お盆玉 発祥
 

最近耳にする事が増えるようになった「」。

「迷惑だ!」「いらないのに…。」なんて声が聞かれる中、その発祥や由来はどこにあるのか?

意味や実際にどれくらいやってる人がいるの?

・・・なんて気になるあれこれを調べてみました!

世間への認知度や実際にお盆玉をあげている人達はどれくらいいるの?

地域によって違いはあるの?

なんて、個人的にかなり気になるお盆玉についてご紹介します。

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お盆玉とはいったいどんな意味なの?

ここ数年ネットやニュースで耳にするようになった「お盆玉」。

知らない間に郵便局でも「お盆玉ポチ袋」なんて取り扱うようになっていて

 

女性 汗

お盆玉…?

なにそれ、お年玉じゃなくてお盆玉??え??夏にもお小遣いあげるの?

・・・と、焦った人も少なからずいるのではないでしょうか?

(私もその一人です。(;´・ω・))

 
お盆玉について調べてみたところ、お盆玉とは「お盆に孫や親せきの子供にお小遣いをあげる」事だそう。

 

  • 夏休みに遊びに来るお孫さんへ、おじいちゃんやおばあちゃんがお小遣いをあげる
  • 久しぶりに会う親戚の子へお小遣いをあげる
 
…と、「よく来たねー♪元気だったかい?」という意味でお小遣いをあげるイメージのようです。

 
実はこのお盆玉。

昔から日本の一部の地域であった風習だそうですが…

でも、なぜここ数年で一気にその名前が普及したのでしょう?

なぜ急に「お盆玉」が普及したの?

実はこれ、山梨県にある「マルアイ」という包装用品や文房具を製造している会社が広めたことがきっかけのようです。

 
マルアイさんのホームページには・・・

お盆に田舎に帰省した子どもや孫、また祖父母にお小遣いをあげるという新しい習慣を広げる為に、2010年より夏の風物詩をデザイしたポチ袋を「お盆玉」として販売を始めました。
「お盆玉」の名称はマルアイで作った造語で、商標登録をされています。

とありました。

 
最初はこちらのお盆玉ポチ袋の売り上げは芳しくなかったようですが、2014年に郵便局が「お盆玉袋」を取り扱うようになってから一気に風向きが変わったようです。

 
そこからロフトなどでも扱われるようになり、徐々にその名前は全国区へ。

そして最近は新たな夏の名物として「お盆玉」が広まってきている・・というわけなんですね。

お盆玉はいつから始まった?由来や発祥はどこから?

ですが、このお盆玉。

元々の始まりは江戸時代だと言われています。

江戸時代には一部の地域でお盆に奉公人にお小遣いを渡す習慣があったそうです。

 
当時は衣類や下駄などお金以外の物を渡していたそうですが、それが時代の変化とともに昭和の初期頃には子供にお小遣いを渡す習慣へと変わっていったよう。

 
また、江戸時代には正月の1月16日と、夏の7月16日に「藪入り」というものがありました。

 
この日は、商家などに住み込みで奉公をしていた丁稚や女中さんが実家へと帰ることのできた休日で、大手を振ってゆっくり休める楽しみな日だったようです。

 
この時に、主人は着物や履物、小遣いや手土産を持たせて実家へと送り出したそうですが、これも「お盆玉」と似ています。

 
こういったいろんな風習や習慣が「夏の帰省にお小遣いをあげる」という現代のお盆玉の元になっているのかもしれませんね。

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お盆玉 地域ごとにやるところとやらないところがあるの?

でもこのお盆玉、本当に全国区なんでしょうか?

私は九州は福岡出身なんですけど、今年の夏の帰省の際に「お盆玉」をあげた方がいいのか?

そもそも地元でお盆玉って定着してるの?と気になったんです。

実家の母に電話して聞いてみたところ・・・

 

お母さん2

お盆玉?

うん、知っとうよー♪
久しぶりに帰省する子供が親に渡すお小遣いの事やろー♪

・・・とかなり都合のいいように解釈されていました。(笑)

 
祖父や祖母が住んでいる田舎の親戚にも聞いてみたのですが、「名前は聞いた事はあるけど、渡したことはない」という人がほとんど。

 

ソニー損保が行ったアンケートによると、2017年現在では・・・

 

  • お盆玉という言葉を知っている:4割
  • お盆玉を貰った事がある:1割
  • お盆玉を渡したことがある:1割

・・・と、まだまだ「夏の風物詩として全国に根付いている」という事でもないようです。

長崎には花火代という風習が!

一方、「お盆玉」という言葉ではありませんが、地域によっては「お盆にお小遣いを渡す」という風習がある地域もありました。

 
友人の地元の長崎県では、子供の頃からお盆になると「花火代」といってお小遣いを貰っていたそう。

 
大人になった今では、お盆に帰省すると甥っ子と姪っ子に花火代としてお年玉と同じくらいのお小遣いを渡しているそうです。

 
全国には他にも同じように地域独特の風習もあるかもしれないですね。

お盆玉の発祥はどこ?意味や由来いったいいつから始まった?のまとめ

調べてみたところ・・・

 

  • お盆玉は江戸時代が発祥
  • 親戚の子供などに「お年玉」のような感覚であげるお小遣い
  • ポチ袋の販売を通じて2014年に全国的に広まった
  • 徐々に普及しつつあるが、まだ「夏の風物詩」としてはもう一声!といった印象

 
このような感じでした。

飛行機代や新幹線代となにかとお金がかかる夏のお盆の帰省。

 
個人的には「お盆玉…出来れば広まらないで…(゚Д゚;)」という感じです。

 
でも、仕事が忙しいとお正月に帰省できない時もあるので、お年玉の代わりにお盆玉を渡すのもアリなのかなぁとも思います。

 
「今年は正月にお年玉渡せなかったからね」jとお正月に帰れなかった時はお盆玉を渡す。

 
お年玉を渡した時は渡さない…と、「お盆玉」がしっかりと根付くまでは自分の中でルールを決めて渡していこうと思います。

 

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