花粉症になる人とならない人の違いは何なのか。
体質か?遺伝なのか?それとも私がなにかしたのか!?
「虫歯になった?歯ちゃんと磨いてないからでしょ!」
うんわかる。これならわかるんです。
そりゃ自分が悪いって。
でも、花粉症って違いますよね?
発症するまで、別になにかしたわけじゃないのに、なんで花粉症になる人とならない人がいるんでしょう?!
「花粉症なの?大変だねー。うち花粉症じゃなくて良かったわ+.(*’v`*)+」
と、顔中カサカサ鼻水じゅるじゅるの私に対して、キラキラと爽やかな笑顔で放った友人の言葉に
「フェアじゃない!
((o(●´皿`●;)o)) 」
と、なんだか悔しくなったのでいろいろと調べてみました。
- え?てかそもそも花粉症っていったい何なの?
- 花粉症になる人とならない人の違いはなに?
- 花粉症にならない人は一生ならないの?
調べてわかった花粉症の基本についてお届けします。
もくじ
なぜ花粉症になるの?花粉症はアレルギー?
なぜ花粉症になる人とならない人がいるのか。
その謎を解く為にも、まずはなぜ花粉症になるのかというメカニズムについて一度しっかり押さえておく必要があります。
以前、こちらの記事で花粉症の基本的な症状についてご紹介しました。
花粉症って突然なるの?何科を受診すればいいのか予防と対策の基本
ある時突然襲ってくる鼻水や目のかゆみ!
これって花粉症なの?なんで急に?そもそも花粉症って何!?
病院は何科に行けばいいの?なんて花粉症の基本のご紹介です。
花粉症は季節性アレルギー鼻炎。
その名の通りアレルギーの病気なんですね。
アレルギー・・・。
普段よく耳にする言葉ですけど、そもそもアレルギーっていったいなんなんでしょ?(。’A`)
まずはアレルギーとはなんなのか?をみてみましょう。
花粉症と免疫の関係!アレルギーってなんですか?
アレルギー(独: Allergie)とは、免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。免疫反応は、外来の異物(抗原)を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。
ふむ。アレルギーとは過剰な免疫反応のことのようです。
アレルギーとはなにか?
それを知るためにはまず、私たちの身体が生まれつき持っている「自己防衛システム」を紐解く必要がありそうですね!
子供がかかる有名な病気に「はしか」という病気がありますが、このはしかは「一度かかるともうかからない」と言われていますよね?これは身体の中にはしかに対する免疫ができるため。
私たちの身体では、体内に細菌やウイルスなどの病原体が入ってくると、これらに対抗する「抗体」がつくられます。
次に同じ病原体が入ってきたときに、この抗体が病原体をやっつけて病気にかからないようにしてくれるんですね。
この素晴らしい自己防衛システムが「免疫」と呼ばれるもの。
私たちの身体って本当によくできていますよね+.(*’v`*)+!!
でも、この自己防衛システムは決して完璧ではありません。
ウィキペディア先生でも言われてるように「免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こる」事があるんです。
季節性アレルギー鼻炎の花粉症の場合、花粉に対して過剰な免疫反応を起こした結果、鼻水や鼻詰まり、目の痒みといった非常に困った花粉症の症状が、「アレルギー反応」として表れて自分の身体に害を与えるわけなんです。
つまりアレルギーと言うのは過剰な免疫反応。いわば免疫システムの誤作動のようなものなんですね。
花粉症のメカニズム!どうしてアレルギー反応が起こるの?
アレルギーがなんなのかというのはわかりましたが、なぜそれが花粉によって引き起こされちゃうんでしょう?
ここで花粉症のメカニズムについてちょっと触れてみたいと思います。
花粉症はその名の通り「花粉」によって引き起こされるもの。
体内に入ってきた花粉は決して病原体のような害のあるものではないのですが、免疫システムが誤作動を起こした場合にこの花粉を「害のあるもの」と判断してIgE抗体という抗体を作り出してしまいます。
IgE抗体は、花粉が体内に侵入するたびに作られていき、花粉が侵入してきた鼻や目、喉などの粘膜周辺にどんどん増えていくんです。
そうしてある一定の量まで増えると、ついに「花粉症が発症する準備」が整ってしまいます!
「体の中にある花粉のタンクがいっぱいになると花粉があふれ出て花粉症になる」なんて話を聞いたことはありませんか?
冗談みたいな話ですけど、これはIgE抗体が一定量を超えると花粉症を発症するというところからきているんですね。
IgE抗体が一定量以上増えた体は、もういつでも花粉症を発症させる準備ができています。
後はとどめの花粉が体内に来るのを待つだけ…。どんと来いな状態です!
この準備が整ったところにさらに花粉が入ってくると、体中に広がった抗体が花粉と結びつき体を守ろうと防御反応として花粉に対して攻撃を仕掛けるために、化学反応を引き起こします。
この時の作用によって、かゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった「花粉症の症状」がでてくるんですね。
うん、なんてありがた迷惑なんだ!(;´Д⊂)
花粉症になる人とならない人の違いは体質にあるのか!?
ここでいよいよ本題ですが、この「免疫が過剰に反応しちゃう人」。
つまりはこれが花粉症患者さんってわけですよね。
ここです。
なぜ免疫が過剰な反応を起こす人と起こさない人がいるのか。
最後の謎に迫りたいと思います!
アレルギーと免疫の関係!免疫が過剰に反応する人ってどんな人?
過剰な免疫反応を起こしてしまう人をアレルギー体質の人という風にも言いますが、アレルギー体質になる原因はいったいなんなんでしょう?
アレルギー体質についてはいろいろと言われていますが、大きな原因は…
- 親からの遺伝によるもの
- 食生活の乱れやストレスによる免疫力の低下と乱れ
だと言われています。
遺伝に関してははっきりと解明されていないようですが、アレルギー体質が遺伝する可能性は少なからずあるようです。
しかし、花粉症に関して言えばここ十数年の間の花粉症患者の急激な増加を見ると、遺伝的なものというよりも後天的な影響によるものが大きいと思います。
そう考えると気になるのが「食生活の乱れやストレスによる免疫力の低下と乱れ」でアレルギー体質になることがあるという事。
免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザんかかりやすくなる…なんてよく聞きますよね。
がんへのリスクも高くなる!なんて言われてるくらい、免疫力は病気を防ぐのに大切な役割を果たしてるんです。
また、ただ免疫力が高いだけでもいけません。
体に害のあるものとそうでないもの。
それをしっかりと見分けて正しく免疫機能を働かせるためには「免疫を整える」ことも大切なんです。
花粉症で花粉に対してアレルギー反応を引き起こすそもそもの原因も、免疫システムのが花粉を敵だと誤認識した為でしたよね。
免疫力が低下し、さらにバランス乱れる事によって
「こいつは敵か?敵なのか?(`・ω´・ ●)?」
と判断する免疫システムの司令塔のバランスが崩れ、花粉に対してアレルギー反応を起こしてしまうと。
…なるほど。
とすると、おそらく花粉症にならない人というのは免疫力が高く、バランスが整っている人といえるのでしょう。
なんとなく「花粉症になる人とならない人」の違いが見えてきた気がします。
がしかし!!
「花粉症?免疫力が低下してるからよ!」なんて言われてもピンと来ないですよね
(;´・ω・)
いやいやいや、免疫力とかどうこうした覚えないし!って、まだちょっと納得できません。
最後に、免疫力がどうして低下しちゃってのかを突き詰めてみたいと思います。
免疫力が低下してバランスが崩れる原因はなに?
毎日の中で免疫のバランスを崩す原因となるものを調べてみると次のようなものがありました!
- 加齢
- 偏った食生活による栄養バランスの乱れ
- ストレスフルな生活
- 不規則な生活サイクルや睡眠不足
- 喫煙
- 運動不足
私・・・全部当てはまっちゃったんですけど・・・
彡(-_-;)彡
でもこれって現代の多くの人に当てはまることだと思うんですよね。
花粉症の発症に免疫力の低下が関係してる以上、花粉症にかかる人が年々増加しているのも納得な気がします。
ただでさえ加齢によって免疫力が低下するのに、生活スタイルでさらに自分で免疫バランスを乱れさせちゃってたらそりゃ花粉症にもなっちゃうのかもしれません(‘・_・`)
花粉症にならない友人に生活スタイルを聞いてみると、やっぱり自分でいろいろと気を付けてるそうなんです。
- 睡眠は6時間以上はしっかりとる
- 休みだからと夜更かしをして生活サイクルを崩したりしない
- 免疫力を高めるような食べ物やサプリメントを意識して摂る
- 週に1度は体を動かす日をつくる
免疫力はアレルギー以外にも私たちの身体を守る大切な役割を果たしてるもの。
「花粉症?免疫バランスを崩してるからよ!」
今ならこう言われても「・・・ですよねー(≡ε≡;)」って言える気がします。
花粉症を発症しない人にはそれなりの理由があったんですね。
まずは私も免疫力を整える為に、日々の生活を見直していこうと思いました!
花粉症に悩む皆さんも、毎日の食生活や生活サイクルを一度見直して「免疫バランスを調える生活」にチェンジしてみると花粉症が改善されるかもしれませんよ(*´∀`)b
最後までお読みいただいてありがとうございました!