アパートやマンションに引っ越しをした時に、両隣や上下の部屋に挨拶は必要!って言いますけど、一人暮らしの場合もやっぱり挨拶って必要なんでしょうか?
「一人暮らしだとか関係なく挨拶は必要!」
「最近は挨拶しないのが普通だよ!」
いろんな声があってどうすればいいかわからなくなりますよね。
挨拶をするのがマナーだっていうのはわかりますけど、それでも気になる「ホントはどうなの!?」。
今回は、アパートでの人付き合いの現状や引っ越しの挨拶をするとしないとじゃどう違うのかといった、一人暮らしの引っ越しの挨拶のメリットやデメリットをご紹介します。
もくじ
一人暮らしの引っ越しは挨拶は必要?
引っ越し後は粗品を持ってご近所へ挨拶周りをしましょう!
挨拶は最低限のマナーです!なんて言われますけど、ネットや周りの人達の声を聞くと「ほんとかな?」って疑問に思いませんか?
昔ならともかく、今も引っ越しで隣の部屋に挨拶に行くのが常識なの?って、私も初めて一人暮らしをするときに思いました。
「引っ越してきました、よろしくお願いします。」と挨拶をするのは確かに当たり前のことなのかもしれませんが、何かと物騒な世の中。一人暮らしは特にいろいろと考えちゃいますよね。
結論を言うと…
…言いきっちゃいましたけど、本当にそう思います。
でも、じゃあなぜしなくてもいいのか。
マナーや礼儀うんぬんは置いといて、引っ越しの挨拶をするとしないじゃなにがどう変わってくるのか見てみましょう。
一人暮らしの引っ越し挨拶をすると…
隣にどんな人が住んでいるのか確認できる
「音とかで迷惑かけちゃったらすみません」とトラブルを事前に防ぐ予防線を張れる
今日から下に住みますからねー!足音とかちょっと意識してもらえるとありがたいです♪…とさりげなく伝えられる
隣に住んでるのは「こういう者です」とわざわざ自分から伝えることになる
一人暮らしをする前に何が一番不安かって、自分の部屋の隣にどんな人が住んでいるんだろう?って事ですよね。
最近はアパートで表札を出してる人って少ないですし、名前はもちろん男性か女性かもわからない事もあります。どんな人が住んでいるかを知っておくことで、ちょっとは安心できます。
また、アパートのトラブルの原因で一番多いのが騒音。
前もって、「なんかあったらすみません!」と一言伝えておくだけでも相手の印象は変わります。
隣に住んでるのがどんな人かわからない時は「…(-公- ;)」って思うんですけど、顔がわかれば不思議と許せるものなんです。
(限度はありますけどねw)
でも、挨拶をすることで「隣に住んでるのはこういう者です!」…と、わざわざ自分からアピールすることになっちゃいます。
特に女性は、防犯面からもいろいろと心配ですよね。
こんなことを考えなくちゃいけないのはちょっと残念ですけど、「なにかあった時のこと」を考えると、自分の身は自分で守るという考えは忘れちゃいけません。
一人暮らしの基本として「自分の身を守れるのはまずは自分」と、しっかりとした防犯意識を持つこともやはり大切です。
一人暮らしで引っ越し挨拶をしないと…
隣にどんな人が住んでいるかわからない
騒音・水漏れなどの住居トラブルがあった時に気まずい
礼儀のないやつだと思われるかもしれない
挨拶をすると、隣にどんな人が住んでるかがわかるとお話しましたけど…実際は挨拶で知れるお隣さんの事情ってほんの一部分だけ。
挨拶に行かなくても、住んでる人がどんな人かって暮らしていく中で段々とわかってくるものなんです。
特に、防音バッチリ!…とは言い難いアパートでは、隣の人がどんな生活サイクルかなんとなくわかりますし、会話の内容まで聞こえてくることもあります。(・ω・;)
お隣さんを確認するためだけに挨拶をする意味って、実はそんなにないんですね。
住居トラブルも、挨拶をしておくことで印象はよくなりますけど、挨拶をしたからといってトラブルが起こらないわけじゃありません。
また、一番気になる「礼儀がないと思われるかも。」
ご近所づきあいはできれば円満にしたいですし、「挨拶もないなんて!」なんて思われるのはやっぱり嫌ですよね。
でも、今は人が入れ替わるのが基本の賃貸アパートやマンションでは「引っ越しをしても挨拶をしないもの」という考えがかなり浸透してきています。
家族での入居が多いような物件は別ですが、一人暮らしでの入居が多いような物件は人間関係もかなりドライなんです。
アパートでの人付き合いってどんな感じ?
アパートに暮らしている人同士ってどんなご近所づきあいがあるのか、一人暮らしをする前は全然わからなかったんです。
「隣に住んでる人?知らないよー。w」…なんて、友人から話を聞いても、どこかで「いやいや。んなわけない。なんだかんだであるでしょ、ご近所づきあい(*ノ∀`*)」って思ってたんです。
でも、いざ一人暮らしを始めてみると、話に聞いていた以上の「ドライ」さにびっくりしました!
廊下やエレベーターで顔を合わせた時に、軽く挨拶をする程度。
同じ建物には住んでるんですけど、ただ同じ場所に住んでるだけで、完全に「個」なんです。
家族連れの多い物件では、やはりそれなりにご近所づきあいもありますが、一人暮らしの場合は、みんながそれぞれ「一人暮らしを意識した生活」をしているので、自分の事をあまり知られたくないと思っている人が多いですし、その分相手のことも気にしない!とドライに割り切る傾向にあります。
私が引っ越しをした時、やっぱり同じように挨拶をするかどうか迷ったんですね。
結局800円程度ちょっとした粗品をもって、両隣と上下の部屋に挨拶に行ったのですが、結局誰とも挨拶ができなかったんです。
明らかに部屋の中に人の気配はあるのに、インターホンを鳴らしても誰も出てこず、3回行ってダメだった時に「もういいや!」とあきらめました。
ただ、これって当たり前のことなのかもなって、実際に一人暮らしをしてみて感じています。
一人暮らしの「ピンポン♪」ってかなりドキドキ。
ドアを開ける前に、いきなりドアを開けるなんて怖すぎて出来ないので足音を消しながらこっそり誰が来たのか必ず確認しますし、宅急便や配達じゃない限りは誰が来たのかわからない場合にはドアは開けたくありません。
インターネットの調査によると、20代~30代の一人暮らしをしている人の約6割がインターホンが鳴っても居留守を使うという結果もありますし、一人暮らしのドライな人間関係って、防犯を意識した結果の自然な形なんだと実感しました。
一人暮らしの引っ越しに挨拶が必要か迷った時は…
一人暮らしで一番大切なことって、ご近所づきあいよりもなによりも「防犯」です。
なにかあった時に自分の身を守るのは自分だけですし、泥棒や空き巣の危険性が高まる事を考えても「一人です」とわざわざアピールするのはリスクが高いと思います。
一人暮らしの引っ越しの挨拶はメリットよりもデメリットの方が多いんです。
どうしても気になる場合は、契約した不動産会社に聞いてみるのが一番です。
「引っ越しの挨拶って皆さんどうされてます?」なんて聞いてみると…
- 一人暮らしが多いので挨拶はしない方が多いみたいですよ
- 女性の一人暮らしが多いので挨拶をしても大丈夫だと思います
- それ聞かれる方多いんですけど、皆さんやっぱり気になるんですね!
なんて、物件の特性や挨拶事情なんかも教えてくれます。
一人暮らしのアパートの人間関係は意外とドライ
引っ越しの挨拶が無くても気にしない人が多い
一人暮らしは近所づきあいよりも防犯を意識する
女性専用や学生専用のアパートなどは不安も少ないですし、挨拶をしておくことでいいご近所づきあいが出来ることもあります。
引っ越し先のアパートにはどんな年代や性別の人が住んでいるのかを、不動産屋さんにリサーチしてみたうえで「挨拶しても大丈夫かな」と思う時に挨拶するようにするといいと思いますよ。
一人暮らしのスタートはなにかと不安が多いかと思いますが、生活に慣れて自分のペースを作れたら後は天国!
手続きや引っ越しの準備に片付けなど、いろいろと面倒なこともありますが、楽しい一人暮らしライフに向けて頑張ってくださいね。