異常に暑い今年の夏…。
ちょっと外で仕事や作業をしたり、お出かけに遊びに出ただけでも滝のように汗が流れてしまいますね…(;´Д⊂)
例年の夏以上に計画的な水分補給や塩分チャージのタブレットや飴などで塩分補給をして熱中症対策に心がけたいのですが…
そういえば、塩分補給のタブレットってどのタイミングで食べるのが効果的なんだろう?
そもそも、あの塩分チャージ系のお菓子って効果あるの?
と、ふと疑問に。
どうせならできるだけ効果的に熱中症対策がしたい!…と、塩分チャージ系のお菓子についてまとめてみました。
もくじ
塩分チャージのタブレットの効果って?食べることでどうなるの?
『夏場は水だけじゃなく塩分もしっかり補給しましょう!』
7月~8月になると良く聞かれる言葉ですよね。
こちらでもご紹介していますが、汗で流れる塩分量と1日に摂取する塩分の量などを考えて計画的に塩分を補給することは大切なんですよね。
しかも、ここ最近は「水中毒」という言葉もよく耳にするようになりました。
結果、だるさや頭痛や吐き気、めまいやむくみなどの症状が出て、ひどい時には死に至ることも。
このように、水だけを大量に摂取することで体の不調を引き起こすこともあるので、適度な塩分補給も大切なんですね。
熱中症予防に水分補給は大切だけど…
また、合わせて意識したいのがジュースや甘い炭酸飲料などの「糖分を多く含んだ飲み物」の大量摂取です。
こういった飲み物を大量に摂取することで血糖値が急激に上昇し、飲んでも飲んでものどが渇くという状態になってしまうんだとか。
こうなると、水分の取りすぎになってしまいます。
一方、お茶やコーヒーなどには「利尿作用」があります。
水分補給をしているつもりでも、結果的に体外に排出される水が増えて「脱水症状」になってしまう事もあるんですね。
こういった場合も水分量とナトリウム量のバランスが崩れてしまう結果に…。
熱中症が起こる仕組み
そもそも、熱中症とはなぜ起こるのか。
なんとなくはわかっているつもりですが、改めて厚生労働省の資料を見てみました。
大量に汗をかき水分とナトリウムを失った後、水分のみを補充した場合など、血液中のナトリウム濃度が低下し過ぎると、それが筋肉の収縮を誘発して、工具を握っている手を自分で
は開くことができなくなったり、手足がつったりすることがあります。このような状態を「熱けいれん」と呼びます。
さらに、脱水が進行して体内の水分が慢性的に不足すると、消化液の分泌が不十分となり、消化管自体の血流が不足して胃腸障害や食欲不振が生じたり、さらには筋力の低下や脱力感を生じたりすることがあります。
頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下などの症状も発現します。このような状態を「熱疲労」と呼びますが、以前から熱疲弊ともいわれていました。
体温が上昇して 40℃を超え、脳の視床下部に存在する体温の中枢にまで異常を来した状態を「熱射病」と呼びます。
このような場合には、昏睡、けいれん、ショックなどの重症な症状が認められるようになり、また、横紋筋の融解、さらには肝臓・腎臓機能障害や血液凝固異常を併発
していることもあり、生命の危険に陥ります。
これを見ると、熱中症の予防には…
- 塩分を補給して体液のバランスを整えること
- 利尿作用や過剰な喉の渇きを引き起こさない飲み物で適切な水分量を摂取すること
このあたりをきちんと意識することが大切なんだなぁという気がします。
そこで、水と塩分をバランスよく摂取できると人気なのが「塩分チャージ系」のタブレットや飴なんです。
塩分チャージの飴やタブレットを水と一緒に食べることで、理想の体液のバランスに近づけることができる。
つまり…
POINT! ナトリウム以外にもカリウムなどの電解質、ビタミンCやクエン酸なども一緒に補給できる
POINT! 携帯に便利で水さえあれば理想の水分補給ができる
こんな理由から最近は塩分チャージ系のタブレット商品が人気なんですね。
塩分チャージのタブレットは一度に何個食べるのが効果的なの?
ではこの塩分補給のタブレットは、一体どれくらい食べるのが理想なのでしょう?
厚生労働省の資料によると、定期的な水分、塩分の摂取については…
作業強度等に応じて必要な摂取量等は異なりますが、WBGT 基準値を超える場合には、少なくとも0.1~0.2%の食塩水又はナトリウム 40~80 ㎎/100 ㎖のスポーツドリンク又は経口補水液等を、20~30 分ごとにカップ 1~2 杯程度は摂取することが望ましい
とありました。
塩分チャージタブレットは一度に何個食べたらいいの?
これを参考に、成分表をチェックしナトリウム40~80mlで水100mlを基準にいつも食べている塩分補給のタブレットの摂取量をはじき出してみたところ…
例えばこちらの塩熱飴。
エネルギー代謝や水分の吸収を助けるカルシウム、カリウム、マグネシウム、クエン酸が含まれていて、さらに疲労回復やスタミナ維持を助けるビタミンCや必須アミノ酸なども含まれているので、スポーツをする方や屋外作業で仕事をする方にも人気の商品です。
こちらの場合は「100mlの水と一緒に1粒」摂れば「0.1〜0.2%の食塩水またはナトリウム40〜80mg / 100ml」になります。
また、夏に大人気の「カバヤの塩分チャージタブレッツ」。
最近は塩レモン味も出ましたし、地域限定のこんな味も出ているんですね。
こちらは塩熱サプリとは違い、カルシウム、マグネシウムなどは含まれていませんが「カリウム」が含まれています。
タブレットに入ったキャンディーチップの食感と味が絶妙に美味しくて、一度食べるとやめられないんですよね。(‘ε`汗)
こちらは1粒あたりに含まれるナトリウム量が41.4mgなので…
目安としては 1~2粒を100mlの水と一緒に摂取 すれば厚生労働省推奨濃度と同等の電解質補給になります。
汗の量や作業強度によって摂取量は異なりますが、何粒食べるかというひとつの目安にはなりますね。
(あくまでも目安です)
塩分チャージタブレットを食べるタイミングは?
また、食べるタイミング。
こちらも先ほどの厚生労働省の資料を参考にすると・・・
となります。
また、体内のナトリウム濃度によっては水を飲みたいという気持ちもなくなる…という事でしたし、喉の渇きだけを基準にして水分を補給するのはちょっと心配ですよね…。
そこで私はこれを基準にして…
『1時間に2回、コップ半分くらいの水とカバヤの塩分チャージタブレッツ1粒』を定期的に摂るようにしています。
私は日中は7~8時間ほど屋外での仕事。
毎日滝のように汗をかいているのですが、こうして水分と塩分を補給することで、とりあえず今のところは熱中症になっていません。
大人でも屋外や蒸し暑い屋内で集中して作業をしていると、急に具合が悪くなる昨今の暑さ…。
遊びに夢中になっている子供たちも、自分じゃ気付かないうちに脱水症状になっていることもあるので、定期的な水分補給はやはり大切だと感じます。
塩分チャージのタブレットの効果と食べるタイミング【熱中症対策】のまとめ
汗の質や運動量、その日の体調や食事などでも状況が変わってくるので、一概に「これをすれば熱中症にはならない」という答えはないのが現状ですが…
それでも、できるだけの対策や予防はやっておきたいです!
- 体液のバランスを保とうとして体が水分を欲しなくなることもあるので、喉の渇きだけが脱水症状のサインではない
- 大量に汗をかいた時は、体内のナトリウム濃度を意識した水分と塩分補給をする
このあたりを意識しつつ、猛暑日はこまめに計画的な熱中症対策を心がけていきたいですね!
こんな記事も書いてます。