一生に一度の結婚指輪。
最近はプラチナとゴールド(ピンクゴールドやイエロー、ホワイト)系の指輪が人気ですよね。
見た目も可愛いし、どれを選ぶか本当に迷ってしまいます。
大切な、一生身に着けるマリッジリングだからこそ、指輪選びは慎重にしたいもの。
そこで、今回は、結婚指輪として人気のプラチナとゴールドの違いやそれぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。
ホワイトゴールドとプラチナの違いなど、いまいちわかりにくいゴールド系の素材のあれこれもお届けします。
もくじ
結婚指輪はプラチナとゴールドどっちが人気なの?
まずは世のカップル達が、プラチナとゴールドどちらを結婚指輪として選んだのかをみてみましょう。
結婚指輪はプラチナの人気がまだまだ根強い!
結婚情報サイト「みんなのウエディング」のアンケートによると、
第2位 ピンクゴールド 8.5%
第3位 ホワイトゴールド 3.8%
…以下省略
なんと、約8割のカップルが結婚指輪としてプラチナを選んでいるんです。
海外ではゴールドが主流ですが、日本では結婚指輪と言えば、やはりプラチナが人気の様。
昔から「結婚指輪と言えばプラチナ」というイメージもありますし
なにより、シンプルなので服装を選ばず、いつでも身に着けやすいんですよね。
また、その希少性から指輪の値段が高いので、結婚指輪という「一生ものの指輪にふさわしい」という面もあるようです。
ですが、可愛らしいピンクゴールドやプラチナっぽいのに値段が控えめなホワイトゴールドもやっぱり気になるところ。
次は、それぞれの材質の特徴や、結婚指輪として使う上でのメリットとデメリットを見てみましょう。
結婚指輪 プラチナとゴールドの違いとメリットデメリット
プラチナかゴールドか…。
自分が気に入ったものを選ぶのが一番ですが、やっぱり後々後悔はしたくないもの。
あるアンケートによると、結婚後約60%以上の夫婦が「いつも指輪をつけている」そうですが…
いつも身に着ける指輪だからこその疑問や不安も出てきますよね。
金ってずっと指にはめていると傷つきやすくないかなぁ?
変色ってどうなんだろう?数年後にどんな感じになってるのかなぁ?
…なんて、考えてしまいます。
デザインも大切ですが、一生ものだからこそ、傷が付きにくく、変色しにくい素材というのも気になりますよね。
指輪のゴールド素材のメリットとデメリット
肌の色に合いやすいという点で選びやすいのがゴールド。
ですが、ゴールドと一言で言っても、今はいろいろな種類のゴールドがありますよね。
可愛らしい色合いが人気のピンクゴールド。
純金に近い色合いでファッション性が高いイエローゴールド。
プラチナと似ているけどプラチナよりも値段が控えめなホワイトゴールド。
デザインは同じだけど素材が選べるような場合、どれにするか本当に迷ってしまいます。
一言でゴールドと括られていますが、その固さや特徴はカラーによって違うんです。
そこで、各ゴールド系の違いと特徴を踏まえてのメリット・デメリットをご紹介します。
ピンクゴールドの特徴
金はとても柔らかい素材なので、たいていはジュエリーに加工する際に、硬度を補強するために他の金属を混ぜ合わせて作られます。
アクセサリーではよく、18金とかK18などという言葉を耳にしますよね。
これは金の割合を表していて、純金はK24で表されます。
K18というのは18/24…つまり、75%が金で25%がその他の金属という意味になるんです。
この混ぜ合わせる25%の素材や、その割合によってゴールドの色が変わってくるのですが、ピンクゴールドは「銅」の割合が多いのが特徴。
あの柔らかいピンクは「銅」によって出された色なんですね。
そして、銅の割合が多いという事から…
- 汗やシャンプー、温泉や入浴剤などで変色しやすい
- 年月が経つにつれて赤茶色っぽくなる
- 18金のカラーゴールドの中では一番硬い
- だけど柔軟性がないために強い衝撃を加えると割れやすい
- 年齢を重ねた時に、ピンクゴールドが似合わなくなる
このようなメリット・デメリットがあります。
金は柔らかいというイメージですが、K18はプラチナと変わらない強度。
むしろ、銅といった硬い金属が混ざったカラーゴールドは、プラチナより固いんです。
変色しやすいけれど、ゴールドの中では一番固いので細かい傷はつきにくい。
けれど衝撃を加えると割れやすい…といった感じです。
また若いうちは可愛いと思っていたピンクの色も、年齢を重ねるごとに不釣り合いになる事も。
一生使うという点で考えると、年齢や服装を選ぶカラーかもしれません。
ホワイトゴールドの特徴
ホワイトゴールドは見た目がプラチナと似ている為、プラチナにするかホワイトゴールドにするか迷う事もありますよね。
- プラチナよりも価格が安いので宝石や装飾を豪華にできる
- プラチナよりも比重が軽く着け心地がいい
- プラチナよりも変形しにくい
- ロジウムメッキでコーディングしてプラチナのような輝きを出しているものが多く、年月とともにメッキがはがれると下地が見える
プラチナよりも安い値段で、落ち着いた印象を与える使いやすい指輪です。
元々プラチナのような輝きは無く、うっすら黄色い白色をしているので、メッキで加工して輝きを出しています。
その為、長年使い続ける事によって、傷や擦れでメッキがはがれるのは仕方のない事のようです。
ですが、メッキを再加工することによって、新品のような綺麗さを出すこともできます。
再メッキは指輪の種類や大きさにもよりますが平均して3000円~5000円ほど。
定期的にメンテナンスは必要ですが、比較的安価で綺麗にできるんですね。
イエローゴールドの特徴
華やかさが特徴のイエローゴールド。
普通のゴールドよりも鮮やかな金色で、ちょっと派手な印象もあります。
ですが、長い間使う結婚指輪という点では、これが一つのメリットにも。
- イエローベース系の肌に合いやすい色
- 多くの人がプラチナの指輪なので、人と違う個性的なリングが欲しい人向き
- 年齢を重ねた時の肌に合いやすい色
一見派手に見えるイエローゴールドですが、使っていくうちに小さなキズが付いて、だんだん落ち着いた自然な光沢に変わっていきます。
この傷が逆に落ち着いた印象を与え、味のある指輪へと変わるのもイエローゴールドの魅力です。
確かに、若いうちはシルバー系の白色が、似合いますよね。
清楚で落ち着いたイメージがあって、ウエディングドレスにも合わせやすいですが…
でも、年齢を重ねた時の事を考えると、ゴールドの方が合うのかなぁと思います。
私の母も…
年を取ってからは金の明るい色の方が手の色になじんでくるのよね。
一生ものの指輪って考えたら、ゴールドでも良かったかなって今では思うわ。
なんて言っていましたが、歳をとるにつれて、自分が身に着けたいものや
周りからの「年相応」のイメージが変わってくるようです。
艶消しをしたマットタイプの上品なイエローゴールドは、最近は人気が上がってきています。
また、ゴールドとプラチナを組み合わせたコンビのリングも、派手すぎない絶妙なバランス。
長い間使う結婚指輪だからこそ、イエローゴールドという選択肢もあると思います。
指輪のプラチナ素材のメリットとデメリット
ブライダルジュエリーとして不動の人気を誇るプラチナリング。
その人気にはやっぱり理由があって…
- プールや温泉、汗などでも変色、変質しにくい
- ゴールドよりも希少
…と、永遠をイメージさせる結婚にふさわしい金属なんです。
また、
- ダイヤモンドなどのジュエリーと相性が良い
- 素材自体の色が白い(銀)なので、メッキがはがれてもほとんど色が変わらない
- しなやかで柔軟な性質で、指輪のリサイズがしやすい
- シンプルで落ち着きのある色合いは場所や服装を選ばず使いやすい
このような特徴も、長い間使用する指輪としてとても大きな魅力です。
ですが、そのしなやかさと柔らかさから、変形しやすい一面も持っています。
カラーゴールドに比べると曲がりやすいのがデメリットといえるかもしれませんね。
また、プラチナも、その純度によって「Pt950」や「Pt900」といった種類があります。
「Pt1000」が100%のプラチナで、純度が高ければ高いほど柔らかくなります。
純度が「Pt900」のプラチナは「Pt950」に比べて強度が高く、傷がつきにくいといった感じです。
また、最近はルテニウムという金属を2%くらい混ぜた「ハードプラチナ」というものも。
たった2%ですが、これを混ぜる事により強度が一気に上がるそうです。
結婚指輪として一般的に使われているのは「Pt950」と「Pt900」。
海外のブランドはPt950、日本国内ではPt900が主流のようです。
正直、ずっと使う分にはどちらも大差がないという印象です。
毎日ずっとつけておくのかやデザインも考えて、お店の人と相談して、純度やハードプラチナを選ぶのがいいと思います。
結婚指輪はプラチナとゴールド系どっちがおすすめ?メリットデメリット!のまとめ
こうしてみると、それぞれに違った特徴があり、一概に「どれがいい」とは言えないんですよね。
耐久性という面でも、硬い方が細かい傷はつきにくいけれど大きな衝撃に弱いですし
細かい傷がついても、しなやかさがあって柔らかいと割れにくい…。
なんとも難しいところです(;’∀’)
ですが、ざっくりとまとめると…
プラチナ:希少性があり値段も高く、結婚指輪という特別感はやっぱりプラチナ
ゴールド系:値段が控えめな分、デザインや宝石にお金がかけられる
こんな風に考えると選びやすいかもしれません。
一生に一度の大切なマリッジリング。
何かひとつでも、素敵な指輪選びの参考にしていただけたなら嬉しいです。