それは、ある晴れた土曜の昼下がり…。
ちょっと遅めのランチ(親子丼)を食べている時の出来事でした…。
口の中でもぐもぐとご飯を噛んでいる時に訪れた突然のくしゃみ。
「fうnがごっっ!?」
一瞬何が起きたのかわからず、もだえ苦しむ私を襲ったのは
喉の奥から逆流して鼻に入ってしまった、親子丼の異物感と喉のヒリヒリでした。
!死ぬほど気持ち悪い…
つか…痛い!!(;´Д⊂)
これは、どうにかしてこの苦しみから抜け出すべく、鼻の奥に詰まった食べ物を取り除く為に行った一部始終の記録です。
もくじ
鼻に食べ物が詰まった時のとりあえずの対処法
嵐のような衝撃もひとまずおさまり、とりあえず状況を確認します。
スンスンと鼻をすすってみると、どうやらブツが詰まっているのは、右の鼻の穴の奥の様…。
とりあえずやってみたことがこちらです。
「鼻をすする」。
とりあえず鼻をすする…は場合によっては逆効果!?
生まれつき体に備わっている本能からか、この食べ物(ご飯粒と思われる)を取り除こうと、無意識のうちに思いっきり鼻をすすりました。
左の鼻の穴を指で押さえ、右の穴だけで思いっきり「スン!!」と吸い込みます。
・・・が。
・・・出ない(´;ω;`)。
どれだけフンフンと鼻をすすっても一向に出てくる気配はありません。
むしろさらに鼻の奥に入った感じがします。
たまらずネットで検索してみると…
片方の穴を押さえてゆっくりと2~3秒長めに吸う
これでご飯粒やちょっとした食べ物は出てくるという人が多いようなんです。
そうか!!長めかーー!
…と、今度は、竹内涼真君が横を通ったのをまず脳内でイメージ。
残り香を一つ残さず吸い込むように「ずずーーーっっ!!」っと吸い込みました。
・・・
・・・・・
・・・・・・・
出ねぇ・・・。
5~6秒は吸ったのに!!
ヤバい!このままじゃ鼻の奥で親子丼が腐っちゃうんじゃ!?
。゚(゚´Д`゚)゚。
焦る気持ちを押さえつつ、よくよくネットを調べてみると、異物の種類や形によっては粘膜の襞の中にはまり込む物もあるよう。
こうなると、異物は動かずに辛い状態が続くようなんです…。
手前の方にあるときは、鼻をかんだ方がいい場合もあるみたい。
とりあえず、もう遅いかもとは薄々感じつつも、鼻をかむ方向へシフトチェンジです!
・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・うん。出ない。
新たな取り出し方を試すべく、ネットの海へと繰り出してみました。
鼻に食べ物が詰まったので取り方をいろいろと試してみた!
その後もネットで鼻と口の間らへんに食べ物が入った時の対策をググってみました。
みんな、結構同じ事に悩んでいるようで、米粒だけじゃなく、パスタや蕎麦が鼻に入った人なんかも結構いました。
調べてみると・・・
- 2~3日我慢したら自然と出てくるから耐えろ!
- ぬるま湯で鼻をうがいすると一発で出る
- 鼻にこよりを突っ込んでくしゃみをすると出る
- 両方の鼻をつまんで鼻をすすると喉に落ちてくる
- 諦めて耳鼻科に行く
同じ苦しみを味わった同志たちの戦いの結果が、まぁいろいろとありました!
とりあえず、一番つらそうな鼻うがいは後回し。
病院は最後の手段にとっておき、簡単なものから試した結果をまとめます。
- 2~3日我慢するから耐えろ!:喉の奥のヒリヒリした痛みが我慢できず却下
- 両方の鼻をつまんで鼻をすする:ピクリともしない
- 鼻にこよりをつっこんでくしゃみ:若干移動した感はあるが出てこず
残念ながら、簡単にできそうな方法では、鼻の奥深くに詰まった親子丼を取り除くことは出来ませんでした…。
鼻の奥に詰まったご飯を取り除いた方法はこれだった!
こうなったらもういよいよ最後の手段、鼻うがいです。
鼻うがいとは、鼻の中に専用の洗浄液や生理食塩水を流し込み、鼻の中のほこりや異物。
鼻水や鼻づまりを水と一緒に口から出すことで、鼻の中を寝こそぎスッキリさせることができる健康法です。
鼻をスッキリ出来る!と、花粉症や風邪の時期にやっている人も多いやり方なんだそう。
実際に、この方法で鼻の異物を取れた人も多いようでした。
…いや、でも…。
鼻から水を入れて口から出すって…溺れるやん?
と。
正直、怖かったんですけど、もうこれしか手段はない!
耳鼻科で「鼻に親子丼が・・・」なんて言う勇気もない!!
恐る恐るやってみた結果…
・・・
・・・・・
・・・・・・・
とれましたーーーーー!!
慣れない鼻うがいでげほげほ言いながらも鼻をかむと、「スポン!」と突如異物感が消えたんです!
その後、恐る恐る鼻を噛んだ時に、中から出てきたのは・・・
ひじき。
親子丼じゃなかったwww
鼻うがいをするときに気をつける事
とりあえず、鼻うがいヤバいっす!!
同志たちの助言はやっぱり正しかった!!
ですが、やり方によっては逆効果になる事もあり、いろいろと注意することもあるみたいです。
最後に気をつけるポイントとやり方をまとめます。
鼻うがいをするときに気をつける事
- 水道水は使わない
- 生理食塩水を作る時は、塩分濃度を体液と同じ濃度にする
- 鼻うがいをした後はすぐに鼻をかまない
アメリカでは鼻うがいによる死亡例もあるよう。
水中に含まれていたアメーバとの関連があるのでは?と言われているそうです。
日本の水道水はきれいとはいえ、やはり雑菌なども多少は残っているでしょうし
確証はありませんが、安全のために、ドラッグストアや薬局で鼻うがい専用の洗浄液を購入したり、生理食塩水を使って行った方がよさそうです。
もしも水道水を使う時は、10分以上沸騰させたものを使用します。
沸騰して冷ました水をそのまま使うと、体液との浸透率の違いでツーンとした痛みを感じる事が。
体液と同じ塩分濃度の0.9%の塩水で鼻うがいをする事で、痛みを感じず楽に鼻うがいができます。
0.9%の濃度の食塩水を作るには、1Lあたり9gの塩が必要。
1Lも必要ないので、500mlのペットボトルに小さじで1杯より少し少なめの塩を入れて作ります。
※小さじ1杯だと塩は約5gです。
また、温度は35度が適温。ぬるめのお風呂くらいが刺激が少ないと言われています。
鼻うがいをするとわかるのですが、すぐに鼻をチーンと噛みたくなります。
ですが、うがい中に誤って水が耳管に入ってしまったような場合は、鼻を噛む事でさらに水が耳の奥に行ってしまう事もあるよう。
そうなると、余計に水が耳管に入って中耳炎になる事もあるそうです。
耳の方に水が入ってない時はいいかもですが、初めての鼻うがいの時は気をつけた方がいいですね!
鼻うがいのやり方
以上の事に注意しながら、実際にやってみました。
ドラッグストアに鼻うがい用の洗浄剤を買いに行く余裕もなかったので、家で生理食塩水を作成です!
- お湯を10分以上沸騰させ、人肌になるくらいまで冷ます
- 綺麗に洗った500mlのシェイカーに小さじ1杯より少なめの塩とぬるま湯を入れる
- シャカシャカ振ってしっかり撹拌させ、鼻に吸引しやすいようにコップへ
- 異物の入っていない鼻の穴を指でしっかりと押さえて、片方の穴でズズーッと水を吸い込む
- ダラダラと鼻から垂れ流し
こんな感じで実施です。
コップは小さめの物に、ふちぎりぎりまで生理食塩水を入れておくと吸い込みやすいです。
鼻うがいは鼻から喉に水を流すやり方ですが、慣れないうちは「鼻から入れて鼻から出す」方法がやりやすいよう。
実際にやってみると、食べ物が入った方の鼻は詰まっていて、喉まで落ちてこない状態でした。
なので、鼻から吸って、鼻から出すを繰り返したのですが、3回目くらいでちょっと鼻が通るように。
その後、鼻を噛んでひじきが出てきた感じです。
初めての鼻うがいでドキドキでしたが、思ったほど痛みもなく、ちょっぴりツーンとするだけでした゚(´∀`●)
鼻に食べ物が詰まった後 その後の経過と戦いを終えた感想
とりあえず、今回はこんな感じで無事にひじきを取り出すことができました。
今回の教訓として…
食べ物が鼻の奥に詰まった時は、吸い込まずにまずは鼻を噛む
これが一番かなぁと感じました。
最初に思いっきり吸い込んでしまった事で、さらに奥に行ってしまったのが失敗だった気がします。
しかもひじきですしね。(笑)
いい感じに鼻の粘膜に張り付いて取れなかったんだと思います。
でも、無理にあれこれすると鼻や耳、喉の粘膜を傷つけることもあるので
どうしてもダメな時は、耳鼻咽喉科へ行って診察を受けるのが一番なんだと思います。
最後に、これを読んでくださっている方が、一刻も早くスッキリできますように!