報を不動産屋の方でも早めに入手している場合があるんです。
3月末まで今の入居者がいる場合は、2~3月の賃料は自分が入居する日まで支払う必要はないので、タイミングもばっちり!
内覧ができないというのがネックですが、場合によっては同じアパートの同じ間取りの空き部屋などがあれば中を見ることはできるかもしれません。
自分の住む部屋ではないですが部屋のイメージなどは掴めますし、家具や家電のスペース、幅なども図ることができるのでその後の準備にも余裕ができます。
まずは事情を話してみて、話を聞いてみるだけでも価値はありますよ^^
それでもめぼしい部屋がない場合は、次の目安は1月に入ってからです。
1月というのは4年生の進路が決まる時期でもあり多くの部屋が不動産屋に出回ります。
このために、賃貸物件も多く、駅や学校に近い・交通の便がいい・2階以上・家賃が手ごろといった理想の部屋に巡り合うチャンスも多いんです。
それを知っている人達や、私立の合格発表で合否が決まった人達が「よし!今だ!」と一斉に部屋探しを始めますので、1月下旬から2月の間というのが部屋探しの本格的なスタート時期となっています。
ですので、年内に合格が決まっている方はこのスタートに乗り遅れないようにしたいですしできればピークに巻き込まれないように、さっさと手を打って安心したいですよね。
私立受験の場合も、合格発表後にスムーズに理想の部屋を見つけたいもの。
そしてそのためには、事前の準備が必要不可欠なんです!
この準備をするかしないかで、スタートダッシュを切れるか切れないか、希望する部屋を契約できるかというのが変わってきます。
「…ってちょいちょいちょい!!!…推薦組や私立組はまだいいけど…国公立組はどうなのよ!!」
いい加減そんな声が聞こえてきそうですが^^;
…国公立組。
そうなんですよね。一番部屋探しに苦労するのがこの国公立受験の場合。
しかし、国公立受験の皆さんも
「合格発表がないと部屋を決められない…」というわけではありません。
事前にできる準備があるんです!
学生の一人暮らしの部屋探しのポイント
大学進学で一人暮らしの部屋探しで失敗しない一番のポイントはずばり!
事前にしっかりした下調べをすること
これにつきます。
- 住むかもしれない地域について徹底的に調べる
今はネットを使ってなんでも調べられる時代。
受験する大学の学生たちがどの辺に住んでいるのかを調べ、不動産情報サイトでそのあたりの不動産物件の相場を調べましょう。
これが、時間がなくてもいい部屋をゲットするために事前にできる最高の準備です。
この時は「在学中に通うキャンパスの周辺エリアを全部調べる」ということがポイント!
大学には1.2年生と3.4年生時でキャンパスが変わるところも最近は多いですよね。
その場合は入学当初に通うキャンパスと後から通うキャンパスは場所が変わるので、そのことも考慮して家を決めることが重要です。
場所によっては家賃の相場も違うでしょうし、交通手段も変わってきます。
ある街の、Aキャンパスの近くに家を借りたとします。(黒い家)
最初は大学まで自転車や徒歩で通える圏内なのですが、いずれは電車に乗ってBキャンパスに通わなければなりません。
仮に、大学からちょっと離れたところにもっと安くていい物件(赤い家)があったとしたらどうでしょう?
そこからは、どちらのキャンパスへも電車で通学しなければいけないのですが、どちらへ向かうにも同じくらいの時間で行けるんです。
定期は4年間必要ですが、2年間の家賃の差額と比べるとたいしたことはない場合もありますよね。
このようなことを調べていくうちに、住んでもない街の土地勘が養われていきますし、物件を選ぶ時の選択肢がぐんと増えることになります。
下調べをしていない人は一般的な「大学エリア」に集中しますので、穴場で余裕のある物件探しができるかもしれません。
- グーグルマップやグーグルアースで住む町の環境を見る
住む町がどのようなところか。周辺の環境を知ることはとても大事なこと。
相場探しと同様に大切なのが環境を知ることです。
このあたりに飲み屋街がある
このあたりは住宅地か
この街のメイン地区はこのあたりで・・・
なんて情報がネットでは写真で手に取るように分かります。
住む場所を決めるときの大切な見極めポイントになりますし、現地に下見に行けなかったときの保険としても役立ちますので確認しておきましょう。
大学生の一人暮らしの部屋探しにおすすめのサイト
今はいろんな不動産サイトがあって便利なのですが、多すぎてどれをチェックすればいいのかわからなくなります。
まずはここから部屋を探すといいというおすすめの賃貸情報サイトをご紹介します。
athome アットホーム
不動産会社の登録数が圧倒的に多く物件数が豊富なので、まずはこちらのサイトをチェックするのがおすすめです。
また、検索エリア周辺の家賃相場がグラフで表示されてわかりやすく簡単にチェックできるので、とても参考になります。
エイブル
大手不動産会社として有名なこちらのサイトでは独自の他のサイトには載っていない独自の物件が掲載されているので、一度目を通しておいて損はありません。
サイトの使い方もとても分かりやすく、ネットが苦手な方でも感覚でなんとなく操作できますし、物件が地図上に一覧で表示され、エリア確認がしやすいのもポイントです。
年内に合格が決まった場合も、年が明けてからしか動けない場合も、まずはこちらのサイトをチェックして、ある程度住む予定の相場を把握しておきましょう。
その準備があとで実際に不動産屋に行って部屋を契約するときに生きてきますよ^^
一人暮らしの部屋探しの準備!1日で決めるためのコツ
ネットであらかたどのようなエリアでどんな部屋に住みたいかというのを決めたら、実際に部屋の下見や契約にうつる時期がいずれくるわけですが、その時にはできるだけ早く部屋を決めたいですよね。
今はネットで契約もできて便利ですが、やはり初めての一人暮らし。
部屋も観ずに契約を決めるのは怖いもの。下見は必ずしておくことをおすすめします。
遠方からの場合は、下見や契約にかける日数も出来るだけ短期間にしたいもの。
そこで、ここでは短期間で物件を決めてしまうためのコツについてご紹介します。
- 絶対に外せない重要事項に優先順位を付けて紙に書く
事前準備で「住みたい地域の相場を調べる」ということが大切ですといいましたが、そうして相場を調べているうちに自然と「ここだけは譲れないなぁ」というような条件が見えてきます。
それを紙に書きだしてまとめておきましょう。
1.2階以上
2.オートロック
3.駅まで徒歩15分以内
4.家賃は〇万円以内
5.コンビニの近く
このように書いた紙を、実際に下見に行ったときに不動産屋さんに見せることで、自分の考えや希望をしっかりと伝えることができますし、不動産屋さんも「この人は家賃よりも安全面重視なんだな」というのがわかります。
普段なかなか行かない不動産屋さんって、なんだか緊張して上手に希望を伝えられないものですし、相手も希望に応じた物件をスムーズに出してくれます。
また、もしもこのときに「この条件だと〇万円以内では厳しいですね」なんて言われても、しっかりと事前にリサーチをしておけば「○○駅の西側は相場が安いと聞いたんですけど」といった交渉もできます。
このためにも事前のリサーチが大切なんです!!
大学入学のためにわざわざ物件を探しに来た人は不動産屋さんにとって「カモ」。
(言い方は悪いですが ^^; )
「こちらへの滞在は短いんですよね?実はこの物件を借りようと思っている人があと2人いるんですよね…」
「予算はちょっと高くなりますが、時期が時期ですのでとりあえず見ていきませんか?今回の滞在で決めた方がいいですよ!」
なんて上手に言って、あなたの希望に沿いつつも不動産屋さんが売りたい物件を勧めてくるはずです。汗
そんなときに…
でもここの相場はどうで…
ここだともうちょっと安いんじゃないですか?
ここでも電車のアクセスもそんなに悪くないし…
なんて言うと「コイツできる!!(゚Д゚;)」と不動産屋さんも思うはずです!
自分の希望通りの部屋を紹介してもらうことで、下見に行ったときの「なんか違うなぁ」という感じがなく、短期間で部屋を決めることができます。
国公立の後期合格発表後に家を決める場合は特に、この下準備が大切になってきます。
理想は合格発表後その日の契約!
いざという時にサクサクっと動くためにも、やはり大切なのは事前の準備なんですね!
まとめ
初めての一人暮らしは何かと不安なもの。
特に大学進学の場合は、いろいろな条件でなかなか思うように部屋探しができないので悩みや不安はなおさらですよね。
合格発表の時期が違っても共通していることは…
- あらかじめ予定の街の家賃相場と周辺環境を調べておく
- 自分の住みたい部屋の譲れない条件を紙に書きだしてまとめてみる
- 大体の目星がついた時点で不動産屋さんと一度コンタクトを取る
しっかりと準備をして、来るべき部屋探しに備えましょう!!
いい部屋が見つかりますように、頑張ってくださいね (o^―^o)!!