夏になるとスーパーでよく見かける緑の野菜、ズッキーニ。
家庭菜園で作っているお家も多いので、近所からおすそ分けで頂くこともあると思います。
ここ最近見かけるようになったズッキーニですが、まだまだ食べ方や味っていまいち浸透していませんよね?
そこで、ここでは…
ズッキーニとはどんな野菜なの?栄養や効果、効能は?
ズッキーニってどんな味?生で食べれる?皮は剥かなくちゃだめ?
ズッキーニをもらったけど保存法は冷蔵庫で大丈夫?日持ちはどれくらい?
こんな、ズッキーニのあれこれについてまとめてみました。
もくじ
ズッキーニとはどんな野菜?味や食べ方は生でも食べられる?
夏によくスーパーで見かけるズッキーニ。
緑色で形はきゅうりにそっくりな野菜ですが、「ウリ科 かぼちゃ属」の野菜です。
見た目はこのようにキュウリなんですけど、かぼちゃの仲間なんですね。
一般的になってきたとはいえ、日本ではまだまだなじみのない野菜ですが、ヨーロッパでは家庭料理にも良く登場する一般的な野菜です。
6月~8月の夏の時期が一番おいしい夏野菜で、一般的な緑色のズッキーニ以外にも、ビタミンカラーが可愛い黄色や白、コロンと丸い形のズッキーニと種類も沢山あります。
ズッキーニの食べ方 サラダや生でも食べられる簡単レシピ
見た目がキュウリなので生で食べるイメージがありますが、焼く・煮るなど火を通して食べる事が一般的です。
食感がきゅうりというよりも茄子に近く、ちょっぴり固いのが特徴。
皮も食べられ、もちろん生でも美味しく頂けます♪
ですが、ちょっと食感が固いので、キュウリのようにボリボリかじるのではなく、薄くスライスして食べられることが多いです。
食べてみて固さが気になる時は、ピーラーで薄くスライスしたり、薄切りして塩もみをすると柔らかくなって食べやすくなります。
私は薄くスライスして、ツナや玉ねぎと一緒にごまマヨネーズやわさび、柚子胡椒などで和えて食べますが、シャキシャキして美味しいですよ♪
味自体は茄子とキュウリを足して割ったような感じ。
正直「特にこれと言って味がない」というのが個人的な感想です。(笑)
でも、だからこそどんな料理にも合いますし、和風・洋風・中華といろんなメニューで活躍してくれる万能な野菜なんです。
トマトとモッツアレラチーズ ズッキーニのカプレーゼ
中でも一番簡単で美味しいのが「カプレーゼ」です。
材料
- モッツアレラチーズ :1個
- トマト :1個
- ズッキーニ :1/3程度
- 塩
- オリーブオイル
- バジル
トマトとモッツアレラチーズ ズッキーニのカプレーゼの作り方
- ズッキーニをトマトの大きさと合わせてカットして、ピーラーで薄くスライスする。
- トマト・モッツアレラチーズを7㎜程度の厚みにカットして、「ズッキーニ・トマト・モッツアレラ」と重ねて並べる
- オリーブオイルとバジルをふりかけて完成!
- βカロテン:皮膚や粘膜を強くする。乾燥や肌荒れを防ぐ
- ビタミンB群:人間のエネルギー源となる「炭水化物、脂質、タンパク質」の代謝を助ける
- ビタミンC:メラニン色素の生成を抑え、シミやそばかすを抑える
- カリウム:体内の浸透圧のバランスを整える、便秘やむくみを解消
どうせ塩をかけるのでズッキーニはそのまま塩もみしなくても美味しく食べられます。
バジルは無くてもいいのですが、あると香りが全然違うのでパパッと振りかけた方が断然美味しいですよ♪
オリーブオイルやバジルを揃えるのが面倒な時は、こんな「カプレーゼのソース」が100円程度でスーパーで購入できるので楽ちんです。
このカプレーゼ。
このまま食べてもおいしいのですが、レンジでチンするとモッツアレラチーズがトロトロに溶けて、また違った味が楽しめます(´∀`●)
驚くほどにチーズが伸びて、お酒に合う1品に早変わり♪
あっさり食べたいときはそのままで。
ちょっと味を濃い目に食べたいときは温めたほうがおすすめです!
ズッキーニの食べ方 一番簡単なのは「焼く」!
一番ポピュラーなのが「焼く」こと。
油との相性がいいので、オリーブオイルでさっと焼き目をつけて、塩やバジル系のハーブをふりかけるだけでも美味しいです。
火を通すことで香りも強くなるので、個人的には生よりも焼いたほうがおすすめです♪
焼き加減は、生でも食べられるので、完全に火を通さなくても大丈夫!
火加減やズッキーニの厚みや大きさで、シャキシャキとしたキュウリのような歯ごたえから、しんなりとした茄子のようなものまで、いろんな食感を味わえます。
また、ズッキーニと言えば…の定番メニューがラタトゥイユ。
フランス南部の郷土料理で、サイコロ状に切ったズッキーニやトマト、茄子や玉ねぎなどの夏野菜を炒めて煮込んだ家庭料理です。
トマトのさっぱりとした酸味と、カラフルな見た目が夏にぴったり♪
野菜を切って炒めて煮込むだけと、作り方も本当に簡単!
夏バテにも効果がある、まさに夏におすすめの料理なんです。
ズッキーニの栄養と効能は?夏バテに効果的と言われるのはなぜ?
そうなんです。
ズッキーニは夏バテにもぴったりの野菜。
どんな栄養や効果があるのか、さくっとみてみましょう♪
ズッキーニの栄養素と効果
ズッキーニに含まれる主な栄養素はこちらです。
なんとなく聞いた事があるような栄養素ですよね。
どれも私たちの身体に必要な栄養素なのですが、夏バテで特に気にしたいのが「カリウム」と「ビタミンB群」です。
カリウムが不足すると、脱力感や吐き気、食欲不振などのいわゆる「夏バテ」の症状が出やすくなります。
また、私たちの身体は…
ご飯を食べる ⇒ エネルギーに変える ⇒ 生命を維持
と、食べた食事をエネルギーに変える事で、健康な体を維持できているのですが、ビタミンB群が不足すると食べた食物を上手にエネルギー変換することが出来ず、疲れを感じやすくなります。
夏バテの大きな原因と言われているのが、まさにこの「カリウム」と「ビタミンB群」の不足なんですね。
大量の汗をかく暑い夏。
その汗とともにナトリウムやカリウム、ビタミンBやビタミンCも一緒に体外に排出されます。
ナトリウムはいわゆる「塩」ですよね。
食べ物からも摂取できますし、熱中症対策として夏によく飲むスポーツドリンクや塩タブレットなどで意識的に摂取する人が多いため、不足する事は実は少ないと言われています。
ですが、カリウムは水溶性で水に溶け出てしまうため、調理した時の損失も大きいので、意識して摂取しないとなかなか摂りずらい栄養分。
ズッキーニにはこのカリウムが特に豊富に含まれていますし、夏バテ予防の食材としてぴったりなんですね。
ズッキーニに含まれるβーカロチンは脂溶性の栄養素。
油で炒める事で、生で食べるよりもより吸収率が高くなります。
油と相性がいいズッキーニを加熱して食べる事で、より効果的にβカロチンを摂取することができます。
夏バテ防止にはビタミンBがたっぷりの豚肉を使って、栄養をまるっと摂れる「ラタトゥイユ」がおすすめです♪
ズッキーニの保存方法や日持ちはどれくらい?
・・・と、夏バテ予防や調理のしやすさ、カラフルな見た目が人気で、ズッキーニは夏の野菜としても段々定着してきています。
最近では家庭菜園でズッキーニを栽培しているお宅も多くなっているので、おすそわけでいただくこともあると思います。
そこで最後に、ズッキーニの保存方法や期限と日持ち。
スーパーで購入する時の選び方についてご紹介させていただきますね。
ズッキーニの選び方
スーパーや八百屋さんでズッキーニを購入するときは…
上から下まで太さが均一
色は濃い緑色で無駄に大きすぎないもの
表面がつやつやして、角がかくかくしているもの
これが美味しいズッキーニを選ぶポイントです。
大きすぎるズッキーニは一見お得そうですが、中身がスカスカな事も。
大きさにはこだわらず、他のズッキーニと比べて「普通サイズ」のものを選んだ方があたりが多いようです。
また、スーパーで売られているズッキーニの形は、キュウリと違って少し角ばっているタイプが多いのですが、その角がしっかり「カクカク」しているのも新鮮なポイントです。
ズッキーニの保存方法と日持ちの目安
ズッキーニは乾燥しやすい野菜です。
手に入れた後は一本ずつラップや新聞、キッチンペーパーなどにくるんで野菜室に保管します。
涼しいところにおいてあげると1週間ほどは美味しく食べられます。
でも、冷やし過ぎには注意です!
以前「冷やした方がいいんだ♪」と普通に冷蔵庫に入れていたのですが、傷みが早かったんですよね…。
調べてみると、冷やし過ぎはかえって傷みやすくなるそうなので、冷蔵庫に保存するときは野菜室に入れてあげた方がいいですよ。
また、カットしたズッキーニは傷みやすいので、切った物を保存するときは断面をラップでつつみ、なるべく早めに使った方が美味しく食べられます。
ズッキーニは生で食べられる?味や栄養 効果や保存法のまとめ
いかがでしたか?
夏バテ防止にぴったりなズッキーニ。
いい意味で「個性がない」味なので、料理のバリエーションも豊富♪
さっぱりと味付けをすれば、食欲がない夏でも美味しく食べられます。
まさに暑い夏にぴったりの食材ですね。
私が家でよく作るズッキーニレシピをまとめました。簡単に出来てお弁当のおかずにも使いまわせる便利なレシピや、友人にも大人気の美味しいズッキーニ料理のわかりやすい作り方をご紹介させていただいてます。
見た目にもカラフルなズッキーニや夏野菜をしっかり食べて、暑い夏に負けずに元気に乗り切りたいですね(´∀`●)!
最後までお読みくださってありがとうございました!